実は殺人犯だったお婆ちゃん4選

老人

「ねえ、お婆ちゃん、お婆ちゃんの手は何故いつもそんなに血まみれなの?」

童話の中に登場する最も怖いお婆さんといえば、自宅を訪ねてきた赤ずきんを喰らおうとするお婆さんでしょう。

もっとも、その正体は、お婆さんになりすましたオオカミだったわけですが、それがバレた後でオオカミが受ける報復がなかなかに恐ろしい。

赤ずきん

ご存知のように、お婆さんがオオカミの腹を掻っ捌いて、中に石をしこたま詰め込むわけです。

子供向けのお話にしては少々残酷かもしれません。

しかし、現実にはこれより遥かに残虐なお婆さんも存在するのです…。

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1 夫を殺し続ける女

カップル

1893年にイギリスのダラム州で生まれたメアリー・エリザベス・ウィルソンは、21歳のときにウィンディ・ヌックという小さな村で、ジョン・ノウェルズと結婚します。

それから約30年後、ノウェルズは死亡し、そのわずか5ヶ月後にメアリーは、浮気相手だったジョン・ラッセルと人生二度目の結婚

そのラッセルも翌年に死亡しており、この時点で既に犯罪の匂いがしますけれども、医師から二人の夫の死は自然死であると認定されます。

その結果、メアリーは夫の遺産を無難に相続。

そして二人目の夫が死んだ翌年、三人目の夫となるオリバー・レナードと結婚します。

結婚

結婚から12日後にレナード死亡。

もちろん、遺産はメアリーのものに。

彼女は直ぐに、四人目の夫となるアーネスト・ウィルソンという資産家と結婚。

同じ年、ウィルソンもまた謎の死を遂げます。

このとき、メアリーは64歳

現役バリバリの殺人鬼です。

ウィルソンが亡くなったとき、彼女は葬儀に参列すらしませんでした。

メアリーが4人も夫を亡くしていることは周知の事実であり、そのことから彼女はちょっとした有名人に。

サンドイッチ

四人目の夫との結婚披露宴では、食事として出されたサンドイッチが余っているのを見て、

「このサンドイッチが傷んでしまう前に次の葬儀があるかも知れないわね(笑)」

と冗談を言ってのけたとか。

あまりにも頻繁に葬儀を行うので、メアリーは地元の葬儀屋から料金の割引を受けていました。

墓

しかし、ここまでやりたい放題やっていれば、警察が動かない理由はありません。

メアリーの「歴代の夫」の死体を掘り起こして調べたところ、高濃度の有毒物質が蓄積していることが判明。

これによってメアリーは殺人罪で有罪となり、死刑を宣告されます。

しかしながら、彼女が既に高齢であった点が考慮され、後に終身刑へと減刑されました。

その後、メアリーは70歳のときに刑務所内で亡くなっています。

2 開かないクローゼット

クローゼット

2016年、米国アーカンソー州出身の36歳の男性が、グロリア・テンズリーという65歳の女性と、いわゆるシェアハウスとして同じ家で共同生活をしていました。

彼がその家に入居して3ヶ月ほど経ったとき、何気なく部屋のクローゼットを開けようとすると、何故が開かない

古いからガタが来ているだけかと思い、力まかせに扉を開けたところ、中から出てきたのは衣類ではなく、男の死体でした。

実はこのテンズリーという女性、被害者の男性を殺害した後、その死体を隠して彼の社会保障給付金を不正に受け取っていたのです。

その後、彼女は裁判で有罪が確定しています。

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3 切り裂き婆さん

死神

ロシアのサンクトペテルブルク在住のタマラ・サムソノヴァという68歳の女性は、「切り裂き婆さん」の異名を持つ連続殺人犯です。

元々はホテルの従業員だったタマラは、2015年に殺人容疑で逮捕されたとき、過去20年間で11人を手に掛けたことを告白しました。

彼女は結婚していましたが、夫は2005年に失踪

というのはあくまで彼女の話であり、おそらくは11人の内の1人になったとみられています。

殺人

最後の犠牲者は、79歳の女性で、ちょっとした口論が原因で殺されました。

タマラの殺害方法は極めて残忍で、凶器には必ず刃物を使っていたという特徴があります。

しかも彼女は、被害者を如何にして死へ追いやったかについて微に入り細に入り日記に記していました。

日記

おまけにその日記は、ロシア語英語ドイツ語の三ヶ国語で書くという気合の入れよう。

裁判においてタマラは自分の犯行についてありのままを淡々と語り、報道陣に投げキッスをする余裕まで見せました。

彼女は、現在も刑務所暮らしを続けています。

4 コッレッジョの石けんおばさん

レオナルダ

ウィキペディアより)

19世紀末にイタリアで生まれたレオナルダ・チャンチューリは、誰からも愛情を注がれない子供時代を過ごしました。

彼女の母親であるアメリアは、見知らぬ男から性的暴行を受け、それにより子供を妊娠、そして出産。

さらに、その子を育てるため、自分を襲った男とやむなく結婚します。

好きでもない相手と結婚し、望んでもいない子供を産んだことから湧き出る負の感情を、アメリアは全て娘にぶつけました。

少女

こうして、母親から邪魔者扱いされ続けたレオナルダは、10代のときに2度自殺を図ります。

やがて社会人になり、自分の居場所を確保したいという思いから、登記所に勤める男性と結婚。

これで落ち着いた生活が始まるかと思いきや、その後、詐欺罪で懲役刑を食らって服役し、出所したら今度は大地震の被害に遭うという波瀾の人生が待っていました。

コッレッジョに移り住み、自分で小さな店を構えるようになってからようやく人並みの生活が始まるものの、彼女には一つ気がかりなことが

若い頃、二人の占い師からそれぞれ不吉なことを予言されていたのです。

その予言とは…。

レオナルダは多くの子供に恵まれるが、その全員が早死にする。

レオナルダの手相を見ると、右手に刑務所、左手に精神病院が見える。

彼女は17回の妊娠を経験していますが、3度の流産に加え、生まれた子の多くは幼い頃に亡くなり、結局残ったのは4人だけ。

そのうちの一人であるジュゼッペが徴兵により戦地に赴くことになったとき、何としてもその子を守ろうと考えたレオナルダは、ある異常な計画を立てます。

自分の人生が呪われていると信じ、それゆえ呪術まがいの世界にのめり込んでいた彼女は、第三者の命を犠牲にすることで息子の命が救われると考えたのです。

そして、1939年から翌年にかけて3人の女性を殺害。

連続殺人犯として彼女が特徴的なのは、被害者の死体を自分の手で処理し、なおかつその過程で「石けん」と「ティーケーキ」を作っていたこと。

石けん

このことから彼女は、「コッレッジョの石けんおばさん」というあだ名が付いていました。

決定的証拠が無いためにレオナルダはずっと逮捕を免れていましたが、息子のジュゼッペに疑いの目が向けられ始めたのをきっかけに、自らの罪を全て告白。

その後の裁判で懲役30年と精神病院での3年間の治療を言い渡されており、驚くべきことにこの内容は、占い師の予言通りです。

1970年10月15日、レオナルダは病院内で、脳卒中により76歳で死亡しました。

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