ゲームと言っても、色々あります。
神ゲー、クソゲー、ヌルゲー、鬼畜ゲー。
この中で最も嫌われる存在は、やはりクソゲーでしょうか。
個人的には、鬼畜ゲーが最も嫌ですが。
それはさておき、今回は、神ゲーとかクソゲーとか、そんな次元を超えた奇妙なゲームをご紹介します。
〈originally posted on September 4,2016〉
1 世界一おバカなゲーム
「クソゲー」という不名誉な称号を与えられるゲームでも、開発者自身は(それなりに)真面目に作っている場合がほとんどだと思います。
それは、ネット上で公開されている無料ゲームであっても同じでしょう。
しかし中には、よくこんなおバカなゲームを作ったなと驚かされるものもあります。
(ブラウザの状態によっては動作しません)
このサイトにアクセスすると、手書き感が丸出しのボタンが表示されます。
遊び方(?)は単純で、ボタンをいかに長く押し続けられるかを競うだけ。
だた「押すだけ」です。
指を離したら、そこで試合終了なのです。
最後に最近のハイスコアが表示されて終わり。
何故こんなものを作ったのかが謎です。
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2 世界一ルールの難しいゲーム
元々はドイツで生まれた「Mao」というゲームは、トランプを使用して遊ぶカードゲームの一種です。
3~8人が集まってプレイを始め、手持ちのカードが最初に無くなった人が勝ちとなります。
これだけだと何の変哲も無いゲームのようですが、一つだけ非常に変わった要素があるのです。
それは、新規のプレーヤーは他のメンバーにゲームのルールを一切聞いてはならないということ。
ルールを知っているメンバーも、新規プレーヤーには何も教えません。
しかも、このゲームはグループごとにルールが微妙に異なるので、予めルールブックのようなもので遊び方を予習しておくことが出来ないのです。
となると、新規プレーヤーに残された手段は、とにかくゲームに参加して他のプレーヤーの行動などを手掛かりに、具体的なルールを推測するしかありません。
ちなみに、ルールに反する行動を取った場合は、ペナルティとしてそのプレーヤーの手札にカードが一枚追加されます。
3 ベイビー・シェイカー
赤ん坊が泣き止まないときにスマホをシャカシャカと振るだけで泣き止んでくれたら……などと考えたことのある親はいないでしょうが、過去にそういうゲームがありました。
それが、「ベイビー・シェイカー」というiPhone用のアプリで、画面に赤ん坊のイラストが表示されたら、スマホ本体を振ることで赤ん坊が泣き止むという単純なゲーム。
泣き止んだ赤ん坊の目には、何故か赤いバツ印が付けられます。
アプリがリリースされてから程なくして、多くのユーザーから批判の声が寄せられたため、iTunesからアッサリ姿を消しました。
4 残酷なフルーツバスケット
子供のころ、小学校などで「フルーツバスケット(椅子取りゲーム)」をやったことのある人は多いでしょう。
オクラホマミキサーの音楽に合わせて、円形に並べられた椅子の周りをまわり、曲が止まった瞬間に一斉に椅子に座るというアレです。
子供の遊びとしては実に和やかなものですが、かつてアメリカではかなり残酷な「大人向け」のフルーツバスケットが存在しました。
1929年の世界大恐慌に伴い、路上生活者の数が急増しましたが、彼らの中には移動手段として走行中の列車の貨物車両に飛び乗る人が多かったのです。
そして、そんな彼らの様子を真似たのが、「ホーボー・パーティ」と呼ばれる悪趣味な遊び。
内容はフルーツバスケットそのままです。
家の地下室にガラクタを大量に運びこんで不衛生な雰囲気を演出し、参加者はホーボー(=ホームレス)の格好をして、貨物車両に見立てた木箱の周りをまわるのです。
曲が止まると木箱に「座る」のではなく、飛び乗ります。
それにしても、ホームレスの格好までしてこんな遊びをしていたのは驚きですね。
5 タイタニック号沈没ゲーム
1912年に北大西洋上でイギリスの豪華客船タイタニック号が沈没した事故は、約1500人もの犠牲者を出しました。
そして信じがたいことに、1975年にこの惨劇を題材にしてボードゲームを作ったメーカーがあったのです。
そのゲームは前半と後半に分かれており、前半では沈没しつつあるタイタニック号の客室から乗客を救命ボートまで先導します。
後半ではカードを引いて食料や飲料水を確保しながら救助船を目指します。
生き残れるのは最初に救助船までたどり着いたプレーヤーだけで、他のプレーヤーは全員死にます。
これだけ不謹慎かつ容赦のない中身でありながら、ゲームのパッケージにはハッキリと
A FAMILY GAME
というド厚かましい表示までありました。
沈没船でプレーヤーが死んでいくゲームのどこが「ファミリー・ゲーム」なのか……。
案の定、このゲームは消費者からの苦情が相次ぎ、販売中止となりました。
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6 ヒトラーへのクリック
ウィキペディアを使った「ウィキ・ゲーム」と呼ばれる遊びの一つに「クリックス・トゥ・ヒトラー」というものがあります。
二人以上が集まってパソコン(あるいはスマホ)さえあれば誰でも簡単に出来ます。
やり方は、まずウィキペディアのメインページにアクセスし、記事のリンクを適当に選んでクリックします。
後は、ひたすらページ内のリンクを辿っていき、最終的に「アドルフ・ヒトラー」の記事にたどり着けばゴール。
ゴールまでのクリック数が最も少ない人が勝ちというわけです。
実際にやってみるとそれほど難しくはなく、例えば、ヒトラーとは何の関係も無い「ドラえもん」からスタートすると……。
ドラえもん→フランス(「海外展開」の説明から)→ナチス・ドイツ(「第2次世界大戦」の説明から)→アドルフ・ヒトラー
という感じで、たった2回のクリックでヒトラーです。
ウィキ・ゲームには他にも5回以内のクリックで「イエス・キリスト」の記事にたどり着くことを目指す「5クリックス・トゥ・ジーザス」などといったものもあります。
一人でウィキ・ゲームをする場合は、英語版ですがパソコンやiOSアプリで楽しむことも出来ます。
スタート地点とゴール地点になる記事がランダムで選択され、制限時間内にたどり着ければ成功なのですが、難易度はめちゃくちゃ高いです。
今のところ、僕が成功したのはたったの1回だけ。
その時は、「ブラッド・ピット」から始めてゴールが「ブラックホール」だったのですが、その経路は、
ブラッド・ピット→『12モンキーズ』→サイエンス・フィクション・フィルム→『ロスト・イン・スペース』→ブラックホール
でした。