トイレットペーパー

トイレットペーパーは、十分に供給可能です。

某ネット通販サイトでは、今でも12ロールが4千円近くで売られていたりしますが、店舗に行けば普通に買えるようになってきていますし、もうしばらくすれば、元の状態に戻るでしょう。

しかし、そもそも何故、今の日本がオイルショックみたいな状況になっているのか。

それは、デマ

デマ……

許すまじ、デマ……

(アイキャッチ画像:Shutterbug75/Pixabay)

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1 新型コロナウイルスの元凶は「5G」

病気

qimono/Pixabay

今月に入って、新型コロナウイルスに関し、主にイギリスで、奇妙なウワサがネット上を飛び交いました。

それは、新型コロナウイルスの症状を引き起こしている最大の原因が、「5G」であるという説です。

高速・大容量で情報の送受信を可能にする5Gが、ウイルスと関係があるというのも奇妙な話。

事の発端は、あるフェイスブックのページに投稿された記事です。

それによると、5Gで使われる電波が、ヒトの血液中にある酸素分子(厳密にはその中の電子)を引き寄せ、その結果、大量の酸素が肺から出ていくのだとか。

この現象が進むと、酸欠状態になって、最悪の場合、死に至るというわけ。

確かに、武漢の一部の地域では5Gのサービスが利用されていますが、5Gと新型コロナウイルスとの間に、何らかの関係性がある、などという証拠はありません。

ちなみに、専門家によれば、5Gのサービスが導入されることで、ヒトが電波にさらされる量は増加しうるものの、健康被害をもたらすようなレベルではない、とのことです。

2 驚くべき長寿の町に隠された秘密

エクアドル

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アンデス地方、エクアドルにあるビルカバンバという町は、1970年代に、あることで非常に有名になりました。

そこに住む人々は、驚くほど長生きだったのです。

110代120代の老人も珍しくなく、なおかつ皆きわめて健康。

多くの研究者が、長寿の秘密を探るべく、この地を訪れました。

1973年には、アメリカのハーバード・メディカル・スクールの研究者らが、この町の持つ驚異的な長寿効果について、『ナショナル・ジオグラフィック』誌に論文を掲載。

長寿の秘密は、キレイな空気にあるとか、水の中のミネラルに含まれる抗酸化物質であるとか言われていました。

次第に、ビルカバンバに滞在するだけでも健康体になれるというイメージが広まり、観光客が増加

100歳を超えても元気な老人が多いのであれば、長生きしたい人たちを惹き付けるのも無理はありません。

しかし、残念ながら、ビルカバンバは、特に長寿の町というわけではなかったのです。

では、110歳や120歳を超えた人が多いというのは、何だったのか。

実は、単純に年齢をごまかしていただけです。

この町では、高齢者を敬う意識が強いことと関連し、70歳を超えた辺りから、自分の年齢についてサバを読む習慣があります。

実年齢より10歳ほど高く言うことも珍しくありません。

さらに、親子で名前が似ていることが多いので、自分の生年月日の代わりに、親の生年月日を使うこともあるとか。

その結果、100歳を超えても元気な「スーパーご長寿」が次々と誕生していたのです。

3 WhatsAppのゴールド・バージョン

ワッツアップ

LoboStudioHamburg/Pixabay

WhatsApp(ワッツアップ)は、世界で最も多くの人に利用されている、インスタントメッセージ用アプリ。

2017年、このWhatsAppに、公式には発表されていない「ゴールド・バージョン」が存在するというウワサが流れました。

ゴールドにアップグレードすることで、新たな機能が追加されるのです。

そして、そのアップグレードを行うためのリンクも、ネット上で拡散しました。

普段からこのアプリを愛用している人にとって、より便利に使えるようになるゴールド・バージョンは非常に魅力的

しかし、そのリンク先にうっかりアクセスしてしまうと、マルウェアがインストールされます。

つまり、これは完全なデマであり、WhatsAppには、秘密のバージョンなど存在しません。

このことが明らかにされると、当然ながら、騙される人は激減しました。

ところが、2年後の2019年になって、またもやゴールド・バージョンのウワサが拡散。

そして再び、騙される人が続出したそうです。

悪質なデマは、一度デマだと見破られても、忘れたころに再来する可能性があると考えた方がよさそうです。

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4 ペッパースープで新型コロナウイルスを撃退

ペッパースープ

RitaE/Pixabay

次にご紹介するのも、新型コロナウイルス関連のデマ。

今月始め、海外のツイッター上で、新型コロナウイルスを克服できるかも知れない、画期的な食べ物が話題となりました。

それは、ペッパースープ

ナイジェリアの伝統的な料理の一つで、様々な肉とナツメグ、唐辛子を使用した、スパイシーなスープです。

自分が感染していると判明したら、24時間以内にペッパースープを飲むことで、ウイルスを撃退できる、という情報が広まりました。

しかしながら、専門家によれば、これも科学的な根拠はありません。

ペッパースープ自体は、ビタミンが豊富で、健康食としても優れているのですが、新型コロナウイルスとの関連性は無いのです。

5 「生ハム犬」に全米が泣いた

生ハム

RitaE/Pixabay

人はみな、感動的な話が好きです。

飼い主を命がけで救った犬がいるとなれば、興味をそそられるのは、ごく自然なこと。

2015年、あるフェイスブックのページに、そんな「ヒーロー犬」の写真が投稿されました。

投稿者は、スティーブン・ローズマンという男性。

彼の説明によると、その犬は、家が火事になったとき、火の海に突入して、飼い主の家族を救おうとしたとか。

その結果、犬の顔面は、額から鼻にかけて、皮膚が炎で焼けただれ、赤い肉がむき出しに。

その悲惨な写真を見た大勢の人たちが、感動的な話に胸を打たれ、その投稿には一週間で6万以上の「いいね」が付きました。

何とかして犬を救いたい、というコメントも山のように寄せられ、このとき、その犬は、間違いなくネット上で最も有名な犬でした。

しかし、それからしばらくして、ローズマンは、ショッキングな投稿をします。

あの犬の話は全部ウソだった、と。

騙された奴は皆アホだ、と。

犬の顔面が焼けただれた写真は、単純に、犬の顔に生ハムをペタリと乗せただけ。

フォトショップで加工などしていません。

生ハムをペタリ、です。

それが、火事の話と相まって、本当に火傷を負ったかのように見えていただけ。

改めて、デマの恐ろしさを思い知らされます。

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