どうでもいい人には果てしなくどうでもいいが、気になる人には気になって仕方がないこと。
ありますよね、そういうこと。
今の僕にとって、それはVineが廃れてしまった理由です。
Vineはかつて、Amazonを利用する全ての人にとって桃源郷のような場でした。
誰もが羨むような商品が、次々と無料で手に入ったわけです。
高級なファッションアイテム。
十数万円もする最新家電。
ノートパソコン、タブレットPC。
考えようによっては、かなりヤバいサービスです。
Vineに招待されただけで、人生の運を大幅に使ってしまった気になっても不思議ではないでしょう。
残念ながら、僕自身はその「夢のような時代」を直接には知りません。
Vineに招待されたときには、既にVine衰退の兆候が現れ始めていたからです。
そして現在、Vineは「氷河期」に突入しました。
アイテム数は激減。
アイテムの内容も同じものばかり。
一体全体、Vineはどうしてここまで落ちぶれてしまったのか。
1 Vine衰退の理由

GoogleのAI解説によれば、その理由はだいたい以下の2つです。
おそらくほとんどのVineメンバーにとって、「今さら言われるまでもない」という情報でしょう。
Vineが危機的状況に陥っているのは、日本だけではありません。
多いときには十万件超え、平常時でも数万件のアイテム数を誇っていた米国でさえ、最近は8000件レベルにまで下がってきたとか。
このペースでいけば、米国が今の日本と同レベルになる日もそう遠くないかもしれません。
ちなみに、イタリアのVineは日本並みに状況が酷く、総アイテム数が「0」になったこともあるそうです。
2 意外と不満は無い

Vineがこんな状況になってしまったのは本当に残念としか言いようがありません。
しかし、意外に思われるかもしれませんが、僕は今のVineに大きな不満は無いのです。
何故なら、Vineにはメンバー全員を満足させる義務など無いから。
仮に、例えばVineが月額5千円で参加できるサブスク制のサービスだったとしましょう。
運が良ければ、たった数日間の注文だけで元が取れてしまいます。
しかし、今のVineであれば、誰もがそのように上手くいくとは限りません。
注文するものが何も見当たらず、おまけに、おすすめされるのは要らないものばかり。
こういう人が少なくない状態です。
「毎月5千円も払ってるのにスマホの保護フィルムばっかじゃねーか!」
と、文句を言いたくなるのは必至。
でも実際はというと、Vineメンバーは月額の料金など支払っていません。
その意味で、何週間も、何ヶ月も、何も注文できなかったとしても、デメリットは無いわけです。
もちろん、ゴールドからシルバーへとステータスが下がる可能性はありますが、それさえも、厳密には「デメリット」とは言えないのではないでしょうか。
もともと、無料で商品を提供してもらえることなど無かったわけですから。
3 過去1ヶ月間を振り返って

この記事を書くにあたって、自分が過去1ヶ月間にVineで注文したものを振り返ってみました。
そして気付いたのです。
似たような物ばっかだな、と。
クオリティに関しては、積極的に「良い」とは言えませんが、「悪い」とも思えません。
ちなみに、高額商品は一つもありません。
とにかく似たような商品が多い。
しかし、どの商品もそれなりに日々の生活に役立つものなので、なんとか満足できるレベルです。
数年前に比べれば、あらゆる面で大幅に縮小してしまったVineですが、「Vineメンバーに選ばれて良かった」と、今でも辛うじて思うことができます。
4 以前より良くなったこと

僕にとっては、Vineはまだまだ魅力があると思うのですが、さらに、以前よりも良くなったと言うべきポイントもあります。
それは、アイテム数が少ないこと。
「は?何言ってんの」
と思われるかもしれません。
現在はアイテムの補充がめっきり減ってしまい、おすすめ商品も1日に1回あるかないか。
しかし考えようによっては、メンバーにとって、これはラクな状態であるともいえます。
アイテムの補充がひっきりなしだった頃は、暇さえあればVineをチェックしたくなったものですが、今はそんな衝動とは無縁。
1日に1~2回、おすすめをチェックして、特に何も無ければそれでその日は終わり。
Vineに対してガツガツしなくて済むというこの「距離感」が、Vineライフの健全性に繋がっています。
Vineを全然チェックできない日があっても、
「まあ、どうせ大したモンはおすすめされてないだろ」
という感じで、特に気になりません。
争奪戦に負けてしまっても、
「まあ、どうせ似たような商品がまたおすすめされるだろ」
という感じで、特に気になりません。
つまり、Vineに関して何が起きようとも、ほぼノーダメージというわけ。
精神衛生上、かつて無いほどVineと付き合いやすくなっています。
5 まだ希望はある?

Vineの凋落について色々と調べてみると、米国においても、Vineの衰退を感じさせる状況は過去に何度かあったようです。
すなわち、衰退からの復活も経験しているということ。
そうなると、将来的に今の状況が改善する可能性も、ゼロとは言い切れないような気がします。
「将来的」というのが、果たして何年後のことなのかはわかりません。
下手をすると5年後、10年後なのかもしれません。
その場合、かなり気の長い話になりますけれど、5年後、10年後のVineがどうなっているのかを知るためには、根気よくVineメンバーであり続ける以外に方法はありません。
見限ったらそこで……終了です。
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結論 Vineはサ終しました(ある意味)

以前、別の記事でも似たようなことを書いたのですが、今のVineを見ていると、まるで、サービス終了したMMORPGのようだと思うことがあります。
サービス終了したものの、有志が独自サーバーで復活させたような感じです(実際にやれば違法ですが)。
本来ならもはや遊べないゲームのはずなのに、ログインできてしまう。
あの頃と同じように、敵を倒したり、アイテムを集めたり、といったことも可能。
しかしながら、かつてのような活気は見る影もない。
新しいイベントが追加されることも無いので、同じイベントをひたすら繰り返すだけ。
Vineも同じではないでしょうか。
Vineのページにアクセスすると、とりあえず商品は並んでいる。
しかし、それらは今までに何度となく見てきたものばかり。
おすすめされる物も、同じカテゴリーからの類似商品が大半を占める。
相変わらず商品の注文はできるものの、「これは是非欲しい!」と思える物にはまずお目にかかれません。
間違いなく言えるのは、これはもう、かつてのVineとは全く別物であるということです。
その意味で、以前のVineは既にサ終したと言っていいでしょう。
現在のVineは、Vineの「残滓」といいますか、Vineメンバーであり続けたい人々のためにギリギリのところで延命措置が取られたサービスという感じです。
そんなVineではありますが、僕自身は、もうしばらくメンバーとしての生活を楽しむつもりでいます。
「もうしばらく」と、期間限定的な書き方をしたのは、やはりVineが、自分の中では既にサ終した存在だからです。
もちろん、近い将来、本当にVineが終了する可能性も無いとは言い切れませんが……。




















