個別指導塾バイトの罠(夏期・冬期講習編)

学習塾にとってかき入れ時となる夏休みと冬休み。バイト講師にとっても給料アップの大チャンスだが、注意せねばならないことも色々とあるのだ。

スケジュールに悩む

大学の1回生であれば、夏休みは思いっきり遊びたいという人も少なくないだろう。

就職活動やそのための準備などを考えれば、存分に長期休暇を満喫できるのは1回生の間だけかもしれない。

ところが…。

塾側はそんなこと知ったこっちゃないのである。夏と冬の長期休暇には出来るだけ授業を入れようとするので学生バイトに遊んでもらっては困るのだ。

塾の社員が露骨にノルマについて語ることはあまり無いが、夏期・冬期講習には社員にノルマが課されるのが普通だ。生徒ひとり当り平均何コマ取らせる、という具合に。

だから、中3や高3の受験生であれば、本人の能力から考えて消化不良になるのは明らかな場合でも、大量の授業を取らせようと躍起になるのである。

これは、保護者の立場で考えると、必要以上に授業を取らされるということでもある。

そして、塾側が確保した大量の授業数をこなすには、バイト講師がスケジュールを空けておくことが絶対条件となる。

よって、この時期に海外旅行などを計画している場合は注意が必要だ。

また、冬期講習中のクリスマスも要注意である。

クリスマスは恋人と一緒にデートを予定している人というは多いだろう。しかし、この日だけ講師が大量に休んでしまうと、時間割編成上ひどく都合が悪い。

よって、クリスマスのスケジュールに関しては、あまり講師側のワガママを聞き入れてくれない場合が多い。

イレギュラーな時間割に悩む

夏期・冬期講習中は、普段自分が担当していない生徒も担当することがある。

講習中だけの担当で終わることもあれば、講習後も継続して担当になることもあるが、いずれにせよ、普段見ていない生徒・教科の授業をすることになるので、臨機応変に対応する必要がある。

ただでさえ授業時数が多い時期なので、これが意外と大変なのだ。

心配な人は、夏期・冬期の時間割をもらったら、担当したことの無い生徒の名前をチェックして、教室長からその生徒に関する情報を聞いておくなり、普段その生徒を担当している講師から話を聞くなりしておくのが賢明だ。

体調管理に注意!

個別指導塾の夏期・冬期講習が他のバイトと違うところは、十分な昼休みが無いことである。

午前中からぶっ通しで授業を担当する講師は、ゆっくり昼食を食べる時間が無い。

僕がいた塾では、のんびり弁当などを食べている講師はほとんどおらず、大抵はカロリーメイトとかランチパックなどのお世話になっていた。

さらに、人気講師の場合は昼の休憩時間に生徒から質問攻めに遭ったりするので、実質上お昼を抜いてしまう人もいた。

塾講師というと、頭脳労働のイメージが強いかもしれないが、意外と体力を使う仕事なので、この時期はとにかく体調を崩しやすいのだ。

そして、夏期・冬期講習中に講師がダウンするというのは、塾側が最も恐れることの一つなのである。

ある講師が1日病欠してしまうと、その講師が担当しているその日の授業がすべて「飛ぶ」ことになりかねない。

塾としては、こういう事態は極力避けたいのだ。

特に、冬期講習中は風邪をこじらせる生徒が増える時期でもある。

風邪をうつされないように十分注意しておこう。

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