今や、日本人の生活に欠かせない存在となったAmazon。
普段、全くAmazonを利用しないという人は、かなり少ないのではないでしょうか。
本・CDから日用雑貨・家電まで何でも買えるのが特徴ですが、そんなAmazonで、取扱いが禁止になったものをご紹介します。
数ある通販サイトの中で、個人的にもっとも頻繁に利用しているのがAmazonです。
ありとあらゆるジャンルの商品を扱っており、ここで手に入らないものは無いのではないかと思うくらい便利な通販サービスですが、そんなAmazonでさえ販売を禁止した商品があるのです。
〈originally posted on January 15,2016〉
1 ヒトラーTシャツ
2008年4月、
I LOVE HITLER
という文字が大きくプリントされたTシャツが、Amazonで販売されました。
しかし、ユダヤ人の人権を守る国際的組織(World Jewish Congress)がこれに対して猛烈に抗議。
その結果、このTシャツはアッサリ削除されてしまいました。
2 クジラ肉
日本でよく議論の対象になる「肉」といえば、やはりクジラ肉とイルカ肉でしょう。
意外なことに、これらの中でクジラ肉については2012年の2月まで日本のAmazonで購入可能でした。
クジラ肉を使った商品の数は実に150近くもあり、その中には絶滅危惧種のクジラから取った肉を使用しているものもあったとか。
これに対し、ネット上で署名を集めるサイトである「Change.org」にてAmazonに販売禁止を求める署名が20万以上も集まり、これによりAmazonは、クジラ肉関連商品の取扱いを全面的に中止したのです。
3 銃型iPhoneケース
米国AmazonでiPhoneケースとモデルガンを合体させた商品が販売されたことがあります。
ちょうど銃身の部分にiPhoneをはめ込むようにして使用します(実際に上の画像のような感じです)。
しかしながら、銃犯罪や銃規制が常に議論の的となるアメリカにおいて、これは大きく物議を醸しました。
特に問題視されたのは、この商品にiPhoneを装着してズボンのポケットに入れると、グリップ部だけが顔を出す形になって、まるで本物の銃を所持しているかのように見えてしまうこと。
実際、銃を持った男がうろついているという通報を受けて警察官が駆けつけてみると、この銃型iPhoneケースだったということが2015年8月に起きたのです。
また、アムステルダムのスキポール空港では、このケースを持っていた20歳のカップルがセキュリティで引っ掛かり、飛行機の離陸が遅れる事態が発生しています。
4 ヒンドゥー神のレギンス
のイラストがプリントされたレギンスがAmazonで販売されたとき、ヒンドゥー教の理解を広めるための組織で会長を務めるラジャン・ゼッド氏は、Amazonに対して強く抗議しました。
その主張内容は、ヒンドゥー教の神々は寺院で崇められるべき存在であって、足やお尻に密着させるなど論外であるというもの。
そしてこの抗議を受けてからわずか1時間後、Amazonは商品を削除したそうです。
ちなみに、これと似た商品にイエス・キリストをプリントしたレギンスというのがあるのですが、こちらは現在でもAmazonで入手可能となっています。
5 バッキーボール
とは、磁石でできた小さな銀色のボールで、積み木のように自由に組み上げていくことの出来る子供用の玩具です。
特に危険性は無さそうな感じのおもちゃですが、発売から4年間で1700人もの子供がこれを誤飲して病院に運ばれ、中には緊急手術が行われた例もありました。
2013年には6歳の子供が19個もバッキーボールを飲み込んでしまい、手術で取り出さねばならない事態に。
レントゲン写真を見ると、ボールどうしが強い磁力でくっつき合い、内蔵に穴を開けていたのです。
こんな危険なおもちゃを販売し続けるわけにはいかず、Amazonを含め多くの販売店が取扱いを中止。
その後、この商品はメーカーによってリコールされました。
6 ガン治療薬
2013年、英国Amazonでガンの治療薬なるものが販売されました。
商品の内容物には、クロコダイルの血液を乾燥させて作った錠剤や、アンズの種子から取った杏仁などが含まれていたとか。
ガン細胞を弱らせる効果があるなどといった説明も記載されていたそうです。
この怪しすぎる薬品のことを医薬品・医療品規制庁にタイムズ紙が問い合わせたことで事態が表面化。
その2週間後、Amazonは販売を中止しました。
ちなみに、クロコダイルの血液には医薬的な効果は特に無いのだそうです……。
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