最も狂った双子の話5選

双子が絡んだ奇妙な事件の数々をご紹介します。

小説や映画などのフィクションに出てくる双子というのは、どこか不思議な雰囲気を持っていることが多いように思います。

そして恐らく、そういった双子のキャラクターの先駆け的な存在が、スタンリー・キューブリック監督の映画『シャイニング』に登場する謎の双子でしょう。

何の前触れもなく突然現れて冷ややかな笑みを浮かべる双子の少女は一度見たら忘れられません。

しかし、これからご紹介する双子も、それに勝るとも劣らない奇妙な面を持っています。

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1 双子の間で伝染する狂気

バス

2008年5月某日、スウェーデン出身のウルスラ・エリクソンと、その双子の妹であるサブリナが、イングランドからロンドン行きのバスに乗りました。

ここまでは何の問題も無いのですが、途中、気分が悪くなってバスを降りてから、彼女たちの行動が少しずつおかしくなり始めます

小さな荷物を大事そうに抱え、交通量の多いハイウェイを歩く二人の姿はかなり目立っていました。

そんな彼女たちをガソリンスタンドのマネージャーが偶然目撃し、念のため警察に通報します。

そして、到着した警察官が路側帯でエリクソン姉妹に話を聞いていると、突然ウルスラが車道に向かって猛ダッシュ

ハイウェイ

その一瞬後、車に衝突されました。

とりあえず命に別状はありませんでしたが、彼女は脚を骨折

その様子を見て興奮してしまったのか、今度は妹のサブリナも同じく車道に向かって走り出し、やはり車に激突されました。

唐突すぎる展開に警察官たちが唖然としていると、サブリナは不死身のヒーローのようにむっくりと立ち上がり、いきなり警官に殴りかかります

暴れまくる彼女を6人がかりでようやく取り押さえ、ひとまずその場の騒動は収まりました。

警察署に連れて行かれたサブリナは、そこでようやく落ち着きを取り戻し、翌日には釈放されましたが、彼女の奇行はまだ終わりません。

街

姉が入院している病院を探して歩き回っていると、サブリナは一人の親切な男性と出会います。

グレン・ホリンシェッドというその男性は、彼女の置かれている窮状を察して、病院探しを手伝ってあげることにしたのです。

ところが、その途中で何故かグレンはサブリナに刺殺されました。

サブリナは逃走し、高さ約12mの橋から飛び降ります。

橋

普通なら重傷を負うはずですが、彼女は今度も平然と立ち上がってその場を去りました。

その後、サブリナは逮捕され、裁判で懲役5年を宣告されています。

それにしても、エリクソン姉妹の突発的な奇行は一体何が原因なのか。

ロンドン行きのバスに乗った日、二人はアルコールドラッグもやっていませんでした。

心理学者によると、ウルスラは何らかの理由で一時的な錯乱状態に陥り、それがサブリナに「伝染」した可能性があるとのこと。

双子の絆が非常に強い場合にそういうことがありうるのだそうです。

2 兄が犯罪を実行し、弟が服役

双子

1993年、米国カリフォルニア州ベンチュラ郡で、ロナルド・アンダーソンという男が逮捕されたとき、警察は或る奇妙な事実に気づきました。

妻に暴行を加えて殺害しようとしたその男は、警察の記録によればつい最近も逮捕されており、しかも、懲役6ヶ月の刑を食らってまだ服役中だったのです。

たまたま姓名が同一なだけの別人かと思いきや、顔も全く同じ

となると、刑務所にいるはずの彼がどうやって犯罪を実行したのか。

刑務所

などと勿体をつけてみても、記事のタイトルから既にバレバレですが、刑務所に入っていたのは彼の双子の弟であるドナルドだったのです。

ドナルドは、過去にも何度か兄の身代わりとなって服役した経験がありました。

また、1970年代には、兄の代わりに米軍のヘリコプターの整備士として韓国に渡ったこともあります。

ロナルドは、自ら志願して入隊し、数ヶ月に及ぶ訓練を受けたにも関わらず、韓国に行く直前になってやる気が失せてしまったのです。

ヘリ

このように、兄のロナルドがピンチの時は、必ず弟のドナルドが身代わりになっていました。

しかし、そんな身代わり生活も、今回の逮捕によって終わりを告げます。

彼は、殺人未遂などの罪により、裁判で懲役12年を言い渡され、遂に自ら服役することとなったのです。

ところで、ドナルドはなぜ兄のロナルドの身代わりで刑務所に入ったりしていたのか。

ドナルド本人によると、その理由は、兄に対する「愛情」なのだそうです…。

3 家族に発砲する11歳児

子供

米国ノースカロライナ州ヘンダーソン在住のデボラ・ボーカム(44)という女性には、11歳の双子の息子がいました。

1999年4月1日午後9時過ぎ、彼女が息子たちの部屋にいるとき、ベッドカバーの下にアサルトライフルが隠されているのを発見します。

驚いた彼女はすぐに銃を取り上げたのですが、双子の弟がそれを取り戻そうと母親につかみかかりました。

その直後、双子の兄が38口径のピストルを取り出し、母親の腕を狙撃。

銃声を聞いて父親のウィリアム(46)が部屋に駆けつけると、双子の兄は父親の首に2発の弾丸を撃ち込み、続いて警察に通報しようとした16歳の姉にも発砲

母親と姉は一命を取りとめましたが、父親は死亡しました。

双子の兄弟は、その後少年院に送致され、18歳になるまでそこで過ごすこととなりました。

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4 絶対に逮捕されない双子

宝石

2009年1月、ドイツのベルリンにあるデパートで、680万ドル相当の宝石類が盗まれるという事件が発生しました。

犯人はマスク手袋を身に着けた3人組で、ロープを使って侵入している様子が監視カメラに捉えられています。

現場に残された有力な証拠は、犯人の一人が使ったと思われる手袋

それに付着した「」を採取して、DNA鑑定が行われました。

DNA

その結果を警察のデータベースと照合すると、二人の容疑者が浮上。

27歳の一卵性双生児であるハッサン・Oと弟のアバスです(ドイツでは容疑者のフルネームは公表されません)。

当時、二人は無職で、窃盗詐欺による逮捕歴がありました。

二人のうちのどちらかが宝石を盗んだのは確実。

しかし、ここで厄介な問題が。

一卵性双生児である二人は、遺伝子情報の99.99%が同じなので、DNA鑑定からだけではどちらが犯人なのかを特定できないのです。

特定できない以上、どちらか一方についてだけ裁判を行うわけにはいかず、かといって二人同時に被告人とすることもできず、結局この双子は二人とも罪を免れました

5 「沈黙の双子」

双子

イギリスのウェールズで生まれた双子の姉妹であるジェニファー・ギボンズと妹のジューンは、子供のころから少々変わった側面がありました。

彼女たちは、基本的に他の誰とも会話をせず、自分たちだけで通じる秘密の言語を使ってコミュニケーションしていたのです。

さらに、学校では文字の読み書きすらしませんでした。

と言っても、決して読み書きが出来ないのではなく、彼女たちは家では本を読み漁り、また、自ら本も執筆していたのです。

ノート

そんな二人の関係は、普通の人には到底理解できないほど複雑でした。

互いに最高の親友という仲の良い一面もあれば、相手を殺しかねないほど憎み合う面も。

実際、ジェニファーは、ラジオのコードを使ってジューンの首を締めたことがあり、その報復として、ジューンはジェニファーを橋から突き落としました。

それ以外にも、二人は放火窃盗などの犯罪行為も繰り返すようになり、両親はやむなく彼女たちをブロードムーア病院に入れることに。

病院

病院での生活が始まって14年が過ぎたある日、ギボンズ姉妹は或る最終決断を下します。

自分たちがノーマルな生活を送るためには、どちらかが死ぬ必要があると考えたのです。

このときジェニファーは、唯一交流のあった親しい人物にこう語っています。

「私が死ぬつもり。これは二人で決めた」

そして、二人が別の病院に移ることが決まった日、その移動中にジェニファーが、非常に珍しい心臓疾患により死亡しました。

彼女の死因については説明不能な部分が多く、殺人事件として扱われてもいません。

その後、双子の姉を失ったジューンは、それまでのような奇妙な行動を取ることが激減し、現在は家族とともに平穏な生活を送っています。

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