正しい maybe の使い方とは

高校までに覚える基本単語の1つ、”maybe“。

多くの人が「多分」という意味で理解しているかもしれないが、これを「多分」とだけ覚えておくのは危険だ。

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maybe = 50%

50%

maybe という単語はどう見ても”may“という助動詞と”be“がくっついて出来た単語だ。

そして、助動詞のmayの意味は「~かもしれない」である。

確信の度合いとしては、だいたい50%くらいだ。

そのmaybeとくっついたからといって、いきなり確率が80%位にアップする理由は無い。

よって、maybeの意味を「多分」とだけ理解しておくのは誤りということである。

誤解のないように言っておくと、決して「多分」と訳せないということではない。会話の流れやその場の状況から、具体的な意味が決定されるという点が重要なのだ。

Urban Dictionary の定義

maybe

一般の辞書に載っていないような「生の」英語の用法を調べたいときの強い味方が「Urban Dictionary」だ。

様々な単語・熟語についてユーザーが自由に定義を投稿できるサイトである。言葉の定義に特化したウィキペディアのようなものと言えるかもしれない。

さて、その「Urban Dictionary」でmaybeを調べてみると実に興味深い。

投票で1位に選ばれた定義によると、maybeの用法は次のように説明されている。

  1. Yes と答えるとき
  2. No と答えるとき
  3. 答えるのが面倒な質問にとりあえず返事するとき

例文を見てみよう。

Q: Are you horny? (興奮してる?)

A: Maybe.(Yes)


Q: Can I get that nice 500 dollar bike for my birthday?

(誕生日にあの500ドルのかっこいい自転車くれる?)

A: Maybe.(No)


Q: How much wood could a woodchuck chuck if  a woodchuck chuck wood?

(ウッドチャックが木を投げ捨てるとしたらどれくらいの木を投げ捨てるの?)

A: Maybe.(…バカらしい)

第2位の定義も面白い。

女性が使う場合: Maybe = No

男性が使う場合: Maybe = Maybe

となっている。

まあ、これも会話の状況によりけりかもしれないが、男女間の会話に限定すればかなり当てはまるのかもしれない。

例えばあまり興味の無い男性からの誘いに答えるときの気のない”Maybe”は明らかに”No“だということになる。

確信度に敏感な英語

日本語はもともと自分の確信度に関わらず表現を婉曲的にすることが多いので、確信度についてそれ程神経質になる必要はない。

しかし、英語の場合はどれくらいの確信があって発言しているのかで、微妙に表現が変わってくるので注意せねばならない。

では、確信度でどのように表現が変わっていくのかを見ていこう。

確信度100%

This is enough. (これで十分だ)

確信度90%

This is enough, right? (これで十分ですよね)

確信度80%

I think this is enough. (これで十分だと思う)

確信度70%

This is probably enough. (きっとこれで十分だ)

確信度65%

I’m not sure, but I think this is enough. (わからないけど、これで十分だと思う)

確信度60%

I’m really not sure, but I think this is enough. (よくわからないけど、これで十分だと思う)

確信度50%

Maybe this is enough. (これで十分かも)

確信度0%

I don’t know if this is enough. (これで十分かどうかわからない)

※ スティーブン・ソレイシィ著 『英会話ペラペラ練習帳』より

Maybe but maybe not.

これは、”Maybe and maybe not” と同じで、「そうかもしれないし、そうでないかもしれない」という意味だが、but を使った場合の方は”maybe not” に重点が置かれるので、「そうではない」確率の方が高いと思っていることになる。

といっても、どちらも確信が無い場合に使う表現だから、違いはかなり微妙ではあるが…。


こうして見ると、maybe の使い方は日本人にはけっこう難しいように思える。

少なくとも、「多分」という意味を覚えているだけでは相手の意思を正確にくみ取れない場合が多くなるだろう。

学校や塾などで、この単語の意味を単純に「多分」としか説明しない人は少々不親切だといえるかもしれない

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