先日、Vineで注文したとある商品のレビューを投稿した。
その2日後、「レビューを編集して再投稿せよ」とのメールが届いた。
要するにダメ出しである。
レビューを書くとき、ガイドラインに違反しないように、僕はかなり神経質に言葉を選んでいる。
褒める場合も批判する場合も、なるべく強い表現は避け、淡白な書き方を心がけている。
レビューを読む人が知りたいであろうポイントに絞って、いつも簡潔に記述しているつもりだ。
件のレビューは星5つの評価で、内容的にはごく平凡なものである。
こういう点が気に入った、こういう点が便利だ、こういう点が使いやすい、などといった無難な内容。
決して「絶賛」はしていないが、全体的に肯定的な文章である。
ダメ出しを食らったものの、何度読み返しても、一体何がマズかったのか皆目見当がつかない。
どこがガイドラインに違反しているのかサッパリ分からない。
とはいえ、書き直すしかこちらには選択肢が無い。
そこで、レビューの「編集」ボタンを押したのだが……。
このメッセージが表示されるだけ。
ここから先へは進めず、何もできない。
お手上げである。
何が起きたのかよく分からないので、とりあえずカスタマーセンターに問い合わせてみた。
すると数日後、予想通りテンプレート感の強い返信が。
その内容の要点は以下の通り。
- お客様のレビューはガイドラインに違反していたので削除しました。
- レビューが削除されると、そのレビュー投稿者は同じ製品についてレビューを投稿することが出来なくなります。
なるほど、だから僕はレビューを投稿する資格が無いというわけか。
そういうことね……はいはい。
・・・・・・・・・。
・・・・・。
・・。
いやいやいや、おかしいでしょ!
全く意味不明だ。
「ガイドラインに違反していたので削除しました」とあるが、そもそも僕のレビューは公開すらされていない。
公開手前の承認段階でハネられているのである。
公開されてもいないレビューをどうやって「削除」するというのか。
わけが分からん。
写真も何枚か添付し、それなりに時間をかけて書いたレビューが、いとも簡単に潰された。
しかも、理由も何も無い。
一方的に犯人扱いされ、即時に処分がなされた気分である。
不愉快極まりない。
正直、真面目にレビューを書くのがアホらしくなってくる。
Vineメンバーのレビューの中には、時々たった一言程度で済ませているものがあって、僕はそういうレビューに否定的だった。
もう少し長い文章を書いてもいいんじゃないかと思っていた。
しかし、今はそういうレビュアーの気持ちが何となく分かる。
ちゃんとしたレビューを書いたところで、運が悪いとAmazonから問答無用で抹消される。
まともな理由も無しに、レビューを無かったことにされてしまうのだ。
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馬鹿らしくてやってられない。
やってられないのだが、今回の件について、気になったのでちょっと調べてみた。
すると、海外の掲示板においてだが、似たような経験をしたことのある人がけっこういるのである。
中には、僕と全く同じ体験をしている人もいた。
しかも、ここ数週間のうちにこういう事例が多発しているらしい。
その原因については正確には分からないし、憶測の域を出ないのだが、どうやらAmazonのAIが一因となっている可能性がある。
レビューが投稿されると、AIがレビュー内容を精査し、問題があればそれを却下するのだが、このAIのアルゴリズム(?)に問題があるらしい。
人間が読めばガイドライン違反など微塵も無いことが明らかなのに、違反アリとAIが「勘違い」してしまうのである。
そしてこれは、文章だけでなく、添付された画像についても同じこと。
そうなると、Vineメンバーには新たな課題が生じてくる。
レビューを書くとき、ガイドラインに注意を払うだけでなく、AIが誤解しないような言葉や写真をチョイスせねばならないのである。
例えば、海外では「box」という単語を使うことにさえ慎重になるVineメンバーがいる。
何故かといえば、「box」という単語が梱包や配送のことを連想させるからだ。
Vineメンバーなら誰でも知っているが、レビューにおいて梱包や配送の状態について触れるのは禁止されている。
よって、レビュー内で「box」を多用すると、ガイドライン違反であるとAIが誤解しかねないというわけ。
もちろん、これが真実かどうかは分からない。
ただ、かなり信憑性はあるように思う。
仮に真実だとすると、Vineメンバーはどう対処すべきか。
まず、基本的に画像・映像は添付しないこと。
画像・映像も、AIの「優秀」なセンサーに引っかかる危険性がある。
ご丁寧に画像を添付したためにレビューが却下されるとあれば、時間と労力の無駄でしかない。
そして文章に関しては、極力短い文章で構成するべきだろう。
文章が長ければ長いほどAIにハネられる危険度が上がる。
すると最も安全なレビューは、ただ一言「良い商品です。気に入りました」とだけ書いて星5つまたは4つを付けたものということになる。
これならAIが反応する確率は限りなくゼロに近い。
しかし、僕自身はこういうレビューを書く勇気が無い。
出品者に対して失礼な気がするというのが理由の1つ。
さらに、一言レビューを繰り返していると、何らかのフラグが立つのではないか、というのが2つ目の理由。
後者についてはこれまた憶測でしかないのだが、とにかくVineには、メンバーに公開されていない「裏ルール」が多いので、用心に越したことはない。
というわけで、僕は今後、以前のように気合を入れてレビューを書くことはしないでおこうと思う。
だからといってテキトーにいい加減なレビューを書くということではない。
受け取った商品を実際に使ってみた上で、良い点、悪い点を正直に書くつもりだ。
ただ、文章の構成を練ったり、画像を添付したりなどといったクソ真面目なことはしない。
なるべく短く、要点だけを淡々と並べて終わりである。
レビューとしては実に味気ないし、読んでくれる人がいるのかも分からないが、そんな事はどうでもいい。
真面目な奴ほどバカを見る。
それが今のVineなのだから。
最近自分も全く同じような事がありました。前日に書いたレビューが12時間程で早々に弾かれて不思議に思いながらも編集しようと思ったら「申し訳ありませんが、この製品を審査する資格はありません。詳細については、コミュニティガイドラインをご覧ください。」の文字が…内容も無難で簡潔に書いたつもりなのに意味が分かりません。まだAmazon Vine始めて半年ほどですが250件ほどレビュー書いて初めての事です。サプリのレビューで弾かれる事(効果がある様に書くと駄目)はたまにありましたが編集で通せました。熱く語ると高確率で弾かれていたその教訓からレビューは簡素に簡潔に…を心掛けていたんですけどね。
もしかしたら?と思った単語は「スケルトンボディ」ですかね…透明感のあるボディって商品説明にも書いてあるんですけどね…スケルトンがダメなんですかね。どちらも商品説明にもある単語なんですけどね。意味が分かりません。
自分だけじゃないんだと知れて良かったです。まさか海外でも同じような事が頻発しているとは…Amazon Vineはほんと自分で手探りでやるしかなく分からないことだらけですよね…肝心なヘルプとかは日本語もおかしいし嘘も書いてあったり全く役に立ちません。何故削除されたのか等を問い合わせしても肝心な事は教えてくれないし…理由がわかれば自分に非があるとすれば反省も出来るんですが、何も説明なしで一方的の処罰はほんと萎えますね。
こんなことされたらどんどんレビューが適当に当たり障りのないフワッとした文になってほんと本末転倒だと思います。
コメント有難うございます!
やはり同様の体験をしている人は結構いそうですね。
明らかに問題のある表現や内容のレビューであれば、審査に通らないのも分かりますが、どう考えても問題のないレビューが却下され、そのうえ「審査する資格はありません」などと書かれると、流石にやる気が無くなります。
「スケルトン」というワードが駄目という可能性もありそうですね。
他にも使うとマズい単語はけっこうあるかも知れません。
一番厄介なのは、どういう表現が駄目なのかについて、具体的なガイドラインが示されていないことでしょう。
結局、理由も無しにレビューが却下されるのを完全に防止するのは難しいと思います。
そう考えるとなかなか大変ですけど、お互い、出来る限り気をつけつつVineライフを楽しみましょう!