難事件を自分で解決した被害者6選

最後に頼れるのは自分だけ…

殺人事件誘拐事件において、犯人が証拠らしい証拠を何も残さなかった場合、捜査は極めて困難なものになります。

事件が迷宮入りになることもあるでしょう。

しかし、被害者本人が決定的な手掛かりを残していた場合は話が異なります。

事件が起きた正にその瞬間に犯人と接触していた被害者のメッセージほど、有力な証拠はありません。

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1 監禁されながら残した最後の手掛かり

ドラッグ

イングランドのウィルトシャー出身で、ドラッグの密売により荒稼ぎをしていたケネス・リーガンという男がいます。

常に多額の現金を持ち歩くことから「キャプテン・キャッシュ」とも呼ばれていた彼は、2003年、運送会社を経営するアーマジット・チョーハンという男性に目を付けました。

ごく普通のビジネスの話だと思わせ、彼はチョーハンと面会します。

しかし、リーガンの真の目的は、彼の会社を乗っ取り、ドラッグ密売に利用することでした。

部屋

数日間チョーハンを監禁し、事業譲渡の契約書にサインをさせると、リーガンは彼を殺害

さらに、チョーハンが自分の家族とともに失踪したように偽装するため、二人の子供、そして妻の母親も殺したのです。

死体は全て海に沈められましたが、子供を除く3人の死体が後に海岸で発見されます。

そして、チョーハンの死体を調べたところ、彼の履いている靴下の中から一通の手紙が。

手紙

それは、監禁される前に彼がリーガンに宛てたものでした。

手紙の内容はビジネスに関することで、特に変わった所は無かったのですが、それは重要ではありません。

重要なのは、何故わざわざ手紙を靴下に隠していたのかという点です。

これはおそらく、監禁されているときに、殺される日が近いと悟ったチョーハンが、犯人の手掛かりを残そうとして取った行動なのでしょう。

その後、リーガンと彼の仲間は逮捕され、裁判で彼は終身刑を言い渡されました。

2 死ぬ直前のブログで犯人を逮捕

ブログ

香港からニューヨークに家族と移住したサイモン・エンにとって、新天地での生活は決して順調ではありませんでした。

普段は大学に通っている彼は、ストレスを紛らすためにブログを書くようになります。

2005年5月12日、いつものように自宅のアパートでブログを書いていると、ジン・リンという男が訪ねてきました。

彼は、エンの妹であるシャロンの元カレです。

釣り竿

用件を聞くと、貸していた釣り竿を取りに来たとのこと。

そしてこの数分後、リンはいきなりエンの胸を刺し、その体を縛ります。

部屋の中でしばらく金目の物を物色していたリンは、目ぼしい物が見当たらないのに苛立ち、シャロンの帰りを待ちました。

午後9時半ごろ、シャロンが帰宅すると同時に彼女を刺殺

ナイフ

その後、エンにとどめを刺して彼は逃走したのです。

物的証拠に乏しいこの事件を解決したのは、殺される直前までパソコンに向かってエンが書いていたブログです。

彼の最後の投稿は以下のような内容でした。

とにかく今日は妙な日だ。

3時に誰かがチャイムを鳴らしたと思ったら、妹の元カレだった。

釣り竿を取りに来たらしい。

外で待っててくれと言ったのに、コイツは今、僕のそばでタバコを吸いながらうろうろしている。

しかも土足で。

二日前に床をキレイにしたばかりだというのに。

早く出て行ってくれないものか…。

この直後、キッチンにあったナイフでリンはエンを刺したのです。

ブログの内容から警察はすぐにリンを逮捕。

2008年、彼は、二人を殺害した罪で仮釈放無しの終身刑を宣告されています。

3 親友が出来て一件落着

赤ん坊

次にご紹介するのは、意図的にではなく、本人の知らない間に偶然事件を解決してしまった珍しい事例です。

1997年、南アフリカ共和国に住む女性が、ケープタウン病院で女の子を出産した直後、その子が何者かに連れ去られるという事件が発生しました。

誘拐されたのは、ゼファニー・ナースという名前の赤ん坊。

犯人の方は看護師に扮装していたとか。

それからゼファニーは、自分に本当の親が別にいるなどとは夢にも思わず、犯人によって与えられた名前で生活していました。

学校

17歳のとき、同じ学校内に、自分とよく似た顔の女子生徒がいるというウワサを彼女は耳にします。

相手の子は、4つ年下のキャシディ

二人は妙に気が合ってすぐに仲良くなり、まるでその様子は姉妹のよう。

というか、本当に姉妹でした

あまりに二人がよく似ていることを疑問に思い、キャシディの父親が警察に相談します。

DNA鑑定が行われた結果、やはり二人は血のつながった姉妹だったのです。

それに伴い、ゼファニーを誘拐した50歳の女が逮捕されました。

実はその女、ゼファニーの両親の家からわずか数キロメートルの場所に住み、彼女を育てていたのです。

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4 スマホに残った犯人の声

友人

2017年2月、米国インディアナ州キャロル郡のデルファイ市で、ハイキングに出かけた女の子二人が行方不明になり、その後、バレンタインデーに死体で発見されました。

亡くなったのは、リバティ・ジャーマン(14)とアビゲイル・ウィリアムズ(13)。

警察の捜査の結果、殺人事件であると断定されました。

犯人に結びつく唯一の手掛かりは、ジャーマンの持っていたスマートフォンです。

スマホ

殺される直前、彼女は咄嗟にスマホを使って犯人の姿を写真に収め、なおかつまで録音していました。

犯人の音声はたったの3秒間でしたが、「丘を下りて…」と言っているのがはっきり分かります。

ジャーマンの勇気ある行動に対し、警察は彼女を「ヒーロー」だと称えました。

そして、2017年9月、これらの手掛かりをもとに、ダニエル・ネイションズという男を逮捕。

彼は登録済みの性犯罪者でした。

ネイションズの裁判はこれからですが、警察のコメントによれば、彼が過去に犯した犯罪と今回の事件との間には、多くの共通点があるとのことです。

5 亡霊となって犯人の名を告げる被害者

部屋

2004年6月24日、フィリピンのマカティ市で、キャサリン・バレステロスという女性が自宅で殺されました。

現場の状況は悲惨そのもので、死体には33回刺された痕跡があり、部屋のドアノブにはベットリと血液が。

そして、床には血の足跡が残っていました。

足跡

家から金目の物が無くなっていたことから、おそらく犯人の目的は強盗

現場から採取された血液の中には、犯人のものも含まれている可能性があります。

ただ、それを元にして犯人を見つけるには、その犯人のデータを警察が保有していなければならないので、確実ではありません。

しかしながら、この事件はDNA鑑定などに頼らずとも、殺されたキャサリン本人が解決へと導きました。

幽霊

彼女の両親が死体安置所にいるとき、キャサリンの霊が現れ、母親の耳元で「バーバー」と囁いたのです。

ひょっとすると犯人に結びつく手掛かりかもしれないと考えた母親は、この事実を捜査機関に告げました。

その後、警察が捜査を進めていると、キャサリンの自宅付近に「バーバー」というあだ名の男が住んでいることが発覚。

男の本名はライアン・ヴィスカラ。

彼の指紋血液を、犯行現場から採取されたものと照合すると、ピタリと一致しました。

後の裁判で、ヴィスカラには終身刑が言い渡されています。

6 超記憶力で完全犯罪を阻止

ジョージ・ケリー・バーンズというのは、1920年代から活動していたギャングの一員で、愛用する武器にちなんで「マシンガン・ケリー」とも呼ばれていました。

彼が主犯となった犯罪の中で、最も有名なものが「チャールズ・アーシェル誘拐事件」です。

オクラホマ州在住の大富豪であるアーシェルを誘拐し、ケリーは身代金として20万ドルを要求。

これを遂行するためにケリーの立てた計画は、完璧すぎるほどでした。

車

ケリーの一味がアーシェルを車で連れ去るとき、彼に目隠しをしたうえで、耳に綿を詰め、さらに上からテープでガッチリ塞ぎました。

身代金の受け渡しに関しても、新聞広告を利用して指示するなどして複雑な手順を踏ませます。

金を受け取った彼らは、偽名を使ってホテルを予約し、札束が本物だと分かるとアーシェルを解放

その後、髪の毛を染めて見た目を別人のようにしてから、金を持ってオクラホマ州を出ました。

汽車

すべては完全に予定通り

ただ一点、アーシェルの方が一枚上手だったことを除いて。

車で連れ去られている最中、目と耳を塞がれていながら、アーシェルは他の感覚器官を研ぎすませて、可能な限り多くの情報を記憶しました。

油田

オイルの匂いを感じ取ると、油田のそばを走行していると判断し、ポンプの音に耳を澄ませることで、通過した油田の数を記憶。

飛行機が上空を通過する音が聞こえると、その回数を記憶。

ケリーの一味に無理矢理どこかへ引っ張って行かれたときは、自分の歩数を記憶。

さらには、それらの出来事がどれくらいの時間をおいて発生したのかも記憶。

これらの詳細な情報のおかげで、FBIはケリーの居場所を突き止め、メンフィスにて彼を逮捕しました。

ケリーは後に終身刑を宣告されています。

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