自殺に関する意外な真実6選

自殺など考えたことの無い人であっても知っておいて損は無い、自殺に関する事実をご紹介します。

大学1年の時、僕は個別指導塾で講師のバイトをしていたのですが、そのとき、担当していた生徒(高1)から、授業中にいきなり次のような事を言われた経験があります。

「先生、俺さ、自殺を考えたことがあるんスよ」

数字

確か、数学を教えている最中でした。

当人の方を見ると、いかにも神妙な面持ちで、冗談ではない様子

なぜ彼が突然そんな話題を持ち出したのかは謎です。

ひょっとすると、僕の授業が死ぬほど分かりにくかったのかもしれません。

いずれにせよ、このとき、僕は人生で初めて「なんちゃって自殺カウンセラー」の役目を果たしたのです。

ちなみに、その生徒は、無事に自分の希望する進路へと進むことが出来ました。

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1 自殺と年齢の意外な関係

年齢

自殺の原因として、日本で報じられることが多いのは、イジメ過労でしょう。

ただ、統計上で最も多い原因は、健康問題となっています。

年齢別に見ると、自殺率が最も高いのは40代~60代で、それに次いで、20代~30代と70代~80代がほぼ同じ割合です。

一方、アメリカでは、高齢者(65歳以上)の自殺率が最も高く、人口10万人あたり約30人(0.03%)となっています。

老人

若い世代よりも高齢者の方が自殺率が高い原因として、高齢者は、より確実な方法(銃など)を使うことが多く、また、自殺を図った者を助ける人が周りにいないことなどが挙げられます。

高齢者を取り巻くこのような事情は中国でも同じで、近年は特に問題が深刻化しているそうです。

2 自殺とお金の意外な関係

紙幣

人ひとりが自殺を図ると、国としてはどれくらいの「コスト」がかかるのか。

労働力の喪失や、医療費警察の捜査遺族に対するカウンセリング、その他多くの要因を考慮すると、アメリカにおいては、一件の自殺につき平均で100万ドル強の費用がかかっていると言われています。

2010年だけでも、合計で380億ドルの損失です。

また、ニュージーランド(総人口約460万人)における2005年の統計によれば、460件の自殺および5095件の自殺未遂により、10億USドルを超える損失が発生しているとか。

このように見てくると、自殺をいかに無くしていくかという問題は、決して他人事ではありません。

死にたい人間は勝手に死ねばいい、などとは言っていられないのです。

3 自殺とその成功率の意外な関係

自殺

普段から自殺のことが頭から離れず、そのことを周りに公言しているような人が自殺を図った場合と、急にネガティブな考えに襲われた人が、衝動的に自殺を図った場合と、どちらが自殺の成功率が高いのか。

アメリカにおけるリサーチによれば、後者の方がはるかに致死率が高いのだそうです。

衝動的な自殺の手段としてよく使われるのが、短銃自殺、および高所からの飛び降り

落下

つまり、致死率の高い手段が選ばれる傾向にあるようです。

ただ、突発的に自殺を図る人は、それを阻止するような障害があると、自殺を思いとどまる可能性も高いとされています。

例えば、自殺の名所と呼ばれるような橋に、飛び降り防止のための柵やネットがあるだけで、かなりの抑止効果が見込めるとか。

炎

また、かつてイギリスでは、家庭用のコンロには石炭ガスなどの合成ガスが使用されていましたが、政府が段階的にそれを廃止したところ、自殺率が激減しました。

これは、合成ガスを利用した、一酸化炭素中毒による自殺が出来なくなったからだと見られています。

4 自殺と田舎の意外な関係

田舎

都会田舎とでは、自殺率が高いのはどちらなのか。

都会に住んでいる方が、人間関係に疲れて死にたくなる人が多そうですが、そうとは限らないようです。

例えば、ワイオミング州は、アメリカ国内で最も伝統的な要素が色濃く残っている地方の一つですが、自殺率は、アメリカ国民平均の約3倍です。

また、中国では、特に女性に関して同様の傾向が見られ、田舎における自殺率は都会の5倍も高くなっています。

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5 自殺と「超激レア」の意外な関係

自分自身が非常にレアな存在であれば、そのことが自殺を抑止するのか否か。

こんな妙なことを調べた研究は無いでしょうが、これに関して興味深い事実があります。

人間避雷針

雷

アメリカで、公園の管理人をしていたロイ・サリバンという男性は、1942年から1977年までの間に、異なる場所で7回もカミナリに撃たれました

確率としては、限りなくゼロに近いのは間違いありません。

この体験により、彼はギネス記録に認定され、「人間避雷針」なるニックネームまで付けられました。

7回も落雷の被害に遭うのは不幸としか言いようがないですが、しかし、7回とも命が助かったのは奇跡に近いとも考えられます。

これだけ稀な経験をしたサリバンですが、1983年9月28日早朝、自宅のベッドの上で銃を使って頭を撃ち抜き、71歳で死亡しました。

エイズにかからない男

エイズ

ニューヨークに住むスティーブン・クローンという男性は、自分の恋人や友人をエイズで失ったとき、自分だけがエイズにかかっていないことに疑問を抱き、研究機関に自分の血液を提供しました。

すると、専門家があらゆる手段を尽くしても、彼の血液にHIVを感染させることは出来なかったのです。

このことから彼は、イギリスのインデペンデント紙に「決してエイズにかからない男」と称されました。

そんな超人的な血液を持つクローンですが、2013年、66歳で自殺しています。

彼の妹であるエイミーのコメントによると、周りの知人がエイズで死んでいく中、自分だけが生き残っていることに、ある種の罪悪感を抱いていたのではないか、とのことです。

6 自殺と職業の意外な関係

我が国の厚生労働省が発表している、職業別の自殺者数の統計では、職種の分け方がかなり大雑把なので、無職の自殺者が最も多いということしか分かりません。

一方、アメリカでは、どのような職業で自殺率が高いのか。

その中でも、特に意外なものをご紹介します。

科学者

科学者

研究に専念するだけで良く、煩わしい人間関係に悩まずに済むのでストレスフリーなイメージがありますが、実際は逆。

新たな発見をして、革新的な技術開発に貢献せねばならないというプレッシャーが重くのしかかり、また、ライバルとの競争も激しいため、彼らは常にストレスに晒されているのです。

農業

農業

アメリカで最も低収入の職業の一つ(平均年収2万ドル=約225万円)。

農作業用の機械による事故が珍しくなく、天候にも大きく影響されるため、自殺を考える人が比較的多いと言われています。

不動産屋

家

日本に比べて、アメリカの不動産業界は、成功と失敗の差が激しく、業績が好調なら億万長者、不調なら倒産という世界であり、特に、2008年に起きたいわゆる「リーマンショック」以降はその傾向が強くなっています。

自殺率が高いことに加え、この仕事が絡んだ死亡例のうち、3分の1は殺人によるものという事実も不動産屋の特徴です。

弁護士

弁護士

驚くことに、ロースクール(法科大学院)に在籍している間に、約40%の学生が、うつ病に近い症状に苦しむそうです。

そして、法律事務所に勤め始めると、アメリカ人平均の約4倍の割合で、うつ病に悩まされると言われています。

解決の難しい事件や、依頼人からの過大な要求など、法律家としてストレスを感じる要素は山ほどあります。

この辺りの事情は、司法試験という超難関を突破しないと弁護士になれない日本とは異なるのかもしれません。

医師

医師

アメリカ国民全体における死因の中で、自殺が占める割合は2%ですが、医師に限定すると、その割合は4%になります。

医師にとって一番のストレス要因は、やはり、患者の命を託されるという重圧。

それに加え、医者自身が精神面に不安を抱えていても、それが公になったときに悪い噂が立つのを恐れるあまり、他の専門家に相談しにくいという事情もあります。

また、どういう薬を使えば確実に死ねるか、ということについて深い知識を持っていますから、医者は、死にたくなったら確実に死ねる職種でもあるのです。

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