屋根裏部屋
から出てきた信じがたい物の数々をご紹介します。
日本の住宅事情では屋根裏部屋がある家はそれほど多くは無いでしょう。
それだけに、「屋根裏部屋」という言葉には少し謎めいた響きを感じます。
特に、新築ではなく、建てられてから何十年も経っているような古い家だとなおさら妙な期待をしてしまいます。
実際、世界には屋根裏部屋からトンデモナイ物が発見された例があるのです。
〈originally posted on May 7,2016〉
1 ミイラ
ドイツのディープホルツに住む10歳のアレクサンダー・ケトラー少年は、自宅の屋根裏部屋で棺に収まったミイラを発見してしまいました。
これは、元々彼の祖父が1950年代に北アフリカで手に入れた物だと判明したのですが、気になるのはこのミイラが果たして本物なのかどうかという所。
これに関しては、ハンブルクの研究施設に移送された上で詳しく検査が行われることとなりました。
このミイラが屋根裏部屋で発見されたとき、しっかりとした石棺の中に横たわっており、象形文字が書かれた装飾品なども副葬されていたことから、本物の可能性が高いのではないかと見られています。
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2 ゴッホの絵
2013年、ノルウェー在住の男性宅の屋根裏部屋からフィンセント・ファン・ゴッホの絵画が発見されました。
『モンマジュールの夕暮れ』というタイトルの風景画なのですが、実はこの絵、他の作品と異なりゴッホのサインが書かれていないことから、専門家の間でも「贋作」であるという評価が定着していたのです。
この男性もそう思い込んでいて、絵を見つけた直後は余り気にかけていなかったそうなのですが、化学分析やX線などを利用した最新の検査の結果、この絵はゴッホ本人が描いたものである可能性が高まりました。
さらに、ゴッホが弟のテオドルスに送った手紙の中にこの絵に関する記述があることから、現在では「真作」でほぼ間違いないと見られています。
3 大量の札束
米国ユタ州に住むジョシュ・フェリンという男性は、人生初の一戸建てを購入した後、引っ越しの前に家の中の各部屋をチェックしていました。
すると、天井から布のような物がはみ出ているのを発見。
近づいてよく見ると、それは屋根裏部屋へと通じる扉から出ていました。
早速扉を開けて中へと入ると、そこには第二次世界大戦中の弾薬箱に似た鉄製の箱が8つ。
箱を開けてみると中には札束がギッシリ。
奥さんと一緒に数えたところ合計45000ドル(約480万円)もありました。
彼は一瞬、魔が差したらしいのですが、結局はお金を正当な持ち主に返還することを決意。
この家の前の所有者は、子供たちのためにとコツコツ貯めたお金を屋根裏部屋に保管していて、そのことを誰にも告げないまま亡くなってしまったというのが事の真相だったようです。
4 アンリ4世
、ということについては、世界史が超の付くほど苦手な自分としては「ブルボン朝初代のフランス国王」だという以外の説明は不可能です。
この基本的な情報さえ、たった今ウィキペディアで調べたくらいですから。
2010年、イギリス在住の84歳の男性宅の屋根裏部屋からヒトの頭蓋骨が発見され、それが専門家によって死後400年経ったアンリ4世の物であると判明しました。
残る謎は、何故この頭蓋骨が屋根裏部屋に眠っていたのか、という点ですが……。
これに関しては不明な部分も多いのですが、アンリ4世が処刑された後、墓から頭部だけが持ち去られたことは分かっており、これが後にオークションなどで様々な人の手に渡った結果、この家の屋根裏部屋に収まったのではないかと見られています。
5 元カレ
ミイラやら札束やら色々な物が屋根裏部屋から出てきた事例を見てきましたが、最後は「元カレ」です。
2012年、米国サウスカロライナ州のロックヒルに住むトレイシーという女性は、家の中にいる時、爪で壁を引っ掻くような奇妙な音が聞こえるのに不安を感じるようになりました。
ある晩もその音が聞こえてきたので、音の正体を突き止めるべく意を決して屋根裏部屋を開けてみると……。
そこには何と、彼女の元カレが。
元カレと言っても、別れたのは12年も前。
発見された時、この元カレは既に2週間屋根裏部屋で生活していたようです。
これだけでも十分恐ろしいですが、本当の恐怖はまだまだこれから。
何とこの男、屋根裏部屋にいる間、トイレもそこで済ませており、辺りには糞尿がテンコ盛り盛り。
さらに、天井の板に穴を開けて、トレイシーの寝室を覗いていたことも分かりました。
そしてトドメとなる恐ろしい情報として、この男、現在も逃亡中なのだそうです。
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