最も狂った方法で解決された難事件5選

犯罪

地道な捜査だけが捜査ではありません。

TVドラマにおいて常に安定した人気のあるジャンルの一つとして、刑事ドラマが挙げられます。

相棒』や『遺留捜査』、『警視庁ゼロ係』など、何度も新シリーズが製作されているものについては、必ずチェックするという人も多いでしょう。

こういったドラマでは、如何にして難事件を解決するかが一つの見どころになっており、時に主人公は、かなり奇抜な方法で犯人を見つけ出します。

しかし、これからご紹介するような解決法は、色んな意味で、刑事ドラマに採用するのはまず不可能でしょう。

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1 オウムが唯一の捜査協力者

レストラン

1942年、ニューヨークでレストランを経営するマックス・ゲラーという男性が、店内で何者かに射殺されるという事件がありました。

目撃者の数は約20名

しかし、証言することによって犯人から報復されるのを恐れたためか、積極的に捜査に協力しようとする人はなかなか出てきませんでした。

彼らの他に事件を目撃していた存在といえば、名物マスコットとして店の中で飼われていた一匹のオウムだけ。

オウム

オウムが犯人を教えてくれたらどんなに捜査が楽になるか。

おそらくはそんなことを考えつつ、ダメもとで刑事がそのオウムに話しかけると、

「ロバー!ロバー!(Robber! Robber!)」

という言葉を連発するばかり。

強盗(robber)」という単語をそのオウムが知っているらしいことは分かったものの、「強盗だ!」と言われたところで大して捜査の役には立ちません。

有力な手がかりの無いまま、1年が経過。

時間

あるとき、このオウムに再び注目した刑事が現れました。

実はそのオウム、店の常連客の名前を覚えて、入口でそれらの名前を連呼するように訓練されていたのです。

となると、犯人の名前を覚えている可能性もあります。

ここでその刑事はあることに気づきました。

オウムが「ロバー!ロバー!」と言っていたのは、ひょっとすると人の名前、すなわち「ロバート(Robert)」ではないか、と。

早速、レストランの常連客の名前を調べてみると、「ロバート・バトラー」なる人物のいることが判明。

男

しかも、射殺事件のあった直後にその男は別の州に移り住んでいました。

かなり怪しい男ですが、しかし彼を逮捕するには一つ重大な問題があります。

それは、容疑者の特定につながる証言をしたのが、一匹のオウムであるということ。

オウムがお前の名前を口にしたからお前を逮捕する、などと言われても、犯人はまず納得しないでしょう。

ところが、警察にとってラッキーなことに、この話を聞かされたロバート・バトラーは、自分が犯人であることを素直に認めたのです。

バトラーはその後、裁判で有罪が確定し、懲役15年を宣告されています。

2 ホームレスかと思いきや、実はマネキン

歩道

2017年、米国ネバダ州のラスベガスで、ホームレスの男性がハンマーで殺されるという事件が連続して発生しました。

次なる殺人を阻止するために警察が取るべき手段としては、犯人を現行犯で逮捕できるように、犯罪の起きた現場で張り込むことが考えられます。

しかし、この方法だと下手をすれば新たな犠牲者が出る可能性を否定できません。

では、警察官がホームレスの格好をして囮になるのはどうかといえば、これはこれで殉職の危険度が跳ね上がります。

そこで、ラスベガスの警察署は妙案を思いつきました。

全身に毛布を巻き付けた「マネキン」を適当な歩道脇に寝かせておいたのです。

マネキン

マネキンをホームレスだと勘違いした犯人が犯行に及んだ瞬間、警察が取り押さえるという計画です。

こんな安直なやり方が上手く行くのかと思いきや、しばらくすると、一人の男が近づいてきて、ハンマーを取り出し、マネキンの頭部を数回殴打

それを見ていた警察官がすかさずハンマー男を逮捕します。

ハンマー

男の名前はシェイン・シンドラー(30)。

その後の捜査で明らかとなった幾つかの証拠が、シンドラーがホームレス連続殺人の犯人であることを示唆していたものの、残念ながら決定的な証拠は入手できず。

おまけにシンドラーは、マネキンだと分かった上で「ホームレスもどき」を殴ったのだと主張し始めました。

このため、検察はこの事件を司法取引に持ち込み、結局シンドラーは、ホームレス殺害の件では訴追されない代わりに、殺人未遂で有罪となり、8~20年の不定期刑を言い渡されています。

3 蚊の体内の血液で容疑者を特定

車

2008年、フィンランドの首都ヘルシンキ北部の町で、一台の車が車道脇に乗り捨てられているのを地元の警察が発見しました。

その車が盗難車であることはすぐに判明しましたが、犯人の目星は全く付けられず。

しかし、そのとき現場にいた巡査部長は、普通ならまず気にも留めないモノに注目しました。

それは、車の中にいた「」です。

蚊

彼は一匹の蚊が車内に止まっているのを発見すると、犯人の血をその蚊が吸ったかもしれないと考え、蚊を捕まえて研究機関に送ったのです。

そして、蚊の血液から採取したDNAの鑑定結果を基に、犯罪歴のある者を警察のデータベースで調べてみると、一人の男のDNAがピタリと一致しました。

その男に事情を聴いてみると、ヒッチハイクをしている途中でたまたまその車に乗せてもらっただけ、という言い訳が。

車の持ち主が本当にこの男を乗せたかどうかは、調べればすぐに明らかになるわけで、これは相当に苦しい言い訳と言わざるをえません。

ちなみに、フィンランドにおける犯罪捜査の歴史で、昆虫によって犯人が明らかとなったのはこれが初めてなのだそうです。

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4 娘の大暴露で人生が終わった父親

女性

2012年、インドの人気TV番組に出演した或る親子が、視聴者に衝撃を与えました。

その親子とは、インド南部のヴィリュップラムという街に住む、ムルガン夫妻およびその16歳の娘です。

番組内でまず話題となったのは、娘が彼氏とともに駆け落ちしたという問題。

親としては娘の駆け落ちなどは到底許しがたいものでしょうし、娘は娘で恋人と自由な生活を送りたいという願望があります。

カップル

こういうのは簡単に解決できる問題ではないわけで、番組の司会者も、全員にそれぞれ反省すべき点があるのだから、家に帰ってから改めて話し合うべきだ、という実に無難な落とし所でまとめました。

通常の番組であればここで一旦このコーナーは終了し、CMに入るところでしょう。

しかし、この親子の議論はまだ終わりません。

むしろ、ここからが本番です。

そもそも、娘が彼氏と駆け落ちした理由の一つには、父親が怖すぎて家に帰りたくないという事情がありました。

怖い父親」と言っても、ブチ切れたらちゃぶ台を勢いよくひっくり返すという頑固オヤジ的な意味ではありません。

連続殺人犯」的な意味です。

男

番組の本番中、駆け落ちの件を非難された娘は、その反撃とばかりに、自分の父親が過去に3人を殺害し、その死体を自宅の敷地内に埋めたことを暴露しました。

スタジオ内が騒然とする中、実の娘から人殺しであることをバラされた父親は、収録が終わるやいなや、もう二度と会うことは無いと妻に一言告げて逃走。

これを受けて警察がムルガン家の自宅を捜索したところ、裏庭から3人の死体が発見されました。

庭

その後、逃げていた父親は逮捕され、事件の全容も明らかに。

犠牲となった3人は、自分たちの宝石類をムルガンに預けていたのですが、その返還を請求した直後、全員が彼に毒殺されていたのです。

5 殺された被害者の記憶を持つ子供

高原

シリアとイスラエルの国境付近にあるゴラン高原に住む或る男の子は、生まれたときから頭部に細長くて赤いアザがありました。

彼が3歳になったとき、にわかには信じがたい事を家族に打ち明けます。

その話によれば、彼は前世において、近くの村に住んでいる一人の男によって斧で殺されたとのこと。

常識的に考えて、いきなりこんな話をされても大人は相手にしないでしょう。

しかし、その子の家族はイスラム教のドゥルーズ派に属していたため、人間が生まれ変わるという概念を真面目に捉えており、その話を信じるのに何ら抵抗はありませんでした。

蘇生

彼は、前世での自分の名前や、住んでいた村の名前、そして、自分を殺害した男の名前まで全て正確に記憶していたのです。

その後、男の子は大人たちと共にその村を訪れ、「殺人犯」と相見えました。

その男は、顔から血の気が引きつつも、殺人の事実を真っ向から否定。

そこで男の子は、死体が埋められている場所へと大人たちを案内します。

実際に掘り起こしてみると、白骨化した死体が出てきました。

骸骨

頭蓋骨に残った傷跡は、彼の頭部にある赤いアザとその位置や形がほぼ一致

さらに、凶器と思われる斧も発見され、その男は遂に殺害の事実を認めたのです。

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