あいつだけは絶対に許さん!
この恨み、晴らさでおくべきかっ!!
人間、生きていればどうしても許せない相手の一人や二人は出てくるものです。
ただ、そういった相手に対して具体的に何らかの復讐をするのは難しいでしょう。
下手すればこちらが警察に捕まってしまいます。
憎い相手を直接攻撃しないで復讐するには、それなりのアイデアが必要なのです。
〈originally posted on May 10,2016〉
1 窃盗犯に巨大看板で復讐
広告用の巨大看板に取り付けられた電力変圧器を根こそぎ取り外して盗むという大胆な窃盗をやらかした男が、ニュージーランドのオークランドに出現したことがあります。
まともな(?)窃盗犯であれば周りに気づかれないように行動するものですが、この男は怪しさ全開だったためか、犯行に及んでいる真っ最中の姿を通行人によって写真に撮られていました。
さらに運の悪いことに、犯行のターゲットに選んだ看板は、ニュージーランドで最も古い歴史を持つ看板会社のものだったのです。
先ほどの写真を提供されたその会社は、オークランド市内の至る所に窃盗犯のマヌケな写真がデカデカと印刷された巨大看板を設置。
その看板には、
この泥棒は誰?
賞金 $500
電話:021 252 9047
という記述が。
看板を見た人からの通報によって、容疑者は後にアッサリ特定されました。
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2 最悪の結婚生活にロケットで復讐
夫婦生活が破綻する時というのは、ダメすぎる夫に対して妻がウンザリするケースの方が(どちらかと言えば)多いような気がします。
ニュージーランドのクライストチャーチに住むレベッカ・ギブスさんも、ダンナに失望させられっ放しだった4年間の結婚生活に終止符を打ちました。
ダメ夫との思い出の品をほとんど処分し、残るは結婚指輪だけとなったときに、彼女は少し悩んだのです。
これを一体どうすべきか、と。
考えた末に彼女が立てた計画が、何と「ロケットで指輪を大気圏外に吹っ飛ばす」ことでした。
彼女は本当にその計画を実行し、見事に成功。
実は、彼女の新しいお相手の兄がロケット科学者で、その人がロケットのアイデアを提案して全面的に協力したのだそうです。
3 レッカー移動されて小銭で復讐
2009年7月、米国フロリダ州タラハシー在住の大学生ジョーダン・レンケンがバーから出てくると、外に停めてあったはずの車が駐車違反によりレッカー移動されていました。
その結果、彼は家まで約24kmもの距離を歩くハメに。
と言っても、この場合ジョーダンに非があるのは明らかなのですが、どうにも納得がいかなかった彼は罰金の88ドルを全て8800枚の1セント硬貨で払うことを決意。
そして、実際に受付で山盛りの硬貨を渡そうとしたところ、案の定従業員に拒否されました。
しかしジョーダンは引き下がりません。
彼は予め法律を調べており、たとえ大量の小銭であろうと、有効な通貨である限り受け取りを拒否できないはずだと主張したのです。
その後1時間にも及ぶ押し問答があり、遂には警察官までその場に駆けつける事態になったのですが、この不毛な勝負は結局ジョーダンに軍配が上がりました。
4 最低な教師に最大の店舗数で復讐
教師が言い放った些細な一言が、生徒の心を深く傷つけるというのはよくあることです。
僕自身、学生時代にそんな経験は数えきれないほどあります。
今から約50年前、ティム・マーティンという少年は地理の教師から、
「お前はどんな職業に就いても絶対に成功しない」
という心ない発言をされ、ひどくショックを受けました。
この最低な教師を見返したいという思いもあって努力を続けた結果、彼は1979年に念願だった自分のパブ第一号店をイギリスにオープン。
その後は順調に店舗数を伸ばし、2014年にはイギリスで900店舗を超える最大規模のパブチェーン店へと成長。
しかし、彼の「復讐」はこれだけではありません。
この地理教師はお酒が全く飲めないことで知られていたのですが、マーティンは自分の店の名前にその教師の本名を付けたのです。
この教師は恐らく死ぬまで、繁華街を歩く度に「ウェザースプーンのパブ」という自分の名前の店を目にし、過去の失言を思い出すことになるのでしょう。
5 壊れたパソコンを売り逃げした奴にブログで復讐
2005年、イギリス在住のトーマス・ソーヤという男性が、世界最大級のネットオークションサイトであるeBayで中古ノートパソコンを375ポンド(約58000円)で購入。
代金を振り込んでから2ヶ月も経ってようやく商品が届いたのですが、そのノートパソコンはまともに機能しないゴミ同然の状態でした。
当然のごとく売主の男に返金を求めたものの、相手側に応じる気配は全く無し。
頭に来たトーマスは、問題のノートパソコンのハードドライブから可能な限りデータを復旧しました。
掘り起こされたデータの中には、ロンドンの地下鉄で盗撮したと思しき女性の写真に加え、自撮り写真、パスポートなどの個人情報がてんこ盛り。
この時トーマスは閃いたのです。
このサギ野郎になりきって、コイツ自身が書いているかのような嘘ブログを立ち上げてやろう、と。
彼は早速「俺がeBayで売った使えないノートパソコン」というタイトルのブログを作り、ハードドライブから復元した恥ずかしい画像コレクションを張りまくります。
トーマスはトドメとして次のようなコメントも付けました(もちろん、あくまでサギ男のコメントとして)。
俺のノートパソコンを買った奴が、ボッタクられたことに怒り心頭なのは分かるよ。
でもさ、これだけ多くの情報をいとも簡単に発見できたのは愉快だろ。
俺がどれだけ哀れな奴なのかをネットで世界中に知らしめるのにこの情報を使わない手は無いだろうね。
こうして自分の顔や秘蔵コレクション、果ては盗撮癖まで世界中に暴露されてしまったこの男、常習的にサギを繰り返していたことが後に判明し、詐欺罪で逮捕されています。
しかも逮捕のきっかけになったのは、被害者の一人である女性がこの男の名前をググッていたとき、たまたまトーマスのこのブログを見つけたことなのです。
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