伝説になった奇怪な人物6選

これから先もずっと語り継がれるであろう怪しげな人々をご紹介します。

明らかに普通とは違う雰囲気を漂わせた人間が街を徘徊しているのが目撃されると、すぐに住民の間でウワサになるでしょう。

そのウワサはやがて、より恐怖心をあおる方向へと発展し、まるで化物か何かが棲息しているかのような話になります。

しかし、そんなものは所詮ウワサ話に過ぎない…。

そう思うのが通常でしょうが、時には単なるウワサ話ではない場合もあるのです。

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1 頭のおかしなウサギ男(バニーマン)

ウサギ

米国ヴァージニア州フェアファクス郡のクリフトンという町には、バニーマンと呼ばれる殺人鬼の伝説がありました。

その男の本名は、ダグラス・グリフィン。

自分の家族を皆殺しにした彼は、精神病院からバスで移送されている最中、バスが事故を起こした隙に逃走

それ以降、野ウサギを殺してはその死骸を木にぶら下げるという奇行を繰り返していたとか…。

木

実に不気味ですが、この話自体は「伝説」の域を出ていません。

というのも、これらの出来事を裏付ける記録が何も無いのです。

しかし、この伝説を生むきっかけとなった変人は実在しました。

1970年代、フェアファクス郡で、車を停めていたらいきなり斧を持った男に襲われるという事件が多発。

車

その男はウサギの着ぐるみに身を包み、斧を振り回しながら、

「ここは俺の土地だ!今すぐ出て行かないとコレで頭を叩き割ってやる!」

と叫んでいたそうです。

もちろん、襲われた人々は他人の私有地に駐車などしておらず、これは完全な言いがかり。

また、ある時には、被害者の自宅の玄関ポーチを斧で破壊することもありました。

斧

犯人は顔を隠してはいなかったのですが、犯行が夜に行われていたためにハッキリ顔を覚えている人がおらず、このイカレタ男の正体はついに明らかにはなりませんでした。

そしてこの事件をきっかけに、バニーマンの伝説が生まれたのです。

2 闇夜に現れる緑色の男(グリーンマン)

トンネル

米国ペンシルベニア州西部で、ある廃線のトンネル内に「グリーンマン」と呼ばれる男が棲息しているという噂が長い間広まっていました。

そのトンネルで実際にグリーンマンを見た人の話によれば、その男は体が緑色に光っていたとか。

この種の目撃談は、次第に尾ひれが付き、グリーンマンは手から電撃を放って人を襲う、などと言われることもありました。

電撃

こうなると、もはや人ではなく、アメコミに出てくる敵モンスターです。

しかし、グリーンマンと呼ばれ、地元住民に恐れられていたその男は、モンスターでも何でもなく、実に悲しい過去を持つ人でした。

1910年に生まれたレイモンド・ロビンソンというその男性は、9歳のとき、友人と橋の近くで遊んでいる最中、トロリー用の電線に触れてしまい、二人とも重傷を負いました。

電線

友人の方は約半年後に死亡しましたが、ロビンソンは辛うじて一命を取りとめます。

ただ、その事故によって両目、そして右腕を失うことに。

それ以来、なるべく人目を避けて家にこもるようになりました。

大人になってからも、身内だけに囲まれて生活し、財布やベルトを作る仕事を家の中で続けていたそうです。

グリーンマン

ウィキペディアより)

日中に外を出歩くと住民を驚かせてしまうため、散歩に行くのは決まって夜中

そして、彼が白杖を持って歩いているところを見た人たちが、グリーンマン(時には「顔無しチャーリー」とも)の話を広めたのです。

ちなみに、グリーンマンという名が付いたのは、怪我を負った部分の肌が緑色に見えたからだとか。

晩年は夜中の散歩も行わなくなり、ロビンソンは74歳で生涯を終えています。

3 大荷物を抱えた黒装束の放浪者(ウーマン・イン・ブラック)

道

2014年7月、アメリカ南東部のハイウェイで、全身を黒で固めた怪しげな女性が歩いている、という目撃談が相次ぐようになりました。

大きめのローブで体を覆い、顔もベールで隠し、杖を手に持ち、巨大な黒いバッグを運びながらたった一人で車道脇を歩いていたのです。

彼女の目撃情報はすぐにSNSで拡散し、フェイスブックのユーザーの中には、「ウーマン・イン・ブラック」を見かけたら飲み物や食べ物を提供するように呼びかける者もいました。

それにしても、なぜ全身まっ黒なのか。

バッグには何が入っているのか。

目的地はどこなのか、そしてなぜ徒歩なのか。

神

疑問は色々とありますが、あまりに大きな話題になったためか、彼女の弟がロイター通信社に真相を語りました。

「ウーマン・イン・ブラック」と呼ばれていた女性は、エリザベス・ポールズという名で、2009年まではノースカロライナ州にある退役軍人局の病院にいたとのこと。

その後、急に思い立って彼女は巡礼の旅に出たのだそうです。

弟のレイモンドによると、エリザベスは愛情に満ちた心のやさしい人で、家族としては無事に戻って来てくれることを望んでいる、と彼は語っています。

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4 子供を誘拐し続ける謎の男(クロプシー)

学校

ニューヨーク州のスタテン島にかつて存在したウィローブルック州立学校は、知的障害を持つ子供たちのための施設です。

1947年に開校し、ピーク時には6200人もの子供を収容していました(施設自体の収容人数は4000人)。

施設内の環境は最悪で、衛生状態は酷く、職員による子供たちへの虐待も日常茶飯事。

常に陰惨なイメージが付きまとっていたこの学校は、いつしか「クロプシー」という名の連続殺人犯の伝説を生むこととなります。

トンネル

その伝説とは、ウィローブルック州立学校の地下にあるトンネルから、夜な夜なクロプシーが現れ、子供たちの命を奪っていく、というもの。

この話は、子供を遅い時間に外出させないために、母親が我が子に聞かせることも多かったとか。

その当時の母親たちは、まさかこの伝説が、現実になる日が来るなどとは夢にも思わなかったでしょう。

1972年、ウィローブルック州立学校から5歳の女の子が居なくなり、それを皮切りに同様の「失踪」事件が続くようになります。

森

大規模な捜索が行われても、子供の行方は分からず、死体も発見されず。

しかし、1987年、ダウン症を抱えたジェニファー・シュヴァイガー(12)という女の子が失踪し、その後死体で発見されたことが犯人逮捕へと結びつきました。

捕まったのは、アンドレ・ランドという男。

ウィローブルック州立学校の元職員でした。

ジェニファーに対する誘拐・殺人で起訴されたものの、ランドは裁判で一貫して無罪を主張

裁判

物的証拠に乏しかったことから誘拐罪のみが認定され、懲役25年が科されました。

2004年にはホリー・ヒューズという子供に対する誘拐についても有罪となり、さらに懲役25年が科されます。

ランドの仮釈放が認められるのは、2037年(彼が97歳のとき)です。

クロプシーの伝説が現実化したような悪夢は去りましたが、連れ去られた残りの子供たち(少なくとも3人)について、ランドは未だに何も語っておらず、彼らの死体も見つかっていません。

5 動物虐待だけが生きがいの少年(ドッグ・ボーイ)

犬

米国アーカンソー州のクイットマン市には、「ドッグ・ボーイ」という恐るべき少年の言い伝えがありました。

動物を虐待するのが止められない少年が、遂には両親を殺し、さらに、自分が死んでからも亡霊として住民を恐怖させ続けたというのがその概要。

亡霊となった彼の外見は、犬と人間が融合した化物のようだったとか。

これだけでも十分怖いですが、何より恐ろしいのは、この言い伝えがほぼ真実だったという点です。

動物

クイットマン市のマルベリー通りに住むジェラルド・ベティスという少年は、近所から動物を拾ってきては、自宅で虐待を繰り返していました。

家には虐待専用の部屋まであったそうです。

動物を痛めつけるのに飽き足らないベティスは、矛先を両親に向け、攻撃を加えはじめます。

彼の父親は階段から転落して死亡したのですが、これはベティスの仕業ではないかと見られています。

女性

その後、母親を部屋に閉じ込め、まさに犬のような扱いで虐待し、食事を与えないことも多かったとか。

母親は後に救出され、裁判での彼女の証言により、ベティスは有罪となりました。

彼は刑務所に収監されましたが、薬物の過剰摂取で死亡しています。

6 毒の血を持つ患者(ポイズン・レディ)

病室

1994年2月19日午後8時15分ごろ、カリフォルニア州リバーサイドの総合病院で、緊急救命室に一人の患者が運び込まれました。

患者の名前はグロリア・ラミレス(31)で、病名は子宮頸がん

やや意識が朦朧としており、浅い呼吸を小刻みに繰り返して心拍数が高い状態でした。

採血

そして、血液検査のために看護師がラミレスの腕に注射器を刺して採血したとき、事件は起きたのです。

「クサっ!アンモニアみたいな臭いがする!」

臭いの発生源と思しき注射器を嗅いでみると、やはり悪臭は彼女の血液からでした。

クサい血液というのも驚きですが、ここからさらに信じられないことが起きます。

その臭いを嗅いだ医師や看護師たちが、次々とその場に倒れていったのです。

37名いた緊急救命室のスタッフの内、23名が体調不良を訴え、5名は重症でした。

病院

謎の悪臭を嗅いでしまう可能性のある他の患者は、全て病院の駐車場に退避させることに。

一方、ラミレスはというと、病院に着いてから約40分後に亡くなりました。

この騒動の後に病院にやって来たのは、ウソのようですが、危険物処理班です。

防護服

彼らは緊急救命室内を調べたのですが、奇妙なことに毒物は一切検出されませんでした。

そして、最後に残された大問題は、ラミレスの検死をどうやって行うのかということ。

これを解決するため、宇宙服のような防護服を着たスタッフが作業に当たりました。

防護服

その後、彼女の血液は専門機関で検査されましたが、一体どういった原因で危険な血液と化したのかは判明しなかったのです。

かなり大胆な仮説ですが、血液中の何らかの物質が連鎖的に化学反応を起こし、神経ガスに似たものが放出されたと考える専門家もいます。

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