日常会話に潜む「言葉の罠」5選

ごく普通の日常会話の中には、我々が無意識のうちに陥っている落とし穴があるのをご存知でしょうか…。

何気ない会話に出てくる言葉であっても、人間の脳はそれらによって時には大きな影響を受けます。

しかも、そのことを本人が自覚出来ていない場合もあるのです。

今回は、そんな言葉と脳の意外な関係をご紹介します。

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1 読みにくい名前の罠

font

日本では、かなり以前からいわゆる「キラキラネーム」という用語が定着しています。

親のこだわり全開で付けられた個性的すぎる名前は、辛うじて初見で読めるものもあれば、どう考えても読み方が思いつかないものまでさまざま。

いずれにせよ、そういった違いは単に読み易さの違いに過ぎない、と思われるかも知れません。

ところが、そうではないのです。

例えば、今目の前に、

山田 茂(やまだ しげる)

という人物と、

山田 地場尼庵(やまだ じばにゃん)

という人物がいたとしましょう。

どちらも見た目的には大きな差は無いとします。

果たして、あなたは第一印象で、どちらに好意を持つでしょうか

そんなの、ある程度会話してみないと分かるわけ無いでしょ

という答えが聞こえてきそうですが、実はそうではありません。

我々の脳は、我々が意識せずとも、「簡単に処理」出来る情報の方を好む傾向があるのです。

つまり、この場合は、無意識のうちに「山田 茂」の方により良い印象を抱いてしまうわけです。

これを実証するため、オーストラリアのメルボルン大学で、興味深い実験が行われました。

様々な名前を付けた架空の政治家をリストアップし、彼らの政治活動について僅かな情報を与えただけで、被験者に任意の政治家に投票してもらったのです。

その結果、投票された政治家の40%は、その名前の読みやすさが大きく影響していたことが判明しました。

この事実は、政治家のみならず、一般のビジネスの場にも当てはまります。

ということは、あまりに読みにくい名前を自分の子供に付けてしまうと、その子の将来は…。

2 一人称の罠

ボス

アメリカのテキサス大学が行った研究によれば、会話の最中にどれくらいの頻度で一人称を使うかで、その人について「ある事」が分かるそうです。

それは、

会話の相手に対して「強気」でいるか「弱気」でいるか、

ということ。

一人称を多用する人ほど、相手の方が自分より立場が上であることを強く意識しており、一人称が少ないほど自分の方が上だと思っているのだそうです。

その理由として考えられるのは、我々が自分より立場が上の人と会話するとき、相手と比較して自分に「足りない物」を意識するあまり、やや自省的になってしまい、自分を客観的に表現しようとするからではないかとされています。

この理論に基づけば、お互いの上下関係がやや微妙な場合、会話の中で相手がどれだけ一人称を使うかで、こちらの事をどう思っているのかがある程度分かる、ということになりそうです。

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3 喋り方を真似る人の罠

はぁと

人は誰しも、その喋り方に大なり小なり特徴があります。

そして、異性と会話をしているとき、もし相手があなたの喋り方をどこか真似しているならば、その相手はあなたに気がある可能性があるのです。

我々の脳は、自分が好意を寄せている相手と話すとき、相手に対して、自分は「同類」の人間である、と思ってもらうように喋り方を真似る傾向があるそうです。

これに関して行われたある研究では、合コンのような場で知り合ったカップルのうち、話し方がお互いに似ている場合は、そうでない場合よりも、継続して連絡を取り合う確率が4倍も高いという結果が出ています。

4 暗喩表現の罠

夜空

「漆黒の空に宝石が散りばめられている」

彼氏と夜中に公園を歩いていて、その彼氏が夜空を見上げていきなりこんな台詞を吐いたらちょっと引いてしまいそうですね。

それはさておき、会話の相手がこのような「暗喩表現」を使うと、聞き手の脳には「ある変化」が現れます。

カナダのウェスタンオンタリオ大学で行われた研究によれば、人間の脳は、暗喩表現に触れることで、相手の表情(特に目の動き)からその感情を読み取りやすくなるそうです。

これは、暗喩表現を理解するとき、脳が相手の気持ちに共感しようとして、無意識のうちに、感情を理解することに集中するため、と考えられています。

ということは、相手に自分の気持ちを良く理解してほしい時は、意図的に暗喩表現を使うと効果的と言えるかも知れません。

5 ネガティブ表現の罠

『ドイ・ストーリー3』のレビュー

★★★★★今年最高の感動作!

投稿者 ヴァーチャル・ボーイ

玩具メーカーをクビになって路頭に迷っていた土井さんが、ホバーボードを発明して大成功を収めるという展開は、多少ご都合主義的な部分はあるけれど、役者の演技力のおかげで説得力があり、最後は涙が止まりませんでした。

★☆☆☆☆現実味に乏しい駄作

投稿者 星一哲

会社に全く貢献出来ていなかった土井さんが、クビになった途端に天才的な発明をするという意味不明の展開に唖然。そもそも1台50万円もするホバーボードをチビっ子が買っている時点でリアリティの欠片もない。観るだけ時間のムダ。

おいおい、いきなり何だよこれ、と思われたかもしれません。

もちろん、『ドイ・ストーリー3』などという映画は僕のテキトーな思いつきです。

さて、この架空の映画のレビューをご覧になって、どちらのレビュアーの方が「知性的」であると感じたでしょうか。

アメリカの中央ミシガン大学の研究によると、「肯定的」な意見を言う人よりも、「否定的」な意見を言う人の方が、「知性的」であるという印象を与えやすいそうです。

つまり、「ネガティブ」な要素と「知性」との間には強い関連性があるのです。

一説によると、これは人間の進化の過程と関係があると見られています。

否定的な意見は、悪い物危険な物に近づかないようにさせる「警告」になっていることがよくあります。

よって、否定的な意見を尊重する方が、生存率も上がる、ということになるのです。

この研究結果を踏まえると、少しでも賢く見られたければ、なるべく何に対しても批判的な方が良い、と言えるのかも知れません。

ただし、あまりに批判的な意見ばかりを連発していると、「超ネガティブ人間」といったレッテルを張られかねない気もしますが…。

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