今年も紅白歌合戦の時期ですね!一度も見たことないけど…。
視聴率が凄すぎる
あらゆるTV番組の中で最も謎が多いと思うのが、紅白歌合戦である。
何故毎年ああも視聴率が良いのか。
ここ数年は一昔前ほどの視聴率ではなくなってきているらしいが、それでも40%を超えるというのは驚異的な数字ではなかろうか。
僕がこの長寿番組を全く見る気になれないのは、聞きたいと思う歌が無いからである。
AKBにもジャニーズにも興味が無く、ましてや演歌などは聴くだけで気持ちが悪くなる。
おまけに、毎年毎年毎年毎年同じ顔ぶれの「大御所」が幅をきかせて同じ歌を歌う(らしい)。
この番組構成で40%を超える視聴率が取れるのは、それだけでも凄いことだと言わざるをえない。
そうは言っても、若い世代はだんだんこの番組を見なくなってきているそうだ。
そしてそれは、驚くべきことでも何でもなく、至極当然のことである。
水と油のように異なるジャンルの歌がチャンポンになった番組などを若い世代が見るのは相当な忍耐力が必要なのではないか。
ジャニーズの歌の後にド演歌を聴いていられる人がどれだけいるのか疑問だ。
また、毎年同じような面子なのも普通に考えればマンネリだ。
いっそのこと、「初登場」の人ばかりで紅白をやってみてはどうか。
あるいは逆に出場回数30回以上の人ばかりでやってみてもいい。
まあ、どーせ見ないのでなかなかテキトーな事を書いているわけだが…。
なぜ「合戦」なのか
もう一つ、紅白歌合戦でどうしても気になる部分がある。
「合戦」という言葉である。
ウワサによれば、番組の最後に紅組と白組とでどちらが買ったのかを日本野鳥の会の人たちの協力のもとに決定するらしい。
ただ、負けたからといって何かペナルティがあるわけではない。
ただどちらが勝ったかを決めるだけである。
しかし、それを「合戦」と言ってしまうのはどうなのだろう。
別に僕は「合戦」研究家でも何でもないわけだが、「合戦」をナメるなと言いたくなる。
せめて何かしらのペナルティは必要だろう。
例えば、紅組が負けたら、紅組の司会進行役が二度と紅白に司会として出演しない、というのはどうだろう。
あるいは、大御所の出場枠が一つ減るというのも良いのではないか。
それが無理なら、「合戦」という言葉は取り払うべきだと思う。
「合戦」でもないものを「合戦」と呼ぶおバカな番組に受信料が使われているというのは納得出来ない。
ま、こんなことを考えているのは僕くらいだろうが…。
笑ってはいけない
そして、紅白の対抗番組として頑張っているのが、「笑ってはいけない」シリーズである。
こちらも紅白に負けず劣らずマンネリ感が凄まじい。
さすがにもうネタギレだと思うのだが、ネタギレであること感じさせない何かがあるような…気がする。
今年もまた、バスで移動するところから始まり、そのバスに珍客がこれでもかと乗ってくるのだろう。
その後、現場に着いたら机の引き出しに妙な物が入っていたり、ジミー大西のDVDがあったりと、昨年までとまったく変わらないだろう。
しかし、紅白に比べれば「笑ってはいけない」の方が遥かに番組としての完成度は高い。
どういう人を視聴者として設定しているかが明白だからだ。
一方で紅白は一体誰に向けたものなのだろう。
音楽の好みなど人によって全くことなるというのに、それらをゴタマゼにして提供するというのはかなり乱暴だ。
あらゆるジャンルの食事を一緒くたにして客に出しているようなものではないだろうか。
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