最も人を殺しそうにない連続殺人犯5選

ごく普通の職業に就き、ごく普通の生活をしている人間が、実は連続殺人犯だったという事例をご紹介します。

連続殺人犯が普通の殺人犯と大きく異なるのは、前者の場合、何年にも渡って犯行が継続されることが多いという点です。

その間も、彼らは「善良な市民」を装って付近の住人と接することでしょう。

それだけに、連続殺人犯が逮捕されたとき、周りに与える衝撃は計り知れません。

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1 陽気な道化師(ジョン・ウェイン・ゲイシー)

道化師

靴屋の支配人やケンタッキーフライドチキンの支配人などの仕事を持っていたジョン・ウェイン・ゲイシーは、地元で催される子供向けのパーティーに顔を出しては、道化師の格好でその場を盛り上げる陽気なおじさんでもありました。

その道化師おじさんから風船をもらっていたチビッコたちは、彼が連続殺人犯であるなどとは夢にも思わなかったでしょう。

風船

1970年代、ゲイシーは、10代の男性を自宅に招き入れては、彼らに性的暴行を加え、殺害していました。

その数は30人を超えています。

後にゲイシーは、裁判で死刑を宣告され、14年間を死刑囚として刑務所で過ごし、1994年5月10日に処刑されました。

2 医学界の権威(ハロルド・シップマン)

医師

イギリスで医師をしていたハロルド・シップマンは、精神疾患の分野における権威であり、医学界に大きな貢献をした人物です。

しかし、多くの患者を救う一方で、彼は200人以上もの患者を殺していました。

主に女性の患者に対して、致死量のジアセチルモルヒネを投与して殺害し、死亡診断書を改竄していたのです。

注射

しかも、ガンと闘う彼の母親も、シップマンの「危険な治療」を受けていた一人でした。

彼に殺された患者の一人が、遺産をシップマンに受け継がせるという不自然な遺言をのこしていたのが発覚し、捜査の目がシップマンに向けられます。

2000年、裁判により彼は終身刑を言い渡されましたが、その4年後、刑務所内で首を吊り、58歳で死亡しています。

3 自殺防止ホットラインのスタッフ(テッド・バンディ)

電話

食料品店の従業員や、靴屋の店員、ウェイターなどの職に就いていたテッド・バンディの経歴で最も意外なのは、自殺防止ホットラインのスタッフでしょう。

自殺をしようかと悩んでいる人たちからの相談を受け、それらに対し彼は、人生に希望を見出して生きるためのアドバイスをしていたのです。

電話相談のボランティアによって人の命を救うだけでなく、バンディは、公園の池で溺れかけている子供を救った経験もあります。

そんなテッド・バンディは、1970年代に30人以上の女性を殺害した、アメリカ犯罪史に名を残す凶悪殺人犯でもあるのです。

4 人々に愛されたオルガン奏者(カール・デンケ)

教会

1860年にプロイセン王国(現在のポーランド)で生まれたカール・デンケは、12歳のときに家を飛び出したということ以外、子供時代についてはよく分かっていません。

大人になってからの彼は、地元の教会でオルガン奏者として活動し、住民から慕われる存在だったとされています。

しかし、殺人鬼としての本性を抑えきれなくなったデンケは、1909年から15年間、少なくとも42人を殺害しました。

それだけでなく、彼は、自分が殺した被害者について、詳細な記録を書き記していたのです。

そして、デンケの所業の中で最も不気味なのは、被害者の「」を塩漬けにして保存し、市場で豚肉として販売していたことでしょう。

1924年12月20日に彼は逮捕されますが、その2日後、独房の中で自ら首を吊りました。

5 移動式アイスクリーム屋(フレッド・ウェスト)

アイスクリーム

車を使って、移動式アイスクリーム屋を営んでいたフレッド・ウェストは、地元の住人にとっては、にこやかにアイスを売る気の良いおじさんにしか映らなかったことでしょう。

しかしながら、彼の本性は、アイスクリームの甘さとは程遠いものでした。

1967年から1987年にかけて、ウェストは、妻のローズマリーと共に女性ばかり12人を殺害

年齢的には、15歳から21歳までをターゲットにし、自らの性的欲求を満たすのが犯行の動機でした。

恐ろしいことに、実質的に彼らの最初の被害者となったのは、実の娘であるアン・マリーなのです。

まだ8歳のときから、彼女は両親によって性的虐待を受け、その上、子供時代を通じて娼婦のようなことまでさせられていました。

これだけの卑劣な犯罪を続けていながら、ウェストは、アイスクリームを買いに来た客に笑顔を振りまいていたわけですから、常人の理解を超えています。

アイスクリーム

1994年に二人は逮捕され、フレッドの方は判決を受ける前に刑務所内で自殺

一方、妻のローズマリーは、終身刑を宣告され、64歳の現在も服役中。

塀の中で、パンを焼いたり、ヨガに打ち込んだりと、趣味を見つけて充実した生活を送っていましたが、2017年7月、緑内障であることが発覚し、彼女は、もし失明したら(夫と同じように)自殺する、と語っています。

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連続殺人犯の共通点

こうして見てくると、ごく普通の職業に就いている、何の変哲もない人が殺人鬼だという可能性もあるわけです。

では、彼らと普通の人間とでは何が違うのか

連続殺人犯に共通する特徴を挙げてみます。

悲惨な子供時代

少年

これは、誰もが容易に思いつく特徴と言えるでしょう。

連続殺人犯の多くは、親から肉体的・精神的に虐待を受けています。

身体への暴力に関しては、特に頭部へのダメージが殺人に結びつく要因になるとされており、ある統計では、連続殺人犯の70%が、頭部に深刻な傷害を負った経験があるとか。

一方、精神面への攻撃が持つ悪影響も大きく、暴言・罵言を浴びながら育った子供は、人間関係を築くのが苦手になります。

大人になってもこの点が改善されないことが多いので、連続殺人犯は一つの仕事が長続きせず、転職しがちであると言われています。

また、いわゆるニグレクト(育児放棄)によって幼少期に親からほとんど相手にされなかった子供は、人の感情を理解する能力が十分に発達せず、その結果、他人を傷つけても平気でいられる傾向が強いそうです。

夜尿症

ベッド

意外なことに、5歳を過ぎてからの夜尿症は、場合によっては本人の攻撃的な行動につながります。

おねしょをするような年齢でもないのに漏らしてしまったことに関して、親が子供を必要以上にたしなめたりすると、子供は鬱屈した感情を発散するため、暴力行為に走ることが多いそうです。

実際、連続殺人犯の57%は、ある程度の年齢に達した後も、夜尿症の傾向があったとされています。

動物虐待

ネコ

連続殺人犯の実に99%が、誰かを傷つけたいという欲求を満たすために、まずは動物を使ってそれを実行したことがあるそうです。

先述のように、彼らの親は、基本的に子供が何をやっていようと関心が無いので、我が子が公園で動物を虐待していても止めさせようとはしません。

そして、動物を殺すことで無上の喜びを味わった子供は、後に人間をターゲットにすることで、その幸福感を完成させるのです。

覗き

目

連続殺人犯は、幼い頃から「覗き」に強い興味を持つことが多いと言われています。

最初のうちは、それほど害の無いイタズラ程度だったのが、次第に悪化していき、他人の家に侵入したり、性的暴行を加えたり、遂には殺人を犯すところにまで至ってしまうのです。

孤独

少年

連続殺人犯を取り巻く家庭環境に関して、彼らの両親は、夫婦の関係が破綻していることが多く、また、引っ越しも比較的よく行われるという特徴があります。

その結果、家の中でも外でも、彼らはしっかりとした人間関係を築くのに大きな困難を伴います。

一言で言えば、常に孤独なのです。

連続殺人犯が逮捕されたとき、彼らの学生時代の知人などに話を聞いても、はっきりとした印象を持っている人が少ないのは、そういった事情があります。

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