僕はかなり長い間、Amazonにレビューを投稿しています。
一昨年は運よくVineに招待されましたが、それよりもずっと以前から投稿を続けています。
自分が書いたレビューが人の役に立てればそれは嬉しいですし、時間をかけて書いた甲斐があるというもの。
そして、自分のレビューのブラッシュアップにつなげるため、なるべく他の人のレビューも積極的に読むようにしています。
「なるほど、こういう点を深堀りすると分かりやすいレビューになるのか……」といった具合に、色々と参考になることが多いのです。
その一方で、「このレビューは……、一体何なんだ!?」と首を傾げたくなるようなレビューに遭遇することもしばしば。
そこで今回は、2025年に僕が遭遇した「ひどいレビュー」の数々をご紹介します。
1 ゼロ行レビュー

Vineメンバーによるレビューは、洞察力に富んだ内容が求められます。
多くの人にとって参考になるレビューが集まることが、閲覧者およびセラーの利益になるからです。
よって、それなりの長さでもって、具体的な内容の文章を書く必要があります。
ところが以前、「ゼロ行レビュー」というものを目にしました。
「ゼロ行」というのは即ち、本文が無いのです。
辛うじてレビューのタイトルに感想が含められています。
「とても使いやすい商品です」みたいな感じで。
しかしレビュー本文はどこを探しても存在しない。
ゼロ行です。
何故こういうレビューがAmazonの審査を通るのかが不思議でなりません。
毎回、最低でも必ず400字以上は書いている自分のレビューは無慈悲にも却下されることがあるのに、何故ゼロ行レビューはあっさり審査を通るのか。
それも気になりますが、もっと気になるのは、ゼロ行レビューを初めて投稿した人は、ゼロ行でも問題なく審査を通ると何故分かったのか。
歴史上初めて納豆を食べた日本人みたいに、危険だと感じながら敢えて実験的な行動に出たのか。
それは分かりませんし、まあ正直どーでもいいのですけど、Amazonに言いたいことはただ一つ。
もうちょっとまともな審査をしてください。
2 テンプレート・レビュー

色んな人のレビューを読んでいると、「おや、この文章、以前にどこかで見たような……」という既視感を抱くことがあります。
以前、こんな場面で、似たような別の商品のレビューを探してみたことがあるのです。
すると、全く同じレビュアーによるレビューを発見。
2つのレビューを比較すると、文章の一箇所を変えただけで、残りの部分は一文字も違わず同じでした。
さらに同様のレビューをもう一つ見つけたので、この人は、3つの異なる商品のレビューにつき、たった一箇所だけ変えて同じ文章を使い回していたのです。
まさに「テンプレート・レビュー」。
この時点で、それらの商品を自分で使用していないのは明らか。
一般のレビュアーならこんなレビューは投稿しません。
テンプレートを使ってまでレビューを投稿しても何の得も無いからです。
つまりこれらは、Vineメンバーによるレビュー。
「Vineのレビューなんて読むだけ時間の無駄」
「Vineの連中がレビューしてると分かっただけでもうその商品は見ない」
こんな投稿をSNSで見たことがあるのですが、テンプレート・レビューを書く人がいるという現実を考えると、そう言われても仕方がないと思います。
3 あべこべレビュー

レビュー内容は絶賛なのに、★の数は何故か1つ。
逆に、レビュー内容は酷評なのに、どういうわけか★の数は5つ。
つまり、レビュー内容と★の数が完全に食い違っているのです。
こういうレビュー、何度か目にしました。
本文と★の数、一体どちらがそのレビュアーの「本音」なのか。
それが分からないので、参考にするのが極めて難しいのです。
本文をうっかり書き間違えた、というのは考えにくいので、★の数を間違えたのかも知れません。
そうなると、本文の方を信用すべき、ということになりますが……。
あるいは、意図的にあべこべにすることで、閲覧者を混乱させたいだけという可能性もあります。
何にせよ、閲覧する側にとっては厄介なレビューです。
そう言えば、あるVineレビューに対して「不満点が一つも無いのに何で★3つなんだ?」と疑問を抱いているセラーもいました。
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余談 最も参考にしにくいレビューとは

決して「ひどいレビュー」というわけではない。
「たった数行のレビュー」というわけでもない。
にも関わらず、どうにも参考にしづらいVineレビューというのが存在します(あくまで個人的な意見)。
それが特に多く見られるのが、「資格試験の受験用テキスト・問題集」です。
Vineの商品をレビューするとき、しっかりとその商品を自分で使用した上で、評価・感想をまとめるのが原則(というか鉄則)です。
使ってもいない商品をレビューするというのは、単なる「想像レビュー」に過ぎません。
しかし、レビュー対象が上記のようなテキスト・問題集の場合はどうか。
例えば、新たに発売された某資格試験のテキストに、Vineメンバーのレビューが5件付いていたとしましょう。
この5人のレビュアーのうち、当該試験の受験を真剣に考えている人は一体何人いるのか。

日本にVineメンバーがどれくらいいるのかは知りませんが、メンバーの中には将来的にその試験の受験を考えている人や、実際に合格目指して勉強中の人も数パーセントはいるでしょう。
ではその人たちが、当該試験のテキストを運良くVineで発見し、さらに、ものの数秒で商品が消えてしまうという苛烈極まる争奪戦を運良く勝ち抜き、その本をゲットする確率はどれくらいか。
これは相当に低い確率だと思います。
そんなラッキーな人、5人のうち、多くても1人いればいい方ではないでしょうか。
ということは、少なくとも4人はその試験を受験する予定は無いということです。
受験予定が無いという一事だけをもってその人のレビューが参考にならないとは言えませんし、受験はしないが教養として学習したいという人もいるでしょう。
しかし、受験するつもりの無い人によるレビューである以上、熱量の乏しい極めて無難なレビューになりがちです。
「無難」というのはこの場合、テキストを熟読せずとも分かるような表面的な部分(本の厚さ、ページ数、携帯しやすさ、各章の構成、文字の大きさ・色分け、暗記シートの有無、図説の割合など)についての評価・感想に終始しているという意味です。
換言すれば、「本文の内容に踏み込んでいない」のです。
仮に踏み込んでいたとしても、商品説明欄で既に詳述されている内容ばかり。
その結果、大抵のレビューはどれも似たりよったりで、★4つ~★5つの高評価。

本文をじっくり読んでいないとすれば、批判的なことを書くことが出来ず、低評価が難しいのは当然です。
僕はこれまで、資格試験のテキスト・問題集(Vineで入手したのではない)について批判的なレビューを投稿したことが何度かありますが、まともな批判をするためには、時間をかけてその本に真剣に取り組む必要があります。
例えば、法律系のテキストであれば、最近の法改正に対応しきれていない記述があるとか、学説・判例よりも筆者の個人的主張が強すぎて理解の妨げになっているとか、そういった批判はしっかりテキストを読み込まないと出来ません。
しかしながら、Vineメンバーがこのようなレビューを書くのはかなり困難でしょう。
テキストの場合、軽く流し読みくらいする人はいるかも知れませんが、過去問集や対策問題集になると、実際に自分で1頁でも解いてからレビューしている人など超激レアな存在だと思います。

そもそも、受験用のテキスト・問題集というのは、本来、最もVineレビューに向かないジャンルです。
上述のように、その本に真面目に取り組む人が極めて少ないというのも理由の一つですが、
「Vineで入手 → メルカリで転売」
というド定番ルートに乗りやすい側面があるのも理由と言っていいかもしれません。
そして恐らく、この辺の事情は、著者やセラー側も十分把握していることでしょう。
以前、Vineに出品されていたとある資格試験用テキストの著者が、「自分が書いた参考書に対するVine会員のレビューが適当すぎて笑える」などとSNSにコメントしているのを見たことがあります。
また、別の本の著者は、自分のテキストに適当感丸出しのレビューを投稿され、「マジVineなんて要らん」とキッパリ。

しかし、本の売上を伸ばすためにはVineを利用せざるをえない。
これが、受験用テキストをVineに出品するセラーの本音ではないでしょうか。
セラーはそれでいいのかも知れませんが、これからテキストを購入する側にとってはそういうわけにもいかないのです。
資格試験のテキストというのは決して安くありません。
自分に合わないテキストを買ってしまうと、金銭的に損することももちろんですが、頑張って勉強しているのに合格に近づけず、その本と「心中」することになる恐れもあります。
それを避けるために必要なのが、本当にその試験の合格目指して勉強している人によるレビューなのです。
Vineメンバーによって書かれた「第三者目線」のレビューは、その意味で非常に参考にしにくいと言わざるをえません。
















ハイ、そのとおりだと共感するばかり …
我々の書くレビューが蔑まれ、嘲笑の的となって久しいのは『酷いレビ』の量産によるところです。
ポンコツ AI による自動審査だけ … これに固執するアマゾンジャパンに「弊社はレビューを非常に重要だと捉えている」と公言する資格はナシ! だけども、やっとこ幽かなる光明らしきものが …
❛極短文❜ ❛想像文❜ は言うに及ばないが、❛姑息文( 150字程度あっても )❜ も批評するべきを誤魔化しているので、1ミリたりと役立たない点に於いて同列ですね。これは管理人さんが記事にしたとおり、書籍の VINEレビューは 80% 以上が間違いなく ❛姑息文❜ であるというのが持論です。
自分が受験生だった頃は、PC も普及しておらず携帯電話すら無かった。ホビーにしろ勉強にしろ、情報は書籍からでした。しかし書籍って若者にとって、安くはありません。本屋で数冊見繕うのに、小一時間なんって事は当たり前でした。現代の勉強スタイルはそんな ❛時間❜ は非合理なのです。求めている疑問は瞬時に捜し出せます。そんな世代のレビュアー達に ❛参考書のレビュー❜ に意義を見出すことは出来ないのかも知れませんね。「30分~40分目を通すか!」こんな気は微塵も起きないわけです。
小生が嫌いなレビュースタイル
1. 言いたい事 ( 持論 ) が定まっておらず、あやふやな内容
2. 万人が解る書き方を拒否している
3. 内容に対してに文が異様に長い
やたら ❛大甘❜ でよく判らん RIS だが、個別レビューを4段階で審査しております。腕に覚えあり!なレビュアーなら『オール素晴らしい』だとは察しますが、❛素晴らしい率 97% ❜ と ❛素晴らしい率 89% ❜ のレビュアー間に『オファー優待差』を設けているとは、とても感じられない。ひょっとしたら ❛素晴らしい率 80%程度 ❜ であっても、優遇されているメンバーも居そうに思えてくる。こんなヘンテコな格付けシステムを導入したからには、一刻も早く『この不公平』を正して頂きたいものですね。
あしゅらさん、コメントありがとうございます!
真面目なレビュアーはただ苦労するだけで、適当なレビュアーほど(相対的に)良い思いをしている気がしてならない現在のVineは本当にどうにかしてほしいものです。
そう簡単には変わりそうにないですが、しかし先日、Redditでちょっと気になる書き込みを見ました。
どうやら米国の方では、レビューの質が低いメンバーは、シルバーへの降格のみならず、会員資格が無くなることも視野にいれたシステムを検討中なのだとか。
これが実現すれば、とりあえず、いい加減なレビューばかり量産している怠惰なレビュアーは淘汰されることになりますが、果たしてそう上手くいくかどうか……。
でも、総アイテム数が遂に1桁になった現状を考えると、それくらい思い切った改革をしないと、Vineはいよいよ(米国でも)終了するように思います。