現代ではありえない驚きの職業7選

今の常識ではちょっと信じ難い、しかし実際に存在した変わった職業の数々をご紹介します。

今の日本にも変わった仕事というのは探せば色々あると思いますが、それらはよくあるタイプの仕事ではないものの、需要があるからこそ成立していることを思えばそれほど驚きではないかも知れません。

しかし、中世のヨーロッパなどにおいては今の時代では考えられない独特の職業がありました。

さらに、その仕事をしている人にしか分からない苦労も多々あったようです。

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1 ご主人様の鎧をお掃除(アーミング・スクワイア)

騎士

アーミング・スクワイアは中世の騎士に付いた従者で、戦闘で損傷した武器防具を新しいものに取り替えるのが主な仕事でした。

激しい闘いが行われている最中でも、防御力ゼロの服を身にまとった状態で主人の元まで駆けつけ、即座に武具を取り替えねばなりませんでした。

これだけでもかなり危険ですが、13歳から18歳くらいの少年が務めていたこの仕事にはそれ以外にもキツイ面がありました。

彼らは戦闘が終わった後、主人が身に着けていたキレイに清掃せねばならなかったのです。

ただし、清掃といっても鎧に付いたなどを拭くだけではありません。

ヘルメット

戦闘が長引いた場合、騎士は便意を催してもわざわざトイレなどには行きません。

鎧を付けたまま「漏らす」わけです。

どこで敵が待ち伏せているか分からない戦場では、これも理にかなっています。

茂みに隠れて脱糞しているときに首を刎ねられたら死に切れないでしょう。

そこで、その糞尿で汚れた鎧をキレイにするのもアーミング・スクワイアたちの仕事だったというわけです。

2 国王を命がけで笑わせる(コート・ジェスター)

道化師

コート・ジェスターは中世以前からあった職業で、命じられればいつでも国王を笑わせ、楽しませることを生業としていたお抱え道化師です。

左右の足で色の違うズボンを穿き、ボロボロのコートを羽織り、ロバの耳のような帽子を被って、見た目からして笑わせる気満々でした。

彼らの多くは男性でしたが、少数ながら女性の道化師もいて、女王を担当していたそうです。

また、そのおどけた外観とは裏腹に、コート・ジェスターは高度な教育を受けていました。

ちなみに、ヨーロッパにおける最後のコート・ジェスターは、イングランドのサフォーク伯に付いて、1728年に亡くなったディッキー・ピアスだとされています。

3 貴人を見たら速攻で掃除(クロッシング・スイーパー)

ホウキ

クロッシング・スイーパーとは歩道を掃除する人たちのことで、時代としてはヴィクトリア朝に見られました。

ただし、単純に街をキレイにするのが目的ではありません。

彼らは裕福そうな貴人が近づいてくると、その服(特に、女性のスカートの裾)が歩道のゴミで汚れないように、歩いて行く方向に沿って道をホウキで掃き、その礼としてチップを貰って生計を立てていました。

中世

子ども老人身体障害者などがこの仕事をしていて、時には縄張り争いが勃発することもあったそうです。

特にイギリスで多く見られたのですが、19世紀後半になると街の衛生面が改善し、この仕事は廃れてしまいました。

4 夜ごと街灯をつけて回る(ランプライター)

ランプ

電気が発明される以前は、街灯はすべて「ガス灯」でした。

今のように自動で点灯するわけはなく、毎晩一つずつガス灯に明かりを灯し、朝が来れば明かりを消していく。

その仕事をしていたのがランプライターです。

ハシゴを担いで街灯から街灯へと移動し、一日に大体70~80の数をこなしていたそうです。

その多くは男性でしたが、中には女性もいました。

特にロンドンでは非常に名誉のある職業で、代々受け継がれることも多かったのですが、当然ながら電気の発明とともに廃れていきました。

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5 凍った池から氷ゲット(アイスカッター)

アイス

冷蔵庫の無かった時代に人々はどうやって食べ物を保存していたのか。

それはもちろん「」を使っていました。

氷の塊で冷やされた箱の中に食料を貯蔵していたのです。

となると、次は氷の入手方法が問題になりますが、そこで登場するのがアイスカッターと呼ばれる人たち。

湖

彼らは水面が凍ったなどからノコギリで氷を切り出し、それを販売していたのです。

場合によってはかなり危険を伴うことがあり、池の中に落ちて命を失う人もいたそうです。

この職業は、冷蔵庫が発明される1930年代まで続きました。

6 ひたすらボーリングのピンを置く(ピン・セッター)

ボーリング

ピン・セッターは1900年代初頭からアメリカで定着した職業で、ボーリングのピンがボールに当たって倒れたらすかさずレーン内に飛び込んでそれらを撤去し、ボールを返球するのがその仕事でした。

そして、すべてのピンが倒れたら所定の位置にピンを並べます。

後はこの繰り返し。

お察しの通り、かなり退屈な仕事だったようで、おまけに収入もごくわずかでした。

1946年に自動でピンをセットする装置が開発されてからは、この職業も消えていったようです。

7 国王のトイレを清潔に(グルーム・オブ・ザ・ストゥール)

トイレ

中世においてイギリス国王が使用していたトイレ(おまる)を清潔に保ち、手入れをしていた職業がグルーム・オブ・ザ・ストゥールです。

かなり身分の高い人がこの職に就いていました。

仕事をする際は国王の私室に入ることを許されていたわけですから、それなりの身分が必要だったのはある意味当然かもしれません。

ただ、この仕事は単なる清掃業では無いのです。

国王が大便をするときに呼びだされ、お尻を手で拭く役目も担っていました。

手

いやいやいや、尻くらい紙を使って自分で拭けよ!

と突っ込みたくなりますが、当時は紙が貴重品だったので、それでお尻を拭くなどありえない話でした。

よって、国王のお尻を直接手で拭く人間が必要だったというわけです。

ところで、この職業に就いているメリットは一体何なのか。

直接に国王の世話が出来るという名誉もあるでしょうが、考えようによってはイザとなったら一国の王を亡き者に出来るチャンスがあるということでしょうか…。

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