理解不能な行動をとっていた殺人鬼6選

常識では説明がつかない、連続殺人犯たちの奇怪な行動の数々をご紹介します。

同一犯が殺人事件を繰り返せば、それだけ逮捕されるリスクは高くなるでしょう。

細心の注意を払っていても、犯行現場に何らかの物的証拠が残ってしまう可能性はあります。

指紋

しかし、連続殺人犯の中には、同一犯の犯行であることを示す目印・ヒントをわざわざ現場に置いていく者がいるのです。

さらに、自分から警察に連絡する者も。

彼らの思考回路は常人には理解できません。

もちろん、連続殺人を犯すこと自体、普通の人間には既に理解不能なわけですが…。

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1 事後的「デスノート」を作成していた男

ファイル

アメリカの犯罪史において最も残忍な殺人犯の一人に数えられる人物に、ランディ・クラフトがいます。

彼は、10年以上にわたり男性ばかりを狙って殺人を繰り返していたのです。

1983年、カリフォルニアでプログラマーの仕事をしていたクラフトは、少なくとも16人を殺害した容疑で逮捕されました。

しかし、立証が難しいために責任を追及できない事件まで含めると、犠牲者は50人は下らないと見られています。

この事件を特異なものにしているのが、クラフトの車から発見された怪しげなファイル

その中の用紙には、小さな文字でリストのようなものが書かれてありました。

リスト

一見するとそれは単語の羅列に過ぎず、何ら意味を成さないのですが、暗号として捉えて解読を試みると恐るべき情報が隠れていたのです。

それは、被害者の名前と彼らの殺害された場所が書かれたリストでした。

全部で61人の名前がありましたが、暗号の一部は解読できず、また、解読できたものに関してもその多くは立件が困難でした。

それにしても、自分が真犯人であるという決定的証拠になりうるようなリストを、わざわざ暗号化までして残していた理由は一体何なのか…。

後の裁判でクラフトは死刑を宣告され、現在はその執行を待っている状態ですが、彼は自分にかけられた容疑の全てについて否認しています。

2 被害者の服を使って殺す男

首

1962年から1964年にかけて、米国マサチューセッツ州ボストンで、女性ばかりが殺される事件が発生しました。

犯人はアルバート・デサルヴォという男。

彼は後に「ボストンの絞殺魔」というニックネームで呼ばれるようになります。

社会的影響が大きかったことからこの事件は1968年に映画化までされました。

デサルヴォの犯行手口で最も特徴的なのは、凶器として必ず被害者が身に付けていた物を利用していたという点。

多くの場合、ストッキングを使っていました。

女性

この方法で彼が殺害したのは全部で13人

被害者の年齢が19歳から85歳まで幅広いことから、同一犯の犯行ではないと警察は睨んでいたようですが、逆に世間一般では同一犯に違いないと信じられていました。

1964年にデサルヴォは逮捕されますが、しかし、デサルヴォが逮捕されることとなった原因はこれらの連続殺人ではなく、全く別の婦女暴行事件なのです。

逮捕後、彼は連続殺人について全て自供しました。

収監されたデサルヴォは、一度脱獄を試みますが失敗。

1973年、獄中で彼は他の囚人によって刺殺されています。

3 眼球を持ち帰る男

眼球

連続殺人犯は自己顕示欲が強い場合が多く、捜査機関の注意を引くような手掛かりを犯行現場に置いておくことがよくあります。

しかし、米国テキサス州ダラスで娼婦ばかりを狙って殺人を繰り返していたチャールズ・オルブライトはその逆です。

彼は、何かを置いていったのではなく、必ずある物を現場から持ち帰っていました。

それは被害者の目です。

彼が殺した被害者の死体が発見されたとき、必ずその目は閉じた状態でした。

そして、検死の際に瞼を押し上げても、そこには何も無いのです。

1991年、オルブライトは裁判で終身刑を宣告され、80歳を超えた現在も服役中です。

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4 笑う男

笑い

1967年から3年間、アメリカのボストンで、ケネス・ハリソンという男によって少なくとも4人が殺害されました。

最初の被害者は6歳の女の子

タクシードライバーとして働いていたハリソンは、帰宅途中だったその子に声をかけ、家まで送ってあげると言って車に乗せたのです。

タクシー

その後、第一の殺人を決行。

二人目の被害者は、バーでたまたま知り合った市役所職員の男性です。

ハリソンとその男性がバーから姿を消した後、第二の殺人が行われました。

犯行直後、ハリソンは警察に自ら電話をかけます。

警察  :「ボストン警察です」

ハリソン:「ワシントン通りとニーランド通りの交差点に面した建設現場なんだけどね。そこの水たまりに男の死体があるんだ」

警察  :「あなたの名前は?」

ハリソン:「ザ・ギグラー(=クスクス笑う人)」

自分で付けたニックネームを名乗った直後、電話を切る間際に、

「アーハハハッハッハー」

と、甲高い声で笑っていました。

彼は他の殺人についても同様に警察に電話し、最後に必ず笑っていたのです。

1970年、ハリソンは裁判で終身刑を言い渡されました。

しかし、1989年4月20日、抗うつ剤を大量に摂取して自殺しています。

5 タロットカードを残す男

屋上

2002年10月、ワシントンDCで、建物の屋上から無差別に人を狙撃する事件が発生しました。

目撃者の情報を総合すると、犯人は二人組の男

彼らはその後も約3週間にわたってヴァージニア州やメリーランド州で犯行を続けます。

その結果17人が殺され、10人以上が負傷。

いつどこから狙われるか見当もつかないわけですから、犯人が逮捕されるまでの間、住民の不安は相当なものだったことでしょう。

犯人逮捕に結びついた有力な、そして唯一の手掛かりは、犯人自身が現場に残したタロットカードです。

タロットカード

17人を殺したジョン・ムハンマドとリー・マルヴォーは、小説や映画に出てくる殺人鬼の真似がしたかったのかもしれません。

ある時には、「死神」のカードが現場から発見され、その裏面には「私を神と呼べ」などと書かれていました。

2002年10月24日に二人は逮捕され、裁判でムハンマドには死刑、マルヴォーには終身刑が言い渡されています。

6 BTKキラー

犯行現場

人の命を次々と奪う凶悪犯の行動で最も理解に苦しむのが、警察に対する挑発行為です。

古くはあの切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)も警察に対して手紙を送っていました。

絶対に捕まらないという自信がそうさせるのか、あるいは捕まるかもしれないというスリルを味わいたいのか。

後者のパターンにあてはまる殺人犯として、「BTKキラー」の異名を持つ デニス・レイダーという男がいます。

BTKとは「縛る(bind)」「拷問する(torture)」「殺す(kill)」の頭文字で、この男の犯行手口を端的に表現したもの。

女性

彼は、米国カンザス州ウィチタで1974年から女性ばかりをターゲットに10人を殺害し、街を震撼させました。

レイダーはしばしば警察にハガキ封書を送りつけ、自分のことを捕まえてみろと言わんばかりに挑発していたのです。

ある手紙の中で、彼は署名として「BTK」という文字を書いていたのですが、妙に不自然な形をしていました。

よく見ると、「B」と「K」がそれぞれ女性の胸と脚を表していたのです。

また、アルファベットを使ったパズルを同封していたこともあり、その文字列の中にはレイダーという自分の名前が入っていました。

電話

彼の挑発は次第に大胆になっていき、1977年にナンシー・フォックスという女性を殺害したとき、レイダーは警察に電話してこう告げました。

「サウス・パーシング通り843番地で殺人事件が起きた。被害者はナンシー・フォックス」

この電話で彼は、殺人を意味する「homicide(ホミサイド)」という単語を、何故か「ホーマサイド」と発音しました。

ホミサイドではなくホーマサイドと言った理由は何なのか。

彼が異常な殺人者であることを考えれば、何か隠された意味でもありそうですが、そうではありません。

単語

単純に、この単語の発音を知らなかったのです。

学生時代の彼の成績は惨憺たるもので、高校も大学もギリギリで卒業

さらに、彼が警察に送っていた手紙の文章は、文法のミスが山ほど含まれていました。

自らが殺人鬼でありながら、レイダーは「殺人」を意味する単語の読み方すら知らなかったのです。


本屋

1990年代後半に、ウィチタの連続殺人はいったん終わりを告げます。

ところが、2004年にとある弁護士が『ナイトメア・イン・ウィチタ』という本の中でこの事件の詳細を記述した直後、約9年ぶりにBTKキラーは復活しました。

彼がこの本の出版に刺激されたのはまず間違いないでしょう。

2005年、それまで手紙を使って警察や報道機関にメッセージを送っていたレイダーは、フロッピーディスクに文書を保存して地元のテレビ局に送りました。

フロッピーディスク

そして正にこの行動が、彼を逮捕する手掛かりになったのです。

レイダーは、教会のパソコンでメッセージを作成し、それをフロッピーディスクに保存していたのですが、そのディスクにはパソコンを特定できる情報ユーザー名なども一緒に記録されていました。

2005年2月25日、帰宅途中だったレイダーは、何台ものパトカーが停車しているのを目にし、全てを悟ります。

BTKキラーは裁判で仮釈放無しの終身刑を言い渡され、現在も服役中です。

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