KFC

フライドチキンを売るのは、時に命がけです。

(アイキャッチ画像:mikegi/Pixabay)

2019年8月、イングランドのチェルムズリー・ウッドにあるKFCの店舗で、レジカウンターに鉄条網が設置されました。

店員と客との間を遮るように、ワイヤーが5本、等間隔で水平に張られているのです。

ワイヤーどうしの間隔は、30~40cmあるので、注文された商品を店員が差し出す分には問題ありません。

それはいいとして、一体なぜこんな物騒な物が、フライドチキンを提供する店にあるのか。

そのきっかけは、ワイヤー設置の数ヶ月前、ある女性客が、突然レジカウンターを飛び越え、調理場にいるスタッフに暴行を加えるという事件が発生したこと。

これにより、店側は、スタッフの安全のために、鉄条網を導入したのです。

この店舗(及びその周辺)では、2019年だけで、10件弱の反社会的行動が確認されており、暴力事件に至っては20件近くに上ります。

同じくイギリスのウォルソール地区では、2018年から、一部のマクドナルドやKFCにおいて、入口に「用心棒」を立たせているとか。

もちろん、イギリス国内の全ての店舗でこのような対策が必要というわけではなく、特に治安の悪い地域に限られるでしょう。

それにしても、ファミリーが訪れることも多いファストフード店で、鉄条網が必要というのは驚きです。

客に齧られるスタッフ

噛む

klimkin/Pixabay

海外では、怒った客が過激な行動に出ることが珍しくありません。

2016年2月、米国バージニア州リッチモンドにあるマクドナルドで、ラヴリ・ロビンソンという女の注文を店員が間違えたところ、ロビンソンの怒りが爆発

彼女は、店の女性マネージャーに激しく不満をぶつけ始めます。

ロビンソンの口撃は、殴りかからんばかりの勢いでしたが、そのマネージャーはかなり体格が大きく、腕力ではとうてい敵いそうにない相手でした。

そこで彼女は、マネージャーの膝の辺りにガブッと噛み付いたのです。

女性客が、女性マネージャーの膝を、大口を開けて咥えている光景は、日本のマクドナルドではまずお目にかかれません

その後、相手の反撃に圧倒されたロビンソンは、ようやく大人しくなり、警察に逮捕されました。

フライドポテトが冷めていただけで発砲する客

ポテト

Pexels/Pixabay

マネージャーの膝にいきなり噛み付く客も珍しいですが、次にご紹介する客に比べれば、まだ可愛いものです。

2019年7月、米国ジョージア州にあるマクドナルドで、リリアン・ターヴァーという女がフライドポテトを注文したところ、そのポテトが冷めていたため、彼女は店に苦情を言いました。

これに対し、店側は、ターヴァーに返金することで、その場を丸く収めようとします。

ターヴァーは金を受け取ったものの、冷めたフライドポテトの恨みは相当に根が深かったようで、彼女は数人のスタッフ目掛けてドリンクを投げつけ、暴行を加えました。

しかし、一人の女性店員から猛烈な反撃を食らい、やむなく店の外へ。

それ以上の暴行を断念したのかと思いきや、ターヴァーは銃を携えて舞い戻り、調理場に行って弾丸を床に向けて発射

ある従業員の話では、このとき、生きた心地がしなかったとか

その後、ターヴァーは逃走を試みましたが、警察によって逮捕されています。

思わず忘れそうになりますが、ターヴァーが店内で発砲事件を起こしたきっかけは、「フライドポテトが冷めていた」という、たったそれだけのこと。

イギリスだけでなく、アメリカでも、カウンターに鉄条網が設置される店舗が、将来的に増えていくような気がします。

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