不気味な手掛かりが残された失踪事件4選

捜査

奇妙な手掛かりを残しつつ、結局解決されなかった失踪事件の数々をご紹介します。

1 図書館の本

キッチン

マサチューセッツ州リンカーンに住むジョウン・リッシュ(31)は、夫と4歳の娘、2歳の息子の4人で暮らしていました。

1961年10月24日、隣家に遊びに行っていた娘が家に帰ると、何故か母親の姿はどこにも無く弟は部屋に放置されていたのです。

キッチンには血痕があり、それは家の外に停めてあるジョウンの車までつづいていました。

電話のすぐ側の電話帳は、緊急時の連絡先のページが開かれたまま。

その後、彼女が戻ってくることはありませんでした。

状況的に見て誘拐された可能性が高いですが、しかしその日の午後、ジョウンに似た女性を見たという複数の証言が得られます。

道

国道128号線沿いを放心状態のような感じで、しかも体に血を付着させて歩いていたとか。

仮にそれがジョウンだったとすると、 当時128号線は工事中だったため、穴に落ちてそのまま気づかれずに埋められてしまったのではないかという見方もありました。

そして、後の捜査によりジョウンのある奇妙な行動が明らかになります。

本

彼女は、失踪する数ヶ月前に図書館で25冊以上の本を借りており、その全てが殺人失踪に関する内容の本でした。

しかもその内の一冊は女性が突然失踪する話で、ジョウンが失踪したときの状況と酷似していたのです。

彼女は事件性を伺わせる状況を故意に作り上げて自ら失踪したのか。

あるいは何者かに連れ去られたのか。

全ては謎のままです…。

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2 車の中のラブラドール

車

2000年1月某日、ゼブ・クイン(18)という男性が友人のロバート・オーウェンスと会う約束をしていたところ、ある女性から電話で呼び出されます。

この時の彼はひどく困惑した様子だったとか。

その後、クインはオーウェンスの乗っている車に追突事故を起こし、そのまま車で逃走。

それ以来、彼の姿を見た者はいません。

失踪から数日後、クインは自分の勤め先に欠勤の連絡を入れていました。

電話

しかし、この電話をかけたのは実はオーウェンスだったことが判明。

このことを警察に追及されたオーウェンスは、クインに頼まれただけだと弁明しましたが、当て逃げの件を考え合わせると、クインに何らかの報復をしたのではないかと疑われても無理はないでしょう。

ところが、オーウェンスは失踪との関連を完全に否定。

彼以外で怪しいのは、失踪の直前にクインを呼び出した女性ですが、電話の通信記録とは裏腹に、呼び出した事実は無いと彼女は主張しました。

こうなると完全に迷宮入りかと思われましたが、失踪から2周間後にクインの車が発見されます。

口紅

後部ウィンドウには口紅を使って唇の絵感嘆符が描かれ、車内にはジャケットホテルの鍵がありましたが、そのどれもがクインの所持品ではありませんでした。

もっとも奇異だったのは、ラブラドールの子犬が車内にいたこと。

犬

車はクインの家族が働いている病院の近くで発見されたため、失踪事件の真相を伝えようとするメッセージという可能性もありますが、これらが一体何を意味しているのかは判明せず、クインの行方も未だに分かっていません。

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3 謎のボイスメール

雪道

2004年2月9日、看護学生のモーラ・マーレイは、身内に不幸があったので数日間学校を休むという連絡を指導教諭に入れました。

その後、彼女は荷物をまとめて車で家を出たのですが、途中で雪道にハンドルを取られ、車道を大きく外れて雪の中に突っ込みます

たまたまその場に居合わせたバスの運転手が手を貸そうとするも、モーラはそれを拒否。

仕方なく、その運転手は念のために警察に通報しておきました。

雪

しかし、警察官が到着してみるとモーラの姿は無く、事故を起こした車があるだけ。

不思議なことに、彼女の足跡が雪の上に一つも残っていませんでした

足跡を残さずにどうやってそこを離れたのか…。

その他にも、調べてみると色々と奇妙な事実が明らかになりました。

身内に不幸があったというのはウソだった。

失踪の数日前からかなり落ち込んでいる様子だった。

失踪の2日前、父親の車を借りて、ガードレールに衝突する事故を起こしていた。

失踪してから24時間以内に、ただすすり泣いているだけのボイスメールを彼氏に送っていた。

これらの事実から判断すると、モーラは自殺を考えていたのかもしれませんが、そうだとすると彼女の死体が発見されないのは何故なのか。

この点に関して合理的な説明ができた人は未だにいません。

4 ドラム缶の中身

兵士

20世紀の始め、ハンガリーのブダペストの近くにベーラ・キッスというブリキ職人が住んでいました。

第一次世界大戦が始まると、彼は徴兵され、自宅を家政婦に任せて戦場へ。

家の庭には大量のドラム缶が置いてあり、ベーラはガソリンが中に入っていると警察に告げていました。

1916年7月、戦争の激化にともない燃料を補充する必要が生じ、兵士がそれらのドラム缶を開けてみると…。

中から死体が合計24体(女性23体、男性1体)出てきました。

警察はすぐにベーラを逮捕すべく彼の所在を調べ、セルビアの病院に搬送されていたことまでは突き止めたのですが、残念ながらすでに逃走した後でした。

後の捜査によりベーラの家には家政婦すら入れない「秘密の部屋」があることが分かり、その中からは大量の手紙が。

どうやら彼は何人もの女性と文通をして結婚詐欺を働いていたようで、死体はそれに絡んで殺害された被害者であると考えられました。

ベーラの消息は遂に明らかにはならず、この男に殺された人が何人いるのかも判明していません。

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