マジシャンを死へ追いやったトリック5選

命を危険にさらす奇術を披露している最中に、そのトリックによってマジシャンが命を絶った事例をご紹介します。

箱の中に収まった美女の胴体を回転ノコギリで真っ二つに…などといったマジックには当然トリックがあるわけで、その美女は最後に必ず無傷で観客の前に現れます。

しかし、奇術の歴史を振り返るとマジシャン自身が命がけで挑むトリックも存在したのです。

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1 激突回避マジック

車

魔術師カー」の異名を持つ南アフリカ出身のマジシャン、チャールズ・ローウェンは「脱出マジック」を得意としていました。

そんな彼が1930年、かつてないほど危険なマジックに挑みます。

それは、拘束服で身動きが取れない状態のローウェンに向かって、時速72kmで車が突進してくるというもの。

車との距離は180mで、ローウェンに与えられた脱出時間はわずか15秒

それを過ぎたら一巻の終わりです。

数々の危険なマジックを成功させてきたローウェンなら、このマジックも成功させるはずだと誰もが信じていたことでしょう。

しかし、このときの彼は遅すぎたのです。

拘束服からの脱出が間に合わず、子供も含めた大勢の観客が見守る中、ローウェンは車に激突されました。

すぐに病院に運ばれ、足を切断する大手術を受けたものの、命までは助からず。

彼は亡くなる直前、車のドライバーに罪は無いことを強調していたそうです。

2 ガン・トリック

ピストル

銃を使ったトリックで非常に有名なのが、発射された弾丸を被弾直前に受け止めるというもの。

もちろん、このマジックでは実弾の入ったピストルを撃つわけではありません。

しかし、数あるマジックのレパートリーの中でも極めて危険なものであることに変わりはなく、このトリックで命を失ったマジシャンは少なくとも15人いるのです。

1820年11月、ポーランド出身のマジシャン、マダム・デリンスキーが6人の男から一斉に銃で撃たれるというマジックを披露しました。

それぞれの男の銃からは空砲が撃たれるはずだったのですが、そのうちの一人が誤って銃に実弾を込めてしまい、デリンスキーの腹部を弾丸が貫通。

その2日後、彼女は帰らぬ人となりました。

同じくマジシャンだった夫はしばらく半狂乱の状態が続いたそうです。

3 水中脱出マジック

水中

1984年7月7日、インディアナ州のウィノナ・レイクで、ジェフ・レイバーン・フーパーはその日の午後に披露する予定だった水中脱出マジックのリハーサルを行っていました。

彼は手錠とチェーンを使って自分の両手両足を拘束し、岸から100mほど泳いだところで脱出を試みます。

フーパーは問題なくそれを成功させたのですが、計算外だったのは折から吹き始めた暴風が止まなかったこと。

彼は自力で岸までたどり着くことができず、さらにアシスタント救助隊も彼を助けに行くことは不可能でした。

その後、23歳の若き奇術師は本番を待たずして溺死しました。

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4 生き埋めトリック

土

マジシャンが地中に埋められ、数日後に土を掘り起こすと全くの健康体で復活する…というのがいわゆる生き埋めトリックです。

多くの場合、あらかじめ地中に抜け穴が掘られていて、マジシャンはそこから脱出します。

しかし、中にはデビッド・ブレインのように「ガチ」で生き埋めにされた強者もいます。

何と彼は6日間も本当に埋められたまま過ごし、見事に生還しました。

そんなデビッドの記録を打ち破ろうと、2012年3月5日、スリランカ出身の24歳の男性がこの危険なワザに挑戦。

彼は7日間生き埋めにされ、その後掘り起こされたのですが、呼吸が停止しており極めて危険な状態でした。

すぐに病院へ搬送されたものの、そこで医師たちが死亡を確認。

彼はギネスブックの記録も狙っていたのですが、ギネスブックではこのような危険な行為についての記録は扱っておらず、その夢もはかなく消え去ったのです。

5 棺桶脱出マジック

棺

アメリカで最も有名な奇術師と言われる伝説のマジシャンに、ハリー・フーディーニという人物がいます。

ハンガリー出身のユダヤ人で、脱出トリックを得意としていました。

そんな彼のことを敬愛してやまない32歳の奇術師、ジョゼフ・バラスには、いつかフーディーニを超えてみせるという宿願があったのです。

アメージング・ジョー」という異名を持つ彼は、1992年のハロウィンの夜、フーディーニさえ成功しなかったマジックに挑みました。

彼は両手に手錠をかけられた状態で棺桶の中に閉じ込められ、その棺桶を地中2mの深さの位置に設置し、上から7トンもの土砂とセメントを流し込むのです。

セメントが乾き切ってしまう前に脱出せねばならないわけですから、彼に与えられた時間はごくわずか。

ところが、このときの彼にとって「時間」は全く無関係でした。

というのも、大量の土砂とセメントがジョゼフを棺桶ごと無残に押し潰してしまったからなのです。

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