常人の理解を超えたストーカー事件5選

謎が多すぎて普通の人には到底理解できないストーカーたちをご紹介します。

1 娘の携帯から発信されていた脅迫電話

携帯

2007年2月、ワシントン州ファークレストに住むコートニー・カーケンダル(16)の友人たちに、妙なメールが度々届くようになりました。

送信元はコートニーの携帯

ところが、彼女自身はそのようなメールを送った覚えが全く無かったのです。

それからしばらくすると、今度はコートニーの家族の携帯に不審な男から電話がかかってくるようになります。

その男は、カーケンダル家の人々や、彼らの飼っているペット、コートニーの祖父母の命を奪うと脅してきました。

相談を受けた警察が、電話の発信元を調べてみると、これらもまたコートニーの携帯からかけられていたのです。

携帯

ということは、不気味なストーカーからの電話の真相は、16歳の女子高生の単なる悪ふざけ…

本当にそうであれば、これで全て解決でしたが、実際は違っていました。

何故なら、母親がコートニーの携帯を一時的に没収していたときにも、やはり脅迫電話がかかってきたからです。

しかも、ストーカーからの電話の内容は次第に悪質さを増していきます。

その男は、カーケンダル家の中でどのような会話が交わされているか、各々がどんな服を着ているかを何故か熟知しており、あるときには彼らの会話を録音したものをボイスメールとして残しました。

不安で夜も寝られないようなこの状況は4ヶ月以上も続きましたが、結局犯人は特定できず。

ついに警察は、このストーカー騒動自体がでっち上げなのではないかと疑い始めました。

事の真相は明らかにはなっていませんが、ある専門家によると、スパイウェアによってコートニーの携帯が遠隔操作されていた可能性があるとのこと。

それを裏付ける事実として、同じ町で、同様の被害の報告が2件あるのです。

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2 姿の見えない「監視者」

豪邸

2014年6月、米国ニュージャージー州ウェストフィールドで、デレック・ブローダスと妻のマリアが、長年の夢だった一軒家を購入しました。

6つの寝室に4つのバスルームを備えた、135万ドルの豪邸です。

ところが、3人の子供たちとともに引っ越してから3日後、家に奇妙な手紙が届きます。

差出人の名前は「The Watcher(監視者)」とあるだけ。

手紙によると、差出人の祖父および父親が、それぞれ1920年代と1960年代にその豪邸を監視する役目を担っており、今は自分が監視者であるとのこと。

これだけでも十分に気味が悪いですが、2通目の手紙はさらに不気味さが悪化。

「壁の中にある物はもう見つけたか」

「君たちの名前が分かって嬉しいよ」

などといった、意味不明の文章が書かれていたのです。

その後、手紙が届く度に気味悪さは増していき、その「監視者」は、明らかに近くでブローダス家を観察していることをうかがわせました。

男

(※多分こんな至近距離ではないはず)

警察の捜査によっても、この変質者が何者なのかは最後まで判明せず。

こんな家には住んでいられないということで、ブローダス夫妻は家を売りに出し、事情を知っていたであろう前所有者に訴訟を起こしました

しかし、残念ながら「監視者」の存在は地元メディアで大きく報道されてしまい、その結果、この家の購入を検討する人はほとんど出てきていないのだそうです…。

3 法の裁きを受けたストーカーの意外な反撃

パーティ

米国ミシガン州在住のハーヴェット・ウィリアムスは、あるパーティでケヴィン・ゲイリーという男に名刺を渡しました。

何の変哲もないこの行為で、この後ウィリアムスは地獄を見ることに。

パーティの翌日、ウィリアムスに一目惚れしたゲイリーは、早速彼女に電話してデートに誘います

それを断られると、この男は典型的なストーカー街道を爆進しました。

毎日ウィリアムスの職場を車で訪れ、何十回も彼女の携帯に電話をかけ続けたのです。

さらに、ゲイリーは彼女の住むアパートの管理人に500ドルを握らせて部屋の鍵をゲット

靴

あるとき、ウィリアムスが帰宅すると、どう見てもどこかのド変態が色々とやらかしたような痕跡を部屋のあちこちで発見します。

幸い、その後ゲイリーはアッサリ逮捕され、裁判で懲役刑が下されました。

これにて一件落着。

・・・・・・

・・・

ではなく、その逆です

先ほど、「地獄」と書きましたが、彼女の地獄はここから始まるのです。

ゲイリーが服役を終えて真っ先に取りかかったのは、裁判でした。

ウィリアムスが経験したストーカー被害は、ドキュメンタリー番組として放送されていたのですが、それにより深く名誉を傷付けられたとして、ゲイリーはその番組の製作会社とウィリアムスを訴えたのです。

法廷

つまり彼は、ウィリアムスを裁判に巻き込むことで、意地でも彼女とのつながりを維持しようとしたわけです。

普通に考えれば、ゲイリーの主張はめちゃくちゃなわけですが、この馬鹿げた裁判は何と最高裁までもつれこみました。

10年以上の歳月をかけて…

ウィリアムスは、ゲイリーが逮捕されたことで、確かにストーカーの被害からは逃れられたのですが、10年以上も裁判で戦うことを強いられる生活が待っていたのです。

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4 被害者が死んだ後も鳴り止まない電話

携帯

1986年4月11日の夜、リッキー・ブレイクという14歳の少女に、「ジョージ」と名乗る男から電話がかかってきました。

その翌朝。

リッキーの母親が目を覚ますと、玄関のドアが開けっ放しになっているのを発見。

リッキーの姿はどこにもありませんでした。

同じ日の夕方、カリフォルニアの高速道路に、少女の死体が放置されているのが見つかります。

道路

母親の嫌な予感は的中し、その死体はリッキーのものと確認されました。

犯人である可能性が最も高いのは、リッキーが消えた晩に電話をかけてきた男

しかし、警察はこの人物を特定できませんでした。

そして、リッキーの葬儀が行われた後、またもや男から電話が

電話の主は、自分の名前は名乗らなかったものの、事件の詳細について知っていることから「ジョージ」であると考えられました。

男

リッキーのお気に入りの曲(彼女の葬儀でも使われたもの)をかけながら、その男はブレイク家を観察しているかのような事実を口走ることもあったとか。

この電話は、毎年リッキーの誕生日から彼女の命日まで午前3時ごろにかかってきて、実に10年近くも続きました。

さらに、ガレージからリッキーの遺品が盗まれたり、彼女の墓に男性用の衣類が置かれていたりしたことも…。

ここまでくると、電話番号を変えて引っ越すのが普通かもしれませんが、リッキーの母親であるアリシアは違いました。

彼女は、電話の主がうっかりボロを出すのを待っていたのです。

しかし、2003年、犯人がヘマをやらかす前に、DNA鑑定によりリッキーを殺害したのがジョージ・ウィリアムスだと判明。

その2年後、彼は裁判で死刑を宣告されました。

これにて一件落着。

・・・・・・

・・・

いや、何かがおかしい

何がおかしいのかというと、実は、ジョージはリッキーを殺してから1週間後、別の事件で逮捕され、その後12年間服役していたのです。

つまり、リッキーが死んでから10年の間、気味の悪い電話をかけ続けたストーカーが、ジョージである可能性はゼロということ。

となると、毎年同じ時期に電話をかけ、真犯人しか知り得ない情報を語っていたのは一体どこの誰だったのか…。

5 絶対に捕まえることの出来ない「完全ストーカー」

ナース

カナダのバンクーバーで看護師の仕事をしていたシンディ・ジェイムズは、1982年ごろに夫と疎遠になってから、ストーカーの執拗な嫌がらせに苦しむようになります。

玄関灯が割られていたり、脅迫めいた手紙が何度も郵便受けに入っていたり…。

手紙はほぼ全て、犯人の足がつかないように、新聞の切り抜きを貼り付ける方法で書かれており、その内容は暗に殺人を予告するものばかり。

死

さらに、このストーカーはシンディの身体に危害を加え始めます。

あるとき、シンディはストッキングで首を締められて気を失い、地面に倒れているところを友人に発見されました。

また、シンディのことを心配する友人たちが、彼女の家に集まってストーカーから守ろうとした矢先に、地下室に火が放たれたこともありました。

彼女は私立探偵を雇って調査を依頼しますが、ストーカーの正体は一向につかめず。

そして、1989年6月、シンディは遂に姿を消します

駐車場で彼女の車が発見され、中には血痕が。

その2週間後、とある廃屋の庭において、手足を縛られた状態でシンディの死体が見つかりました。

家

後の検死により、直接の死因はモルヒネの過剰投与だと判明。

 

犯人は一体誰なのか…。

 

シンディの夫が怪しいと思われた方もいるかもしれません。

しかし、夫自身も謎のストーカーからの脅迫電話を受けており、証拠の録音テープも存在します。

テープ

夫が犯人でないとすると、この事件は完全に迷宮入りとなりそうですが、警察はある大胆な仮説を立てました。

 

この事件の真犯人は、シンディ本人ではないか

 

これを根拠付ける事実がいくつかあります。

  • シンディは5回以上犯人に直接襲われているが、彼女以外に犯人を見た者が一人もいない
  • シンディが警察に説明した犯人像には曖昧な点が多く、話に一貫性が無い
  • 地下室に火を放つのは、家の中からでも十分可能
  • シンディの夫に脅迫電話をかけたストーカーの声は、女性が声を低くしているように聞こえる

もし、警察の仮説が正しいとすれば、約7年間に渡ってシンディを苦しめつづけたストーカーは、彼女の「別人格」だったということになります。

しかし、彼女の遺族はこれを否定し、シンディの証言に不明な部分があるのは、彼女が犯人に対して強い恐怖心を抱いていたことが原因だと主張しています。

結局、シンディをつけ狙ったストーカーが誰なのか、そもそも存在したのか否かは、全て謎のままです。

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