先日、とある商品のレビューをAmazonに投稿しました。
特定されるとアレなので、具体的な商品名やカテゴリーは伏せておきますが、以前から気になっていた商品で、評価も抜群に高いものです。
ちなみに、その商品のレビューは、一部がVineメンバーによるもの。
僕もVineメンバーですが、Vineで入手したのではなく、普通にお金を払って購入しました。
他のVineメンバーがタダでもらった商品をお金を出して買うのは、不思議な敗北感がありますね。
それはさておき、届いた商品を使ってみてしばらくは、かなりテンション高めに満足感に浸っていました。
「やっぱ高評価なだけあるわ~」てな感じで。
ところが、ある程度の期間使用してみて、一つ重大な欠陥があることに気づいたのです。
これは、僕の使い方が悪いとかそういう問題ではなく、もともとその商品に内在する欠陥が原因。
正直、ガッカリさせられました。
テンションが一気にダダ下がりです。
僕にとってその商品はVineアイテムではないですし、既に大量の高評価レビューが掲載されていたので、レビューを書くつもりは無かったのですが、予定変更。
気合の入った「辛口レビュー」を書いて投稿しました(性格の悪さが滲み出てます)。

そして、レビューが公開されてから数日後。
「全額返金のオファー」という件名のメールが届いたのです。
こんなメッセージを受け取るのは初めてだったので、最初は「なんじゃこりゃ?」状態でした。
Googleで調べたところ、どうやらこれは、数年前にAmazonに実装された「カスタマーレビュー」という、なんとも紛らわしい名称の新機能なのだとか。
具体的には、★1~★3の低評価を付けられたセラーが、当該レビュアーに対し、「全額返金」もしくは「カスタマーサポート」を申出るメールを、Amazonを通じて送信できるというもの。
「全額返金」はそのままの意味ですが、「カスタマーサポート」というのは、レビュアーに対して、商品の何が問題だったのかについて詳細を確認するというものです。
謎1 誠実なのか不誠実なのか

商品に不満を抱いた購入者に対し、全額返金をオファーしてくるというのは、見方によっては非常に誠実な出品者だという印象を受けます。
こちらから返品or返金を希望すると言ったわけでもないのに、向こうからわざわざ返金を申出てくれるわけですから。
さらに、セラー側からは、返金を行う見返りとして低評価レビューの削除・訂正等は依頼できません。
よって、返金されたとしても、低評価レビューはそのまま残しておいて問題ないのです。
しかし、当然ながらセラーはレビューの削除・訂正を期待しているはず。
レビュアーの側も、返金されればレビューを訂正することくらいはやぶさかでないでしょう。
「お金は戻ってきたし、何もしないのも申し訳ないから、★4つに変更しとくか……」
こういう人はけっこう多いのではないでしょうか。
要するに、どうしてもセラーの「下心」が見え隠れするのです。
そう考えると、セラーの不誠実さを感じ取ってしまいます。
返金オファーをしてくるセラーは果たして誠実なのか不誠実なのか。
これはなかなか判断しづらいところですね。
謎2 なぜ僕のレビューが目をつけられたのか

件の商品は、すでに数百件のレビューが投稿されていて、その大半は★4つ以上の高評価でした。
商品ページを開くと、「とても良いです!」「期待通り!」など、好インプレッションのオンパレード。
つまり、ことさら低評価レビューを探さなくては僕のレビューなんて誰の目にも触れません。
よって、そんなレビュー、放置しておいたとしても売上には大して影響は無いはず。
にも関わらず、なぜ返金オファーが?
一つ考えられるのは、僕のレビューがやや長めの文章だったこと。
他の低評価レビューは、1~2行で不満だけを述べているものばかりです。
そういう意味で、僕のレビューはけっこう目立ちます。
しかも、「役に立った」が押されていました。
こういった事情から、
「マズイ……コイツのレビューは何かマズイ!何とかせねば!」
と、セラーが考えたのかもしれません。
仮に、僕の低評価レビューによって、この先一人でも購入を諦める人が出てくるとすれば、全額返金によってそのレビューが消えた場合、それだけで元が取れます。
もちろん、レビューが確実に削除される保証は無いわけですが、試す価値は十分あるでしょう。
謎3 やらせレビューを助長するのではないか

Amazonでは、セラーが購入者に対して金銭やギフト券などを提供し、それにより高評価レビューを求めたり、レビューの訂正・削除を要求したりする行為は禁止されています。
これが発覚すれば、アカウント剥奪などの厳しい処分もありえます。
しかし、それを踏まえてこの「全額返金」制度を考えると、実に奇妙です。
セラーからの全額返金が、レビューの訂正・削除を誘発する可能性は十分あります。
仮に、僕が全額返金を受けた場合、おそらくレビューを削除すると思います。
代金を返してもらったのに、相手の思惑を無視し続けるというのは、自分の性格的にできません。
ちなみに、レビューの訂正は、結局は虚偽のレビューになってしまうので、やはり削除一択です。
ここで冷静に考えてみると、お金を貰ってレビューを削除するわけですから、それはまさにAmazonが禁止する「レビューの不正操作」に当たるのではないでしょうか。
少なくとも、客観的に見てそう捉えるのは不自然ではないと思います。
そしてそんなことはAmazonも十分承知しているはずなのに、何故こんな制度を設けたのか。
正直、よく分かりません。
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結論 黙シテ殺ス

人生初の「全額返金オファー」に対して僕が出した結論は…….。
「黙殺」です。
返金された後にレビューを削除して、それが元でAmazonから変な疑いを持たれるのが怖いというのが理由です。
不正レビューを行ったと判断されたら、Vineメンバーの資格を失うにとどまらず、Amazonのアカウントが消滅する危険があります。
今までに購入したKindle本を全て失うのは恐怖でしかありません。
よって、返金オファーなんて全く見なかったことにして、今後ものうのうと生きていきます。
余談 レビューを投稿するメリット

Amazonで何か購入してもレビューなんて滅多に書かない、という人は少なくないでしょう。
しかし、購入した商品に強い不満を抱いているのなら、時にはその不満をレビューという形でぶつけるのもいいかもしれません。
場合によっては、全額返金オファーが来ることもありますから(低確率ですが)。
ここで重要なのは、なるべく説得力のあるレビューを書くことです。
「こんなゴミ、使えない!」
「思っていたのと違う!」
みたいな、ただ怒りをぶちまけただけの感情的なレビューは閲覧者の共感を得られにくいので、どういう所がどんな理由でダメなのかを具体的に書きましょう。
ただし、言うまでもないですが、誇張は禁物。
すぐに壊れたわけでもないのに、「すぐ壊れた!」などと大げさに書くのは避けるべきです。
また、レビューを投稿することで、Vineメンバーでない人は、Vineに招待される可能性もあります(超低確率ですが)。
そう考えると、正直な低評価レビューというのは、「一粒で二度おいしい」と言えるかも知れません。















話が少しずれるかも知れませんが、「悪質セラー対策」としての「返金」に関する面白いブログをnoteに見つけました。
https://note.com/kurashikilog/n/nd15c3578f111
youtubeにも同じ内容の動画があります。重要な部分を要約すると・・・
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2004年にamazonは*国に参入したが、失敗。2010年あたりに*国から無印格安品が世界中で大洪水のように押し寄せてくるようになった。amazonは消費者を引き留めるため、*国製品を本格受け入れ。ハイリスクハイリターンの暴れ馬を質より量の無防備状態で迎え入れた結果、amazonは多額の負債と多くの欧米セラーの恨みを抱えるようになった。ナイキやイケアといった有名ブランドがamazonから次々と撤退。そのため、2020年以降、amazonは悪質セラー対策を強化(偽レビューへの法的措置、昨年からAIを利用して3億件近いレビューをブロック、同じ連絡先・支払い口座の関連アカウントをバンするなど)。それでも未だにサクラレビューはあるし、バンしても抜け穴を使って新規アカウント登録もある。悪質セラー対策のため、amazonは「何かあれば返金するよ」という姿勢を貫いている。消費者は通常なら「じゃそれでいいや」ってなる。しかし、このような荒波に飲まれると分かっていても、セラーはamazonで売るしかない。本当に苦しいのは真面目に物を売るセラーである。
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情報ありがとうございます。
真面目な者ほど多くの不満を抱えながらやっていくしかないという点では、セラーもVine会員も似たようなものですね。
僕に返金オファーをしてくれたセラーは恐らく真面目なセラーだったのだろうと思います。
どうも「全額返金」のプロセスは、2種類あるようですね。マーケットプレイスの商品か、アマゾン公式販売の商品か、の違いもありますが、我々購入者側から「全額返金」を見た場合、アマゾンが窓口か、出品者が窓口か、の違いが大きいと思います。後者の場合は、出品者が購入者情報(住所氏名などの個人情報)を持つことになるので、「全額返金」を受けるかどうかは慎重にならざるを得ません。しかし一方、私も経験のある前者の場合は、我々が出品者と直接やりとりことはありませんし、アマゾンが出品者に課しているルール(レビューの訂正・削除を要求する行為の禁止等)に従ったアマゾンの正規の対応なので、出品者の思惑などを考慮する必要は我々購入者にはないと割り切っていいと思います。
コメントありがとうございます。
相手の思惑を気にする必要はおそらく無いのでしょうが、実際に返金を受けるとなると、どうしても気になってしまうのです。
かなりの小心者なので……。
それに、「返金」という言葉は、売買契約の解除を前提にした言葉の響きがあるので、こちらとしては、商品を返送するか、或いはそれ相応の行為をしないとバランスが取れないようにも思ってしまいます。
かなりの生真面目なので……。
私も生真面目な方です。例えば、Vineで勘違いして単独では動作しない商品(使いたいものではなく、面白そうなもので一度見てみたいという好奇心でポチったもの)を手に入れたとき、単独で動作しない部品であるという注意喚起はしますが、それだけでレビューを終わることはしませんでした。動作させるための本体を自腹で購入したり、本体を持っている人を探したりして、Vine商品の動作をしっかりレビューするということをしました。割合的には1%未満ですが。
そういう私が自腹で購入した不具合商品の返金対応を受けた際、出品者(セラー)のことが頭になかったのは、返金と言っても現金ではなくアマゾンポイントだったからです。例えば5万円の不具合商品に返金を受けても新たに5万円(相当)の購入をすることになるので、アマゾンとしては10万円分の商品を半額の5万円で販売した勘定になるだけです。マーケットプレイスの商品ではなくアマゾン扱いの商品は、アマゾンがすべてに責任を持つ必要がありますが、私の場合は、「返金」という名のもとに、代わりに他のものを買うようにポイントを発行する、という対応になっていました。
セラーの返金申請に対応してアマゾンが購入者に「返金」をする場合もアマゾンポイントになるのではないかと想像します。
VINE食傷気味さんが仰るように、アマゾンポイントでの返金だったのかもしれません。
ただ、この件については後日談がありまして、この記事を投稿した後、またもや同じセラーから返金オファーのメールがありました。
しかも、かなり丁寧な文章で謝罪がなされていたので、何と言うか、ちょっと申し訳ない気持ちになり……。
結局、相手方には返信せず、低評価レビューは削除しました。
何度もメールを送ってこられるのもアレなので、レビューを削除するくらい別にいいかなと。
返金を受けた上でレビューを削除しても何も問題無かったのかもしれませんが、個人的には、この方が気持ちがスッキリします。
せっかく気の付いた「重大な欠陥」をこれからの購入検討者に伝えることができなくなったとしたとしたら、残念な結果ですが、セラー(製造メーカー)が「重大な欠陥」を解決する方向に行ったのであれば、結果としては良かったことになりますね。
全額返金オファーではありませんが…
とある商品について、適応サイズの範囲内だったにもかかわらず使えなかったことがあります。高評価レビューが占めている中、私は星3にして事実のみを投稿したところ、出品者から謝罪と、希望があればサイズ違いのものを発送したい旨のメッセージが届きました。私は逆に申し訳ないと思って丁重にお断りしたのですが、出品者から、発送したいので郵便番号&住所&氏名&電話番号を教えてくださいと半ば強引な感じの返信がきました。たぶん、最終的に評価を上げて欲しかったのだと思います。それは不本意ですし、逆恨みされても嫌なので、気づかないフリをして黙殺しましたが(笑)
誠意があるように見せかけてからの~下心が透けて見えると、かえって印象が悪くなりますね…
オリバーさん、コメントありがとうございます!
出品者からのオファーが、果たして誠意なのか、それとも下心なのか。
これはなかなか判断が難しいです。
もちろん、本当に注文者への気遣いからという場合もあるでしょうが……。
Amazonのシステム的に、返金を受けたら、それ以降はレビューの訂正・削除ができなくなる、という仕様だったらいいかもしれません。
こんにちは、vine会員のテロメアです。お久しぶりです。
「全額返金のオファー」という制度?初めて知りました。主さんの仰る通り、謎な制度ですね。
> 謎1 誠実なのか不誠実なのか
←コレ読んで吹き出しちゃいましたww確かに、全額返金のオファーは誠実。でも、セラーの下心が見えちゃうと、、、疑っちゃいますね。
> 仮に、僕が全額返金を受けた場合、おそらくレビューを削除すると思います。代金を返してもらったのに、相手の思惑を無視し続けるというのは、自分の性格的にできません。
←私も同じです。全額返金オファーを受けておいて、辛口レビューを残すことは後ろめたさがあって、私にはできないです。かと言って、★の数を変更or削除は「レビューの不正操作」になるかもと思うと、その影響が怖いですね。
私だったら、どうしてただろうって考えたのですが、、、もしこのブログを読んでなかったら、オファーを受けてレビュー削除してたと思います。それが「レビューの不正操作」になるかもっていう危機感が無かった…..私、ゆるいですねww
今回もまた勉強させていただきました。ありがとうございます!
テロメアさん、コメントありがとうございます!お久しぶりです。
考えれば考えるほど、この「全額返金オファー」は謎な制度だと思います。
レビューの不正操作を疑われる、というのはちょっと心配しすぎなのかも知れませんが、わざわざ危ない橋を渡る必要もないという気がします。
すぐ壊れたので交換した事例とか、思ったものと違っていたので返品した事例とかは、ときどきレビューで見かけますが、セラーから「直接」レビューアーに対して全額返金の申し出がある事例は知りませんでした。マーケットプレイスの場合は闇だとは思いますが、アマゾンが直接扱っているものだとアマゾンは必ず介在しているし、そうなるとアマゾンとして全額返金の判断基準があり、レビューを消す依頼もセラーには禁止されているはずではないかと思いますが、どうでしょうか。
セラーがレビューに気付く前にカスタマーサービスに連絡して全額返金になった経験が私にはあります。
最初、Youtube上でそれなりに信頼をおける人から高評価の大型家電の紹介を見て(案件のようでしたが)、アマゾンで検索してみると、Vineメンバーのレビューが好インプレッションのオンパレードの商品(つまり、マーケットプレイスの商品ではなく、アマゾンが直接扱っている商品)だったので、それなりの価格でしたが、購入に踏み切りました。ところが、届いたものはWeb上に表記のあるサイズよりかなり小さくて、他の家電や家具とのバランスも全くとれないものでした。鬱憤を晴らすために、Web上の商品スペックが致命的に間違っていること、サイズ不足によってその家電の特徴(売り)を全く果たさないこと、Vineメンバーのレビューが全くもって節穴なことなど、気合の入った50行ほどの「辛口レビュー」を書いたのですが、一週間以上、経っても気が晴れません。
それで、カスタマーサービスに、家電としての一般的な機能は果たしているが、サイズ違いは致命的なので返品できるか、聞いてみたところ、返品できるとのことでしたが、そのまま取りに来てくれる訳ではないし、梱包材も捨ててしまっているし、何か手がないか聞いてみたところ、商品は返品しなくて良い、全額返金する、という提案があり、「うっかり」承諾してしまいました。「うっかり」と書いたのは、大型家電なので、捨てるにも手間と経費が掛かることを忘れていたからです。
そのときに、カスタマーサービスに「辛口レビュー」を書き直す必要があるか、聞いたのですが、そのままでよいとの回答でした。その後しばらくして、Web上の商品スペック表記が修正されたことに気付いたので、★の数は変えず、その部分だけ修正しました。そのレビューには「役に立った」人も多くて今も上位レビューとして掲載されています。
その後、Vineメンバーに招待されたこともあり、今は、節穴にならないように、サイズなど注意しながら丁寧にレビューするように努めています。
VINE食傷気味さん、貴重な体験談、ありがとうございます。
>レビューを消す依頼もセラーには禁止されているはずではないかと思いますが、
これは禁止されていると思います。
なおかつ、レビュアーに届くメールはあくまでAmazonが用意した文面なので、セラーが何かを依頼する一文を入れることが出来ません。
ところで、VINE食傷気味さんの体験談におけるAmazon側の一連の対応を見ていると、「けっこうまともに対応してくれている!」と、少し驚いてしまいました。
Vineメンバーとして過去に何度かAmazonに問い合わせをした際は、どうにも当を得ない回答が多かったのですが、「返品不要、全額返金」というのは、かなり真面目な対応ではないでしょうか。
納得いかない場合は、行動を起こすことも大事ですね。
>節穴にならないように、サイズなど注意しながら丁寧にレビューするように努めています。
これは自分も注意したいと思います。