コーヒーにまつわるウソ4選

健康に良いと言われたり、逆にあまり良くないと言われたりするコーヒー。はたして一体どちらが正しいのか…。

コーヒーのメリット

まずはコーヒーを飲むことのメリットから挙げてみよう。

覚醒作用

コーヒーに含まれるカフェインが、脳内で「興奮」を司るドーパミン作動神経を相対的に活性化することで覚醒作用がえられる。

ちなみに、特に眠気を感じていない状態であってもこの覚醒作用は現れるらしい。

認知能力を高める

カフェインは、目の前の状況を瞬時に判断する能力をも向上させる。

これと関連して、短い時間記憶を保持する「短期記憶」の能力もアップさせる。ただし、「長期記憶」の方には影響が無いようだ。

糖尿病の予防になる

あまり知られていないが、コーヒーには血糖値を下げる効果があるので糖尿病の予防に効果的である。

そして意外なことに、これはカフェインの効果ではなく、コーヒー自体の効果であることが知られている。よって、同じくカフェインを含む紅茶などでは糖尿病予防にはならないらしい。

肝臓ガンの予防になる

1日あたり2~3杯のコーヒーを飲むことで、肝臓ガンにかかるリスクを約40%も下げるという研究結果がある。

普段、アルコールの摂取量が多く、肝臓に負担をかけている人にも効果があるらしい。

しかも、コーヒーは皮膚ガンや乳ガンなどの予防にも効果があるらしい。

さて、続いてはコーヒーのデメリットとされているものである。

1 「カフェインは心臓疾患の原因」の罠

コーヒーのカフェインは心臓疾患の原因になりうる、というのはコーヒーのデメリットとしてしばしば指摘される。

しかし、ここには大きなワナが隠れている。

実は、摂取したカフェインを代謝する速さには遺伝的に個人差があり、代謝が遅い人にとってはカフェインの摂りすぎが軽い心臓発作につながる可能性はあるが、代謝が速い人にとっては逆に心臓発作を防ぐ効果があるのだ。

つまり、すべての人に当てはまるわけではないし、当てはまるとしても「致命的」な心臓発作にはならないのである。

2 「コーヒーは不眠症につながる」の罠

コーヒーの覚醒作用を多用することで、夜に眠れなくなってしまう、という点もよく指摘される。

しかし、ここにもワナがある。

実は、カフェインによる覚醒作用の強さには個人差があるのだ。

言い換えると、カフェインに特に敏感なタイプの人とそうでない人がいるということ。そしてこれも遺伝的に決まる。

よって、カフェインに敏感なタイプの人であれば、夕方以降にカフェインを含んだものを飲むのは控えたほうが良いということが言えるが、決してすべての人がコーヒーで不眠症になりうるわけではないのである。

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3 「コーヒーをよく飲む人は不健康」の罠

これは経験的に当たっているな、と感じる人が多いかもしれないが、これはコーヒーが原因というよりは、その人の生活習慣の問題である。

コーヒーを1日に何度も飲む人は、典型的な「仕事人間」というタイプが少なくない。

こういう人は仕事以外のことにはあまり気を遣わないので、食事の栄養価は考えず、タバコや酒も特に制限しない場合が多いのだ。

つまり、コーヒーをよく飲んでいて不健康な人というのは、コーヒー以外の原因が絡んでいる可能性が高いということである。

4 「カフェイン過剰摂取が死を招く」の罠

カフェインを過剰に摂取すると死につながるというのは事実である。

では、カフェインの「致死量」がどれくらいかご存じだろうか。

答えは約10グラム

少ないと思った人もいるかもしれないが、カフェインの過剰摂取で死のうと思ったら、コーヒーを50ガロン(約190リットル)も飲まねばならないのである。

現実にはありえない話だ。

過去に、カフェイン含有量の多い「エナジードリンク」を大量に飲んで死亡した例は数例あるが、これに関しても、普段のアルコール摂取量や元々の心臓疾患などに起因する部分が大きいことが分かっている。

ちなみに、現時点でコーヒーの摂取が死のリスクを高めるなどといった研究報告は一件も存在しない。


いかがだったろうか。

確かに、コーヒーにはマイナス面が存在することは否めないが、1日2~3杯といった常識的な範囲で飲んでいる限りはデメリットよりもメリットの方が大きいようだ。

何でも「行き過ぎ」は良くないということだろう。

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