惨劇を招いた超凡ミス4選

たかが凡ミス、されど凡ミス

凡ミスによって引き起こされた大惨事をご紹介します。

人間誰しもミスはつきもの。

今までの人生で一度も失敗をしたことが無いという人などまずいないでしょう。

もちろん失敗にも「程度」の問題はあります。

信じ難いほど重大なミスを犯す場合もあれば、ほんの些細なミスを犯す場合もあります。

通常は前者の方が大事につながりやすいですが、時にはごくわずかなミスが悲惨な事態を招くこともあるのです。

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1 ニューヨークの大停電

ニューヨーク

1977年7月13日の夜、ニューヨーク市内に電力を供給するコン・エジソン社の施設に雷が直撃しました。

しかも3回も。

その結果、近隣の設備から余計な電流が流れ込んでしまい、そのまま放置すれば異常な負荷がかかってシステム全体がシャットダウンする危険が発生したのです。

しかし、この時点ではまだそれほど事態は深刻ではありません。

このとき施設に出勤していたオペレーターがいくつかのスイッチを操作しさえすれば、電気が流れ込んでくるのを確実に止められたからです。

スイッチ

ところが…。

実はそのスイッチが少々くせ者で、正しい順番で操作しないと悲惨な結果が待っているという性質のものでした。

もうお気づきでしょうが、そのオペレーターは見事にたった一つスイッチを押す順番を間違えたのです。

その後に待っていたのは案の定システム全体のシャットダウン、そして停電。

ニューヨーク夜

時刻は午後9時36分でした。

突然真っ暗闇に包まれたニューヨークの街で、住民はその後25時間もの間、電気の復旧を待つことに。

ところでこの大停電が発生した日付を覚えておいででしょうか。

7月13日です。

真夏です。

暑さに耐えかねた人々が街に繰り出して暴徒と化したのはある意味自然なことかもしれません。

結局、電気が戻った後に判明した被害状況は、襲撃された店舗数1616軒火災の発生1037件逮捕者の総数3776人という凄まじいものでした。

この時の被害総額は約3億ドルと見られています。

2 水道管の連続バクハツ

パイプ

1980年代からメキシコのグアダラハラ市では大規模な水道管の敷設工事が行われていました。

工事自体に特に難しい要素は無く、既に敷設されてあったガス管の隣に水道管を設置するだけの簡単なお仕事

そして、工事は問題なく完了したかに見えたのですが…。

1992年4月ごろより、住民の間から「水道水がガス臭い」という苦情が多発するようになりました。

水がガス臭いとはどういうことなのか。

水道管の中に変なものでも入っているのかと言いたくなりますが、実は入ってました。

ガスが。

地下に張り巡らされた水道管にガスが行き渡っていたのです。

これはつまり、どこかのヘビースモーカーが家の流し台のそばでタバコに火を付けただけでも爆発が起こりそうな危険な状態です。

タバコ

そして予想通り起きました。

バクハツが。

立て続けに市内10ヶ所以上で。

おまけに一つ一つの爆発の威力もハンパではなく、グアダラハラ市から何百kmも離れたメキシコシティマグニチュード7の揺れを観測するほどで、路上のバスや車が軽く吹っ飛びました。

崩壊

街の至る所がまるで空爆でも受けたかのように瓦礫の山となり、10kmを超える長さの水道管が破裂。

この大惨事を生んだ原因は、水道管を敷設した作業員の凡ミスでした。

でコーティングされた水道管と鉄製のガス管を接触させていたのです。

そこに水漏れが発生し、やがて化学反応によって接触部分に穴が開き、水道管にガスが流入したというわけです。

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3 ロケットの爆破

ロケット

1962年、アメリカの惑星探査機マリナー1号が打ち上げられました。

ところが発射直後、ロケットを制御するプログラムに致命的な欠陥があることが発覚。

手書きされたプログラムの中で、「R」の上にあるべきオーバーラインが無かったのです。

プログラム

僕には専門的なことは分かりませんが、これがあるのと無いのとではプログラム上の意味が全く異なるのだとか。

この凡ミスのせいで、放っておけばロケットの軌道が大きくズレて、大気圏あたりでUターンしたロケットが地球めがけて突進してくる可能性もありました。

ロケット

そうなると、取るべき手段は一つしかありません。

爆破です。

発射から5分と経たずして、莫大な予算を投入した惑星探査機は、たった一本の短い線が原因でNASAによって爆破されました。

4 第一次世界大戦の引き金

戦争

1914年6月28日、サラエボを視察中だったフランツ・フェルディナンド夫妻が暗殺されたことで第一次世界大戦が開戦したとされています。

いわゆるサラエボ事件です。

この事件はどんな歴史の教科書にも必ず載っていますが、しかしどんな教科書にも絶対に載っていないであろう「凡ミス」が隠れています。

この日、二人の暗殺者がフェルディナンド大公の乗った車を狙って爆弾を投げましたが、運転手が素早く反応して爆弾を回避。

暗殺は失敗に終わりました。

フェルディナンド夫妻に怪我は無かったのですが、この爆弾によって数名の負傷者が出る結果に。

そこで夫妻は彼らを見舞うために車で病院に向かったのですが、ここで先ほど見事な活躍を見せた運転手が凡ミスをやらかします。

停止

曲がるべき角を間違えたのです。

この時、喫茶店にいたガヴリロ・プリンツィプの視界に、車に乗ってこちらへ向かってくるフェルディナンド大公の姿がハッキリと捉えられました。

道を間違えたことに気づいた運転手が車のハンドルを切っている最中に、プリンツィプの銃から2発の弾丸が発射され、フェルディナンド夫妻に命中。

そして第一次世界大戦が始まったというわけです。

フェルディナンド大公は遅かれ早かれ暗殺される運命にあったと考えられなくもないですが、少なくともこの時プリンツィプと遭遇することなく無事に病院に辿り着いていたら、ひょっとすると歴史が変わっていたのかもしれません。

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