ブラックフライデーの惨劇5選

日本のバーゲンセールなどとは次元の異なる海外の「ブラックフライデー」。

お買い得品を求めて大量の客が売り場へ特攻する光景はまさに戦場です。

ブラックフライデーとは、アメリカにおいて感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日に当たり、この日には年に一度の大規模なセールが行われます。

学校や会社が休みの場合が多く、激安の商品を手に入れるために尋常でない数の客が店に殺到するのです。

そもそも何故始まったのか

パレード

米国におけるブラックフライデーの起源は第一次世界大戦終結後にまで遡ります。

感謝祭の時期に終戦を祝うパレードが行われるようになり、1920年代になると、感謝祭の翌日のパレードで大手百貨店がホリデーセールの宣伝をし始めました。

これに倣って多くの小売店が同様のセールを感謝祭翌日の金曜日に行うのが習慣化したのです。

この日は街のショッピング・センターが人で溢れかえり、カオス状態になることから、1960年代にフィラデルフィアの警察官が「ブラックフライデー」と呼び始めたとされています。

その後、店の経営が赤字から黒字に転じるという意味合いも加わったそうです。

ただし、国によってブラックフライデーという言葉の由来は微妙に異なります。

グレイ・サーズデーとは…

ブラックフライデー当日の混乱を少しでも軽減するため、2009年から一部の店舗がセールの開始を木曜日の夜に前倒しし始めました。

この現象はブラックサーズデーなどと呼ばれていましたが、その後あるメディアが「グレイ・サーズデー」と命名したのです。

実はあまりお買い得ではない?

ブラックフライデーは、あらゆる商品が安く手に入る、セールのお祭りといったイメージがありますが、ある調査によるとこの日に買物をするのは必ずしもお得ではないのだとか。

2014年の統計によると、ブラックフライデーにおける実質的な平均割引率は5%弱だったのに対し、クリスマス直前の12月18日における数値は17.5%でした。

つまり、クリスマスシーズンまで待つ方が賢明なのです。

オフ

確かに、ブラックフライデーには「50% OFF!」などという大幅な割引を謳っている公告も目立ちます。

しかし、これにはカラクリがありまして、この場合の「50%OFF」というのは、市場価格からの割引ではなく、あくまでメーカーの設定した標準価格からの割引なのです。

Amazonで常に5000円程度で買える商品でも、メーカーの標準価格が1万円であれば、それは50%OFFの商品として陳列されるわけです。

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1 催涙スプレー攻撃でゲーム機ゲット

スプレー

2011年11月25日、ロサンゼルスにある大手スーパーのウォルマートで、超人気ゲーム機Xbox」のセールが開始されました。

その直後、一人の女性客(32)がそのゲーム機の売り場へと向かいます。

彼女が普通の客と明らかに違っていたのは、催涙スプレーを握りしめていたこと。

自分の行く手を阻む店員や客がいれば、見境なくその催涙スプレーで攻撃

被害者の中には小さな子供もいました。

フロアにはまたたく間に催涙スプレーのガスが充満し、その場にいる人たちは涙と咳が止まらない状態に。

その後、警察が駆けつけたものの、その時には既に彼女は店を出てしまっていたのです…。

2 野獣化する客たち

カート

これもまたウォルマートで起きた事件。

2008年11月28日金曜日午前5時、ニューヨーク州ロングアイランドにあるウォルマート前では、2000人の客が開店の瞬間を待ち構えていました。

そして、開店時刻になると同時に客たちが「ドアを押し開けろ!」という怒号を発しながら突進し、店内へなだれ込みます。

このとき、メンテナンスを担当していた黒人男性のジミタイ・ダモアが、押し寄せる客の下敷きになりました。

助けを求めるダモアの声は、テンションの上がり切った客の声でかき消され、誰ひとり彼に注意を向けません

他の店員たちは身の危険を感じて自動販売機の上に退避。

信じがたいことですが、買い物客をここまで「野獣化」させた主な原因である目玉商品は、20ドル値引きされたテレビ。

複数の客に踏みつけられたダモアは、それが原因となり死亡しました。

3 寝不足による「死のドライブ」

ドライブ

ブラックフライデーで欲しいものを確実にゲットするために、前日から店の前に並ぶ人も大勢います。

睡眠時間を犠牲にして…。

2012年、アルビンド・タンデルは、ほとんど睡眠を取らずにブラックフライデーの激戦に臨み、一通り買い物を済ませると、夜のカリフォルニアのフリーウェイを車で走っていました。

当然のごとく襲ってきた睡魔に勝てず、彼の運転するSUVは他の車と接触して横転。

同乗していた2人の娘が死亡しました。

また、2013年にはミズーリ州で、パトリック・ボイドという10代の少年が、深夜に行われたブラックフライデーのセールから車で帰る途中、居眠り運転をしてしまいます。

彼の車は車道を大きく外れ、フロントガラスを突き破ってきた標識の支柱に激突して死亡しました。

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4 トイザらスのガンマン

おもちゃ

2008年11月28日、カリフォルニア州のトイザらスで、2人の女性客がいきなり殴り合いのケンカを始めました。

二人ともダンナと子供と一緒に来店しており、ケンカの理由は明らかにされていません。

一方の女性が鼻血を出したのをきっかけに、双方のダンナが銃を取り出して相手を威嚇。

そして店内に響き渡る2発の銃声

その瞬間、店にいた客は全員パニックに陥り、我先にと外へ逃げ始めます。

程なくして警察が到着したものの、まだ混乱は続いていました。

銃を撃った二人はその場で死亡

子供

この日、おそらくは子供のためにおもちゃを買いに来た父親二人は、その子供が見ている前で命を絶ったのです。

5 死にかけている人を完全無視

心臓

2011年11月25日、ウェストバージニア州のディスカウントショップで、クリスマス用の飾り付けを買っていたウォルター・ヴァンス(61)が胸を押えて床に倒れ込みました

しかし、特売品を確保するのに必死な周りの買い物客は、身を捩らせて苦しむ彼のことなど眼中になく、カートを押しながら忙しく売り場を転々とするだけ。

ようやくウォルターに気づいた店員が通路を一時的に封鎖し、彼を運び出すルートを確保します。

すぐに救急車で病院に運ばれましたが、既に手遅れの状態で、命は助かりませんでした。

この不幸な事故に関して、ウォルターの友人の一人はこう語っています。

自分の欲求を満たすことで頭が一杯になって、誰も彼を助けなかったのが私には理解できない。

後から判明したことですが、ウォルターが倒れたとき、店内の客の中には看護師が少なくとも6人はいたそうです。

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