多くの子供に支持されるゲーム、ポケモン。
昔は、夏休みになるとどこの子供でもやっていた「昆虫採集」にヒントを得て作られたゲームというのは有名な話。
日本で生まれたポケモンは、ゲームからアニメ、グッズに至るまで、世界中で愛されている。
可愛いモンスターがてんこ盛りで息の長いタイトルだが、しかし、子供にはあまり知られたくない事実があるのをご存じだろうか……。
〈originally posted on October 28,2014〉
1 アメリカで『Pokemon』と表記される理由
ポケモンは、日本のみならず世界中にファンが存在する。
欧米では『Pokemon』の名で親しまれ、TVのアニメシリーズも放送されている。
しかし、よく考えてみると、もともと『Pocket Monster』という英語のタイトルなのだから、そのままで変更の必要は無かったのではないかとも思える。
実は、ここには英語圏の人にしか分からない事情があったのだ。
その事情とは、「pocket monster」という言葉は、場合によっては「男性器」を連想させることがあるというもの。
よって、子供向けのゲームやアニメのタイトルとしては相応しくないとの配慮から、『Pokemon』に変更となったそうである。
2 ポケモンは暴力的?
アメリカで放送されているポケモンのアニメは、日本で製作された映像をそのまま使っているわけではない。
暴力性が強いと判断されたシーンは可能な限りカットされてから放送されるのである。
アメリカは、日本よりも子供向けのコンテンツに関して暴力的・性的描写の度合いにかなり敏感な国。
日本ではさほど問題視されないような戦闘シーンであっても、向こうではNGという場合も珍しくないようだ。
3 ポケモンは人種差別的?
アニメ版のポケモンに登場する、あるメインキャラクターの目が細すぎる点が人種差別的であると指摘されたことがあった。
そのキャラクターを登場させないようにする選択肢も検討されたようだが、結局そこまで神経質にならずとも良いだろうという判断がなされ、特に変更は無かったようである。
4 「ポケモンが癌を引き起こす!」
じつはこれ、アメリカで2005年に新聞に掲載された記事の見出しなのだ。
一体なぜこんな怖いタイトルがつけられたのかというと、新たに発見されたガンを引き起こす遺伝子に「pokemon」という名前が付けられたためなのである。
どういう意図でこんな名前をつけたのかは不明だが、Nintendo of Americaがこの件について抗議を行った結果、この遺伝子の名前は変更となった。
5 ポケモンの都市伝説
1996年に初代ポケット・モンスターが発売された直後に、少なくとも200人の子供が自殺したとされる「ラベンダータウン・シンドローム」という奇妙な都市伝説がある。
ゲームの中に存在する「ラベンダータウン」という、モンスターの墓場のような場所で流れるBGMが、子供にしか聞き取れない高い周波数の音を含んでおり、これが影響したのではないかというウワサが広まったのだ。
また、そのBGMの音程を視覚的にグラフ化してみると、不気味な幽霊のような形が浮かび上がるという話まで生まれ、YouTubeにもそれを検証する動画が複数投稿されている。
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