好き好んでホームレスの人生を選ぶ人も稀にいるそうですが、普通はホームレスになりたいという人はいません。
しかしながら、やむを得ない事情によって、ホームレス生活を余儀なくされる人がいるのも事実。
そういう人の中には、後に自分のやりたいことを実現し、ホームレス状態から脱却した人もいます。
今回は、アカデミー賞女優からフライドチキンの生みの親まで、人生において大成功を収めていながら、実はホームレス経験のある有名人をご紹介します。
後に一生遊んで暮らせるほどの収入を得るようになった人の中には、若い頃に厳しい生活を強いられていた人もいるのです。
〈originally posted on October 1,2015〉
1 ヒラリー・スワンク
ヒラリー・スワンクと言えば、クリント・イーストウッド監督・主演作品である、
『ミリオンダラー・ベイビー』
を思い出す方も多いのではないでしょうか。
ネブラスカ州出身の彼女は、同世代の女優の中で最も才能のある役者の一人だと大変高い評価を受けています。
過去に2度アカデミー賞を受賞しており、映画1本あたりのギャラは4000万ドルを下らないと言われています。
そんな彼女にも苦労した時代はありました。
1990年代、母親とともにロサンゼルスに移転したとき、本格的に女優の道を歩み始めるまでは二人とも住む家が無く、車の中で寝泊まりしていたそうです。
2 ハル・ベリー
アフリカ系アメリカ人
でアカデミー賞を受賞した初めての、そして今のところ唯一の女優がハル・ベリーです。
『チョコレート』のような社会派の作品から『X-メン』のようなアクションまで幅広い役柄をこなしています。
彼女は2度の離婚歴があり、自殺未遂も経験しているという、決して順調な人生を歩んでいた人ではないのですが、それに加えて、駆け出し女優の頃はホームレスとして生活していたのです。
しかし、ハル・ベリー自身はこの時の経験をネガティブには捉えておらず、あるインタビューでは、むしろホームレスとしての経験が、どんな状況にも打ち勝つ強い精神力を与えてくれたと語ったそうです。
3 チャーリー・チャップリン
20世紀前半のサイレント映画時代を築いた「喜劇王」チャーリー・チャップリン。
幼くして父親を亡くし、また、母親は療養施設を転々としていたため、彼は10歳にも満たないうちから、日中一人で働いては、ロンドンの寒い通りで寝るという生活を送っていたそうです。
4 ダニエル・クレイグ
現ジェームズ・ボンド役を演じ、『007』シリーズの大ヒットにより莫大な富を手にした彼も、役者としての成功を収める前は、かなり経済的に厳しい生活を送っていたようです。
あるインタビューによると、お金の無い時期は毎晩公園のベンチで寝ていて、生きるために「人には言えない」ようなことをやったこともあるのだとか。
5 ジョン・ウー
『フェイス・オフ』や『ミッション・インポッシブルII』の監督として知られるジョン・ウーは、幼い頃、父親が結核を患って仕事が出来なかったため、満足に食事も出来ない生活を余儀なくされたそうです。
さらに、7歳の時には家が火事で全焼してしまい、寝泊まり出来るような場所を渡り歩く日々が2年間も続いたのだとか。
6 シルベスター・スタローン
『ランボー』や『ロッキー』などのシリーズであまりにも有名なハリウッドスターですが、そんなスタローンも、役者を目指していた頃は全く食べていくことが出来ませんでした。
家賃が払えなくてアパートを追い出された時には、ニューヨークのとあるバス停で3週間もホームレス状態だったとか。
そこでたまたま成人向け映画の役者募集のチラシを見て、藁にもすがる思いで応募し、1日あたり100ドルのギャラを手にしたそうです。
7 スティーブ・ジョブズ
の生みの親であるジョブズも、学生時代は自分が寝られる部屋が無く、友人の部屋の床で寝ていたそうです。
また、コカコーラのボトルを店に返却して、わずかな小銭を貰ってはそれを食費に当てたり、毎週土曜日の晩には、10km以上も歩いて「クリシュナ寺院」で食べ物を貰ったりしていたのだとか。
8 カーネル・サンダース
言わずと知れたケンタッキーフライドチキンの生みの親も、子供の頃は相当に苦労を重ねていました。
カーネル・サンダースが5歳の時、父親が亡くなり、程なくして母親が再婚します。
しかし、彼はその義理の父親から執拗な虐待を受け、それに耐え切れなくなり10歳の時に家出。
それからしばらくは、ホームレス状態になって、様々な場所を転々としていました。
そして、フライドチキンの「伝説のレシピ」を思いつくまでは、保険のセールスマンをやったり、ガソリンスタンドで働いたりと、実に多くの職業を経験しています。
そんな彼が自分自身の家に住むようになったのは、「40歳」の時なのです。
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