タトゥー

欧米では、タトゥーを入れている人は特に珍しい存在ではないですが、日本ではまだまだ少数派。

服で隠れている場所に入れるのならまだしも、常に周りから見える場所に入れている人は、かなり少ないでしょう。

価値観は人それぞれですから、本来は、自分の体のどこにどんなタトゥーを入れようが、その人の自由。

ただ、これだけは彫ってはいけない、というタトゥーがあります。

今回はそんなお話です。

(アイキャッチ画像:6557056 / Pixabay)

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1 ニューヨークのツインタワー

ツインタワーgeralt / Pixabay

イギリス在住のイラン人であるシェイン・ヒンクスは、2003年、右の上腕に、ニューヨークに存在したツインタワーのタトゥーを彫りました。

これは、その2年前、アメリカ同時多発テロ事件によって、ワールド・トレード・センターで大惨事が発生したことを受けてのこと。

彼は、多くの人たちが犠牲になった惨劇を忘れないように、このタトゥーを彫ったのです。

ところが、ここから先の彼の人生は、悪夢の連続でした。

彼がアジア人であることから、タトゥーの意味を誤解され、あの自爆テロを肯定しているかのように見られてしまったのです。

それ以来、彼はなるべくタトゥーを隠すようになったのですが、それでも、ふとした拍子に見えてしまい、その度に冷たい視線を浴びることに。

2005年にロンドンの地下鉄で爆破事件が起きたときには、このタトゥーのせいで逮捕され、6日間も勾留されました。

テロリストだと疑われる生活に耐えられなくなった彼は、タトゥーの除去を決意し、さらに、自分の名前を変え、住所も変え、「別人」として生きることにしたそうです。

2 「無罪」というタトゥーを持つ男が「有罪」に

逮捕4711018 / Pixabay

2016年9月14日、イギリスのロンドンに住むマリア・ソーンという女性が、男から殴り倒されるという事件が発生しました。

殴った犯人は、女性の知人であるダミアン・シュメールという32歳の男。

男の供述によると、自分が貸した20ポンド(約2700円)を彼女がなかなか返さなかったことから口論になったのが事の発端。

口論の最中、イライラしたその男がタバコを吸い始めると、マリアがそれを取り上げて投げ捨てたため、シュメールがブチ切れて彼女を殴ったのです。

暴行の後、シュメールは逃走しましたが、程なくして警察が逮捕。

彼の腕には、「Not Guilty(無罪)」というタトゥーがでかでかと彫られていたのですが、後の裁判で、あっさり有罪になっています。

3 「私は人の物を盗るアホです」

タトゥーTeeFarm / Pixabay

2018年、ブラジルのサンパウロ市で、ルアン・ローシャ・ダ・シルバという18歳の少年が、窃盗容疑で逮捕されました。

彼は、スーパーマーケットで、制汗スプレーを5缶盗んだのです。

そのとき、警察官を驚かせたのは、彼の額に彫られたタトゥー。

ポルトガル語で、「私は人の物を盗るアホです」と書かれてありました。

やけに自虐的なタトゥーを彫るものだ、と思いきや、その真実はちょっと残酷。

逮捕される前の年、彼は、自転車を盗もうとしているところを持ち主に発見され、その人物によって無理矢理このタトゥーを彫られたのです。

自分の所有物を盗まれそうになったとは言え、なかなかにえげつない仕打ち。

ちなみに、このタトゥーを彫った男も、後に逮捕されています。

4 猫にタトゥー

猫Pexels / Pixabay

タトゥーが好きでたまらないという人は、自分の体にタトゥーを入れる分には、特に問題は無いでしょう。

しかし、自分が飼っているペットにタトゥーを入れるのはいかがなものか。

2017年、ロシアのスヴェルドロフスク州エカテリンブルク市で、背中にセクシーな女性のタトゥーが彫られたスフィンクス・キャットを、その飼い主が散歩させていました。

モフモフの犬や猫であれば、タトゥーを彫るのは不可能ですが、体毛の殆ど無いスフィンクス・キャットならばそれも可能。

とは言え、スフィンクス・キャットは、ただでさえ弱々しい見た目ですから、その体にタトゥーが彫られているというのは何とも痛々しい。

アレクサンダーと名乗るその飼い主は、案の定、動物保護団体などから強く非難されました。

ちなみに、ネコの名前は「デーモン」。

また、タトゥーに使用された絵柄は、ロシアではギャングのメンバーなどが好んで選ぶものだとか。

実際にタトゥーを彫る際は、麻酔薬を使っていたらしいのですが、それにしても、さすがにこれはやり過ぎでしょう。

5 全身タトゥー男が幼稚園の先生

タトゥーPexels / Pixabay

フランスのパリ郊外にあるパレゾーという町で、幼稚園の教諭をしていたシルヴァン・エレインという男性は、最近、仕事をクビになりました。

仕事は真面目にやっていたのですが、それとは別の部分で、クビになっても仕方の無い理由があったのです。

それは、彼の見た目

顔、胴体、腕など、体の至る所にびっしりとタトゥーが彫られていました。

「至る所」というのは決して大げさではなく、スキンヘッドの頭部全体にもタトゥーがあります。

しかも、トドメとして、眼球の白い部分にも黒いタトゥーが。

つまり、彼の目は全て真っ黒なのです。

ホラー映画にでも出てきそうなその外見は、幼稚園児に悪夢を見させるには十分すぎます。

クビになったのは、ある意味当然でしょう。

しかし、エレイン本人は、子供を相手に教えることが好きで、教諭の仕事自体は今後も続けていきたいのだとか。

本人の話によれば、世の中には色んな人間がいるのだということを子供たちに理解させることで、彼らが大人になったとき、差別や偏見を持ちにくくなるかも知れないと語っています。

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