オークション・サイト
で、欲しい物を購入したことのある人は多いでしょう。
オークションは非常に便利ですが、トラブルに巻き込まれる可能性もあるので注意が必要です。
そして、トラブルそのものではありませんが、時折、妙な物が出品されていることにも注意すべきかも知れません。
今回は、実際にオークションに出された、実に奇妙なモノの数々をご紹介します。
ちなみに、日本でのオークションといえば、「ヤフオク」などが有名ですが、世界で最も利用者が多いのは「eBay」です。
以下でご紹介するのは全て、そのeBayで本当に出品されたモノです。
〈originally posted on September 4,2015〉
1 コーンフレーク
「コーンフレークなんて、普通にスーパーで買えるでしょ。何でわざわざオークションで?」
と思われた方は、さらに驚くでしょう。
この出品者は、コーンフレーク「1箱」を出品したのではなく、その「1かけら」を出品したのです。
どうやら本人は、あくまで「実験」として、興味本位でやったらしいのです。
ところが、まず最初に「1セント」で入札した人が現れたかと思えば、その後次々と入札者が現れ、最終的に「1ドル85セント」で売れたのだとか。
購入した人の、動機が気になります。
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2 手榴弾750個とロケットランチャー
やロケットランチャーを購入するなどといったことは、ゲームの世界でしかありえないと思ってましたが、こんな物騒な物を実際に出品した男がイギリスにいました。
一応、武器として機能しないようになっていたそうですが、それでも「ロケットランチャー」なんて代物を出品したら、当然警察が黙っていません。
彼は、武器庫として使っていた別荘を捜索され、その結果、第一次世界大戦時のドイツ製ルガーピストルや、二連式のショットガン、古いベルギー製の銃などがごろご出てきたのです。
結局、彼はイギリスの銃規制法違反により、有罪判決を食らうこととなりました。
3 超高級スポーツカー
イギリスでラジオ番組のパーソナリティをしていたティム・ショーは、ある時、ゲストに迎えたセクシー・モデルに対し、
「君のためなら、妻と別れてもいいよ(笑)」
などと言い放ちました。
たまたまそれをラジオで聞いていた奥さんは大激怒。
復讐のために彼女が取った行動は、ダンナの愛車であるスポーツカーを、驚きの、
50ペンス(約90円)
で出品することでした。
ちなみに、この車、新車で購入すると、4000万円は下らないという超高級車です。
結局、出品からわずか5分も経たない内に売れてしまったとか。
4 ニュージーランド
ふざけた見出しのようですが、2011年、ニュージーランドが本当に出品されました。
入札開始金額は1セントでしたが、最終的には3000ドル(約36万円)にまで上昇。
それでも安すぎますけど。
結局、出品の規約違反のため、その取引はeBayによって取り消されましたが、この事態を面白く思わなかったのが、ニュージーランドの外務大臣だったウィンストン・ピーターズ氏。
彼は、タチの悪い冗談だといって不快感を露わにしました。
後に、あるTV局が、この出品者に話を聞きに行ったところ、出品の理由を彼はこう語ったそうです。
ニュージーランドのオークランドって所に行ったことがあるんだけど、何か大したことねーなーって思って……。
5 幽霊
2010年に、マーティンという名の男の子が、友達である「幽霊」をビン詰めにしてオークションに出しました(要するに、出品物はただのビンです)。
彼によると、売ったお金はガン治療の研究のために寄付するつもりだったとか。
eBayの商品説明欄にはこう書いてありました。
この幽霊は、時々ビンの外に出たがるんだけど、出した時は20分くらいしたらちゃんと戻してください。
不安がるので。
名前はまだ無いので、好きに呼んでください。
でも、僕が「キャスパー」って呼ぶとクスクス笑います。
何とも可愛らしい説明ですが、残念ながら、このオークションも規約違反のため、マーティン君の思いも虚しく、eBayによって取り消されました。
6 お婆ちゃん(61歳)
10歳のゾーイ・ペンバートンという女の子は、自分の祖母をオークションに出品。
説明欄には何が書かれていたのかというと、
このお婆ちゃんは、いつも文句ばっかり言ってるのでイライラさせられます。
でも時々、抱きしめたくなるくらい可愛い。
・・・・・・
・・・
・
ま、結局のところ冗談で出品したようです。
にも関わらず、子供の冗談に乗っかった入札者が多数出現し、価格は2万ドルまで上がりました。
しかし、案の定このオークションも、規約違反で取り消される運命が待っていました。
7 自分の人生
ふざけた感じのオークションが続きましたが、最後にご紹介するのはガチです。
2008年、イアン・アッシャーという男性がオークションにかけたのが、
自分の人生そのもの
です。
具体的に何がオークションの内容なのかというと、彼の所有している家、家具、車、バイクその他もろもろの所持品すべて。
おまけに、彼の「友人関係」も含まれており、落札者は彼の友人とすぐに知り合える機会が与えられます。
それだけではありません。
なんと、イアンの「職業」も入っているのです。
彼の会社もこのオークションに協力しており、落札者は2週間、試験的に雇用してもらえます。
しかも、様子をみてその期間を3ヶ月にまで延長し、その後は正社員として雇用される可能性もあるというから驚き。
つまり、このオークションで落札すれば、イアンの人生を体験できる(?)わけなのです。
そして、気になるオークションの結果はというと……。
384000ドル(約4576万円)で落札されました。
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