最後まで正体不明だった被害者5選

被害者の正体が遂に判明しなかったという迷宮入り事件をご紹介します。

謎の多い未解決事件においては、犯人が誰なのかが不明なことはあっても、被害者の素性が全く分からないということはあまり考えられません。

身分を証明する物が現場に無くとも、事件が公に報道されれば家族や知人などから何かしら連絡があるのが通常だからです。

しかし、時にはあらゆる手段を尽くしても被害者の身元が謎のままという例もあるのです。

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1 リトル・ミス・パナソフキー

女性

1971年2月19日、フロリダ州サムター郡のレイク・パナソフキーで女性の腐敗した死体が発見されました。

年齢は20代と見られ、首には何者かに絞殺されたと思しき痕跡が。

身分証明書の類は発見できず、また事件に関する情報を提供する人が現れなかったことから彼女の正体は不明のまま。

その後、この被害者には「リトル・ミス・パナソフキー」というあだ名が付けられることに。

しかし数年後、彼女の死体の検査結果からいくつかの有力な手掛かりが得られました。

まず彼女は「ワトソン・ジョーンズ法」と呼ばれる外科手術を足首に施されていたこと。

そして、歯に含まれていた「鉛同位体」から推測するに、ギリシャの首都アテネに近い港町であるラブリオに住んでいた可能性があること。

さらに、過去に出産の経験があること。

これだけの情報が得られたものの、残念ながらこの被害者の正体は明らかとはなりませんでした。

2 左手に書かれた数字

手

1976年12月20日、ペンシルベニア州カーボン郡にあるリーハイ川に架かる橋の下で、16歳から22歳の女性のものと思われる死体が発見されました。

非常に残忍な殺され方をしており、死体はかなり酷い状態だったようです。

その為、この被害者の身元を割り出す作業はかなり難航したのですが、たった一つだけ手掛かりが残されていました。

それは、彼女の左手に書かれたアルファベットと数字

一見するとそれは車のナンバーのように思われました。

これが仮に被害者の血液で書かれていたのなら、犯人の車を指すダイイング・メッセージとも考えられますが、この数字はインクで書かれていたのです。

結局、この数字を書いたのが誰なのか、どんなメッセージが込められているのかは遂に判明することは無く、彼女の遺体は今でも仮の名で建てられた墓の下で眠っています。

3 謎のヒッチハイカー

道路

1979年11月9日の早朝、ニューヨーク州カレドニア近くのトウモロコシ畑で、若い女性の死体が発見されました。

推定年齢は13歳から19歳

頭部をで撃たれたのが直接の死因。

犯行が行われてからそれほど時間は経っていないようでしたが、生憎の雨により証拠になりうるものはほとんど洗い流されていました。

また、ポケットから恐らくは身分証明書を抜き取った形跡も見られたのです。

警察が捜査を進めていくと、レストランでこの女性を見たという証言や、複数のトラック運転手からヒッチハイク中の彼女を乗せたという証言が得られました。

そして2006年、彼女の服に付着していた「花粉粒」を調べた結果、それがフロリダアリゾナ南カルフォルニアでのみ見られるものと判明。

これが何を意味するのかというと、彼女は殺される直前まで恐ろしく長い距離を旅していたということになるのです。

何者かに命を狙われて逃げていたのか、あるいは単に一人旅をしていてトラブルに巻き込まれたのか。

彼女の正体も含め、全ては謎のままです。

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4 プリンセス・ブルー

指輪

1990年9月10日、テキサス州ブラゾリア郡で、ハイウェイを走行中のドライバーが用を足すために車を止めて近くのゴミ捨て場に行ったところ、捨てられてあったタイヤの陰にヒトの白骨死体を発見。

後の調べでこの死体は15歳から25歳の女性のものだと分かりました。

死体の発見時から過去5年以内に殺害された可能性が高いということは判明したものの、死因までは特定できず。

衣服は身に着けていませんでしたが、特徴的だったのは死体の両手に合計6つの指輪と1つの腕輪がはめてあったこと。

その中に青い宝石の指輪があったことからこの人物は「プリンセス・ブルー」と呼ばれるようになったのですが、指輪の中には捜査機関を大いに悩ませる物が一つありました。

それが、「ロバートE.リー・ハイスクール」という高校の卒業記念指輪(クラス・リング)なのです。

指輪には卒業年度として「1975」と刻んであったのですが、死体が発見された時の年齢を考慮すると、遅くとも10歳までには高校を卒業していたという奇妙な結論に至ります。

同高校の1975年度卒業生の中に、指輪を誰かに譲った者がいないか調査されたりもしましたが、結局この女性の正体が明らかになることはありませんでした。

5 モーテルの男

モーテル

最後にご紹介するのは厳密に言えば「被害者」ではないのですが、非常に謎に満ちた人物です。

2001年9月14日、ワシントン州グレイズハーバーにあるモーテルを一人の男が訪れます。

外見的には20代と思われるその客は、ライル・ステヴィックという名でチェックイン。

彼は一泊分の料金を支払ったのですが、もう2、3泊するかもしれないとフロントで告げていました。

その3日後の9月17日、従業員が彼の部屋に入ってみると、そこには首を吊ったステヴィックの姿が。

室内のナイトスタンドの側には「部屋代」と書かれたメモと現金が置いてありました。

後の捜査で、この「ライル・ステヴィック」という名前はアメリカ人作家ジョイス・キャロル・オーツの小説『You Must Remember This』に登場するキャラクター名であることが分かりました。

つまりは偽名の可能性が高いということになります。

また、彼の泊まっていた部屋のゴミ箱には、自殺をほのめかすような言葉が書かれたメモが捨てられていました。

この人物が一体誰なのかを明らかにしようと様々な試みがなされたのですが、いまだにライル・ステヴィックの正体は謎に包まれたままです。

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