「The Moneytizer」というのをご存知でしょうか。
Google AdSenseと同じく、ブログ等に広告を貼って収入を得られるサービスなのですが、ここ数年の間に急速に認知度を高めてきています。
約1年前、そのThe Moneytizerの日本人スタッフの方から当サイト宛にメールを頂きました。
内容は、The Moneytizerを利用してみませんか、というお誘い。
僕としては、ブログ収入アップにつながるという点よりも、このサイトに目を付けてくれたということの方が嬉しかったですね。
二つ返事で承諾し、僕はThe Moneytizerをこのサイトに導入しました。
その後、このことを猛烈に後悔することになるとは全く予想していませんでしたが……。
The Momeytizerをサイトに導入するに当たって、特に難しい部分はありません。
「The Moneytizer 広告 設定」などといったワードで検索すれば、解説サイトはいくつも出てきます。
そいうったサイトの指示に従って作業を進めれば、すぐに広告が表示されるようになります。
広告をより簡単に設定するために、ワードプレス用の専用プラグインも用意されているので、それを使えばさらに簡単。
で、僕もそのプラグインを導入しました。
プラグイン内の「My Format」というタブで、各種類の広告を自由に設定できるのですが、その中で、僕のような横着者の目を惹いたのが「Automatic Placement」という項目。
この項目にチェックを入れると、自分で何も設定せずとも、広告が自動で表示されるようになります。
AdSenseの自動広告とほぼ同じです。
一般的に自動広告は、お手軽な反面、意図しない場所に広告が表示されてしまうというデメリットがあります。
その危険性は十分承知していたのですが、試しにどんなものか確認したくて、とりあえず自動広告を有効にしてみたのです。
すると、ちょっとありえないほどウザい量の広告が表示されるようになり、これは使い物にならないと即断しました。
すぐに「My Format」タブに戻り、「Automatic Placement」のチェックを外したのですが……。
消えない。
自動広告が消えません。
何度試しても消えません。
専用プラグインを停止し、削除しても消えません。
まるで地縛霊のように広告が表示され続けます。
お手上げです。
早速グーグルで解決法を検索。
ところが、いくら調べても、このじゃじゃ馬「Automatic Placement」を「完全に」無効にする方法が出てきません。
そこで、先述のスタッフさんに助けを求めるメッセージを送ったのですが、メールアドレスが無効になっていて相手に届かない始末。
こうなると、残る手段はサポートセンターのみ。
しかし、The Moneytizerのサポートに連絡してみても、抜本的な解決には至らず。
一体どうすればいいのか。
ここで僕は少し冷静になって考えてみました。
これだけ重大な問題なのに、ネットで検索してもこの手の話が全く出てこないのは何故か。
それは、この問題に直面している人間が、極端に少ないということ。
ひょっとすると僕だけという可能性もある。
そこで、インストール済みの全てのプラグインを一通り見直して、自動広告が消えないことと関連がありそうなものを停止する、という作業を繰り返したところ……。
ようやく見つけました、原因を。
header.phpにスクリプトを挿入するプラグインと、ショートコードでAdSenseの広告を挿入するプラグインです。
これらのうち、どれか1つでも有効にすると、The Moneytizerの自動広告が猛威を振るうこととなりました。
奇妙なのは、これらのプラグインはThe Moneytizerを導入するかなり前から使用しており、しかも、The Moneytizerとは何も関係が無いということ。
にも関わらず、The Moneytizerのプラグインを削除した状態でも、これらのプラグインの一方を有効にするとThe Moneytizer祭りが始まります。
この現象の理由はよく分からないものの、やるべきことは1つしかありません。
これらのプラグインを完全に削除しました。
これでようやく、The Moneytizerの自動広告から解放されたのです。
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めでたしめでた……いや、めでたくはない。
正直、膨大な時間を無駄にしたという感覚だけが残りました。
たかが自動広告を有効にしただけで、まさかこんなドでかいワナに嵌まるとは全く予想していませんでした。
今、この記事を読んでいる方の中で、これからThe Moneytizerの広告を設定しようという方は、自動広告だけはおすすめしません。
The Moneytizerの広告設置について解説しているサイトでは、自動広告を設定する方法についても触れられていますが、場合によっては当サイトと同じ運命を辿る危険性があります。
よって、試しにちょっとだけ自動広告を有効にしてみようとするのでさえ自殺行為と言えます。
十分に気をつけてください。