【怪奇事件簿】箱の中から発見された子供

米国ミズーリ州セントルイスに住むアダム・スミス(37)という男性は、2019年7月、母親が肺がんで亡くなった後、彼女の私物を整理していました。

その中で、特に彼の興味を引いたものがあります。

母親がどこへ引っ越すときにも必ず持ち運んでいた段ボール箱です。

彼はその箱の中身を、現金か何かだと思っていたそうなのですが……。

(アイキャッチ画像:bluebudgie/Pixabay)

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箱から出てきた恐るべきもの

段ボール

OpenClipart-Vectors/Pixabay

その箱は、20年以上もの間、家の冷凍庫に入れられていました。

その時点ですでに中身は現金ではないようにも思いますが、スミス自身はヤバい物が入っているなどとは微塵も考えなかったのです。

しかし、箱を開けたスミスを待っていたのは、ミイラ化した女の子の死体でした。

皮膚や髪の毛などはそのままで、ずっと冷凍されていただけあって保存状態は良好。

驚いたスミスはすぐに警察に電話しました。

そのミイラ化した子供は、恐らくは母親が生んだ子、すなわちスミスの「姉」です。

母親が死んで、所持品の整理をしていたら自分の姉のミイラを発見するというのは、なかなか体験できるものではありません。

箱の中で発見された名もなき少年

少年

Philadelphia Police Department/Wikimedia

次にご紹介するのは、箱の中から子供(の死体)が発見された事件としてはかなり有名なケースです。

1957年2月、米国フィラデルフィアの田舎道に近い森の中で、ある男性が奇妙な段ボール箱を発見しました。

中を確認すると、毛布に包まれた少年の死体が、かご型ベッドに入っていたのです。

その男性からの通報を受け、警察が本格的な捜査を開始。

死体には所々に打撲傷があり、頭部への複数回の打撃が死因につながったと考えられました。

死亡する直前あるいは直後に散髪された形跡があり、箱の中に髪の毛が見つかっています。

また、爪もきれいに手入れされていました。

道路

8013345/Pixabay

警察は当初、この少年の身元は労せずして判明するものと思っていたのですが、すぐにそれが大きな誤りだと気付かされることに。

少年は、行方不明者としての届出もなされておらず、その顔写真が公開された後も、誰一人として身内や関係者からの連絡は無かったのです。

しかし、その後の粘り強い捜査によって、警察は一人の容疑者を特定

その人物の名前は、チャールズ・スピース

複数の地元住民が、問題の少年はチャールズの息子テリーであると証言しました。

そうなると、まずはチャールズ本人に話を聞くべきですが、少年の死体が発見される2日前に彼は失踪しており、彼に対する疑惑が一層強まります。

しかし、チャールズの妻に少年の死体を確認してもらったところ、それはテリーではないと断言。

そして、警察がチャールズ本人の所在を突き止めたとき、テリーが生存していることが明らかに。

捜査は振り出しに戻りました。

万策尽きた警察は霊能力者に助言を求めます。

その霊能力者によれば、少年が死亡したのは古い屋敷で、そこは、ある夫婦によって児童養護施設として利用されているとのこと。

屋敷

12019/Pixabay

夫婦が引っ越した後、その屋敷内からは、少年の死体が入っていたのと酷似した、かご型ベッドが発見されました。

その夫婦には娘がいるのですが、問題の少年はその娘の隠し子ではないかとする説があります。

何らかの原因で事故死した少年の死体を、その母親あるいは祖父母が森の中に遺棄したというわけです。

しかし、この仮説を裏付けるための十分な証拠は無く、推測の域を出ません。

2002年には、「マーサ」と名乗る女性が情報提供者として現れました。

マーサの話によると、彼女の母親は人身売買によってジョナサンという男の子を買い、自宅で奴隷のようにこき使っていたとか。

ある日、ジョナサンがベイクドビーンズを食べている最中に嘔吐したのを見てマーサの母親が激怒し、彼をめった打ちにして死亡させます。

ベイクドビーンズ

Pixel1/pixabay

ジョナサンは長髪でしたが、死体の身元を分かりにくくするため、マーサの母親は彼の髪をバッサリ切っておきました(ジョナサンは、女の子として育てられたとする見解もあります)。

後は、マーサに手伝わせて死体を森の中へ運搬。

マーサのこの話は最初、警察に強い関心を抱かせました。

彼女の語った内容には捜査機関しか知り得ない情報がいくつか含まれており、少年の死体を検死したとき、胃の中にベイクドビーンズもあったのです。

ところが、マーサには精神病を患っていた経歴があり、彼女を知る近所の住民も、マーサの家に小さな男の子がいるのを見たことは無いと証言。

結局、死亡した少年がジョナサンだったという確証を得るには至りませんでした。

箱の中の少年は、その正体について他にもいくつかの仮説があるものの、未だに確実と言えるものはありません。

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