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世界の奇妙なニュース10選(2025年版)

皆様良いお年を

by Trap Radar
2025-12-27
in CULTURE, 事件簿
Reading Time: 9 mins read
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世界の奇妙なニュース10選(2025年版)

jobinscaria / Pixabay

今年も色んなことがありました。

明るい話題としては、大谷翔平選手の大活躍でドジャースがワールドシリーズで優勝、大阪・関西万博が(とりあえずは)成功、などが挙げられます。

暗い話題としては、一向に下がる気配の無い米の価格、クマによる被害急増など。

何が一番印象に残っているかは人によってそれぞれでしょうが、僕の場合は、やはり日本初の女性総理大臣の誕生でしょうか。

「働いて!働いて!働いて!」の意気込みは素晴らしかったのですが、総理に就任してからわずか1ヶ月で日中関係を奈落レベルにまで悪化させてしまったのは残念としか言いようがないというか、何というか……。

さて、何年も前からこのブログにお付き合い頂いている方には多分お馴染みだと思うこの「誰得の記事」ですが、今年は頑張って書き上げました。

2025年、世界で起きた奇妙なニュースから厳選した10項目をご紹介します。

ささやかな暇つぶしになれば幸いです。

1 「切り裂きジャック」の正体が遂に判明(?)

jack the ripper
fszalai / Pixabay

「切り裂きジャック」といえば、ビクトリア朝時代のロンドンを恐怖に陥れた連続殺人犯。

世界で最も有名な犯罪者の一人と言って間違いないでしょう。

130年以上にもわたって、この犯人の正体は謎とされてきました。

様々な憶測がなされたものの、決定的な説は無かったのです。

しかし今年の始め、正体が遂に判明したというニュースが報じられました。

犯人の名前は、アーロン・コズミンスキー。

ポーランド出身の移民で、犯行当時は23歳。

床屋として働いていました。

事件から数年後の1891年に精神科病院での生活を始め、1919年に亡くなっています。

決め手となったのは、第4の被害者であるキャサリン・エドウズの遺体近くで発見された絹のショール。

そこに付着していた血液・体液のDNAを、コズミンスキーとエドウズ双方の子孫のDNAと比較した結果、真犯人がコズミンスキーである可能性が高まったのです。

これで歴史的な犯罪が一件落着、と言いたいところですが……。

専門家の中には、この結論に疑問を呈する人もいます。

というか、切り裂きジャックの正体が判明したというニュースは、忘れた頃に報じられる恒例行事のようなもの。

数年後にはまた同じようなニュースが出てくる気がします。

むしろ、ジャックの正体は永遠に謎に包まれていた方がいいのかも知れません。

2 死んだ母親になりすます息子

woman
Hansuan_Fabregas / Pixabay

先月、イタリア北西部の街、ボルゴ・ヴィルジーリオの市役所に、一人の女性が身分証明書の更新手続にやって来ました。

年齢は85歳。

ショートヘアで、少しふっくらとした体型の女性です。

しかし、手続をしている最中、職員はその女性にどこか違和感を覚えました。

「女性にしてはやたらと首が太い……」

「しかも、時々声が不自然に低くなる……」

怪しく思った職員は、すぐに警察に相談。

その結果、この「女性」の正体は、彼女の56歳の息子であると判明。

女性は3年前に老衰で既に亡くなっていたのですが、息子はその事実を隠し、ずっと母親の年金を受け取っていたのです。

しかし、母親の身分証明書を更新する必要が生じたため、自分でメイクを施し、ロングスカートを穿き、イヤリングを付けた上で役所に出向きました。

裏声を使って女性のフリをしていたものの、あっさりバレてしまったというわけ。

その後、警察が女性宅を捜査したところ、母親とみられる遺体を発見。

映画『ミセス・ダウト』を地で行くような変装による犯行は、見事に失敗に終わりました。

3 斜め上を行くウーバーイーツ配達員

kayak
Barescar90 / Pixabay

今年の6月、イギリスのロンドン西部で、日本ではまずお目にかかれないウーバーイーツ配達員が目撃されました。

市内を走るリージェンツ運河に浮かぶ、一艇のカヤック。

その上でパドルを操るおじさんの背中には、「Uber Eats」と書かれた緑色のボックス。

つまりこの配達員、カヤックに乗り込み、運河経由で荷物を運んでいたのです。

ロンドン市内は運河が多いことで有名ですが、ロンドン市民にとっても、さすがにカヤックを使うウーバーイーツ配達員は非常に珍しい存在。

「ウーバーイーツでいいんじゃない?」と軽い気持ちで注文したら、それなりに待たされるのは避けられません。

4 命懸けのトイレ

トイレ
NoName_13 / Pixabay

今年の5月、タイのバンコク市内に住む38歳の男性が、自宅でトイレを使用していたときの出来事。

便座に腰掛けていると、いきなり自分の「アレ」に猛烈な激痛が。

何事かと思って下腹部に手を伸ばすと、そこにいたのはなんとニシキヘビ。

ニシキヘビが便器の底からニョキっと頭を出し、彼の「アレ」をガブリとやっていたのです。

snake
Mikkekylilt / Pixabay

パニックになった男性は、すぐさま奥さんに助けを求めました。

そして、真っ赤に染まっていく便器の中から何とかニシキヘビを引っ張り上げ、頭部をロープでドアに縛り付けることに成功。

その後、駆けつけた救急隊員によって男性は病院に運ばれましたが、かなりの出血だったとか。

問題のニシキヘビは捕獲され、その体長は驚きの3メートル超え。

こんなものが便器の中からいきなり出てきたら、「アレ」を噛まれなくても卒倒しそうです。

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5 「カレー臭」が強すぎてカレー屋が閉店

curry
Cats Coming / Pexels

イギリス南東部オックスフォードシャーでインド料理を提供する「シナモンズ・レストラン」は、2000年に開業し、地元の人たちに愛されてきました。

ところが、2021年に一部の住民からある苦情が寄せられるように。

その苦情とは、「店から漂ってくるカレーの匂いが強すぎる!」というもの。

カレー屋からカレーの匂いが漂ってくるのはそれほど不自然ではないような気がしますが、よほど強烈な匂いだったのでしょう。

この苦情により、店に対し、役所からは改善措置を取るように通告がなされました。

これを受けて店側は、日本円で700万以上をかけて新しい換気扇を導入。

しかし、状況はあまり変わらず、2024年にはまたも役所から警告が。

そして今年、問題解決のための費用が捻出できず、やむなく廃業を決めたのです。

その結果、10人の従業員全員が職を失うことに。

廃業に追い込まれるほどの「カレー臭」とは一体どんなものだったのか。

一度嗅いでみたいものです。

6 「血の惨劇」ストリート

house
Khamkhor, Clker-Free-Vector-Images / Pixabay

今年の3月、イングランド各地の住宅街で、複数の家の壁に赤いペンキがぶちまけられるという不気味な事件が発生しました。

一見すると、その界隈で「血の惨劇」が起きたかのよう。

ターゲットにされたのは、高齢者の住む家や、小さい子供のいる家など、ごく普通の家です。

また、ある家には、「brothel(売春宿)」と書かれていたとか。

さらに、郵便受けに「この通りには売春宿がある」などと記載された紙が入れられていました。

しかしながら、売春宿が存在するといった事実は無く、犯人の目的が何なのかはよく分かっていません。

何らかの恨みを抱えた者による犯行かもしれませんが、気味が悪いことだけは確かです。

7 2000匹のクモが棲む家

spider
Bergadder / Pixabay

クモが大好きという人は多分少数派でしょう。

かく言う筆者もクモは大の苦手。

以前、自宅で「手のひらサイズ」の巨大蜘蛛が出現したときは、凍殺ジェットを片手に狼狽しまくりでした。

そんなクモ嫌いの人にとっては悪夢のような家に住んでいた家族が、米国カンザス州にいます。

新居に住み始めてから5年ほど経ったころ、彼らは屋内でクモを何度も見かけるようになりました。

しかし、人体には無害だと思い、特に駆除などはせず。

それから長い年月を経て、一家は専門家の協力を得て、家に棲みつくクモを一掃することに。

約6ヶ月にも及ぶ作業の末、ほぼ全てのクモが生きたまま捕獲されました。

その数、驚きの2055匹。

ドクイトグモという種類のクモです。

名前からしてデンジャラスですが、体長5ミリくらいまで成長しないと毒性は無いのだとか。

それにしても、2千匹を超えるクモと「同居」していたというのはゾッとしますね。

ちなみに、その2千匹のうち、毒性のあるものは400匹ほどだったそうです。

専門家たちを驚かせたのは、これだけのクモが棲息していながら、その家族の誰もクモの被害に遭わなかったこと。

これは奇跡的という他ありません。

8 棺の中から謎の音

coffin
Pavel Danilyuk / Pexels

続いてご紹介するのは、65歳のタイ人女性の葬儀で起きた奇妙な出来事。

その女性は2年ほど前から体調が悪くなり、ほとんど寝たきりの生活を余儀なくされていました。

身内の人たちが世話をしていたのですが、病状は悪化する一方。

ある日、遂に呼吸をしなくなりました。

その2日後、死亡が確認され、荼毘に付すことになったのです。

そして、バンコク郊外のノンタブリーにある寺院で、今まさに棺が火葬されようとしたとき、棺の中から何やら物音が。

周りの人たちがよく聴いてみると、どうやら棺の側面をコンコンと叩いている様子。

「いや、まさか……」

おそるおそる棺を開けてみると、うっすらと目を開けた女性の姿。

実はこの女性、生きていました。

自分が火葬される一歩手前で、女性は何度も「ノック」することで命拾いしたのです。

それにしても不思議なのは、なぜ彼女は「死亡」したと診断されたのかということ。

この点、その女性が極度の「低血糖症」に陥っていたのが一因ではないかとされています。

低血糖症が深刻化すると、場合によっては意識を完全に失ってしまい、周りからは死亡したかのように見えることもあるとか。

まさに彼女のケースがそれだったと考えられています。

ちなみに、生還を遂げたその女性は、その後、自宅で普通に生活できるまでに健康を取り戻したそうです。

9 結婚式の真っ最中に新郎の浮気発覚

wedding
Emma Bauso / Pixabay

一度でいいからゼクシィのお世話になってみたい……。

そんな独身男の悲痛な叫びはさておき、結婚式というのは幸せいっぱい夢いっぱいの一大イベント。

そんなイベントの真っ最中に地獄を経験する人など……。

……いました。

オーストラリアのメルボルン出身の女性が、今年の5月、結婚式を挙げたときの話。

お相手の男性は、6年間付き合った「最愛の人」。

二人で誓いの言葉を述べた後、彼女は披露宴の準備をしていたのですが、その最中、突如として新郎が消えました。

連絡もつきません。

しかし、披露宴は予定通り行われることに。

新婦だけが存在する披露宴というのは、なかなかにシュールな光景です。

その直後、新郎がいなくなった原因が、浮気であることが判明。

さらに追い打ちをかけたのが、その浮気相手が、彼女の従姉妹だったということ。

要するにこの男、新婦を見捨てて浮気相手のところへ行ってしまったというわけ。

ゼクシィのスタッフも真っ青になりそうな笑えない展開です。

しかし、よりにもよって、結婚式の真っ最中に新婦を置いて浮気相手のところへ行くというのは、かなり性格的に問題のある男という気がしますが……。

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10 約30年前の「失踪」事件の意外な結末

Poland
Mohammed Ajwad / Pexels

1998年、ポーランド南部のシフィエントフウォヴィツェという街で、当時15歳の少女が突然姿を消しました。

この失踪事件は長きにわたって未解決だったのですが、27年経った今年の6月、遂に解決したのです。

実はこの少女、厳密に言えば「行方不明」にはなっていませんでした。

27年間ずっと家にいたのです。

一歩も家から外に出ることなく……。

door
phmaxiestevez / Pixabay

近所の家で騒ぎが起きているという通報が住人から寄せられ、警察が現場に到着したところ、家主と思われる82歳の女性と、衰弱した女性を発見。

そしてこの女性こそが、30年近く前に姿を消した少女本人だったのです。

発見された時、彼女は42歳でしたが、15歳のとき以降、「外の世界」のことはほとんど何も知らない状態でした。

自分の住む街がどのように発展してきたのかも知らないのです。

ある意味、いきなり30年近くをタイムスリップしたようなものかも知れません。

歯科医院や美容院などにも一度も行ったことが無いので、歯や髪の毛の状態は「ボロボロ」だったとか。

医師の話では、発見があと数日遅れていたら、彼女の命は危なかったとされています。

一体なぜ彼女は外に出られなかったのか。

今のところ、多くは謎に包まれていますが、家主の女性が重要な鍵を握っているのは間違いないでしょう。

Tags: 年末
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