様々なメーカーから発売されているミネラルウォーター。
コンビニやスーパーに行けば、実に多くの種類が陳列されている。
しかし、ここで一つ疑問が生じる。
水道水より劣る水を金を払ってまで買う必要性があるのか……。
〈originally posted on December 7,2018〉
1 何故金を払って水を買うのか
僕がコンビニなどでミネラルウォーターを買わない理由は単純である。
もったいないから。
それに尽きる。
水道の蛇口をひねれば出てくるものを、何故わざわざ店で買わなくてはならないのか。
まことに理解に苦しむ。
もちろん、水道水もタダではないけれども、ミネラルウォーターに比べれば遥かに安い。
どうしても外出先で水を飲みたいのであれば、魔法瓶に水を入れていけば良いだけの話だ。
にも関わらず、ミネラルウォーターは根強い人気を誇っている。
富士山のおいしい水
南アルプスの天然水
クリスタルガイザー
ボルヴィック
いろはす
evian
・・・
・・
これだけ色々種類があっても、その成分の大部分は同じ「水」である。
利き酒ならぬ「利きミネラルウォーター」なるものがあったとしても、超能力者でもない限り対応不可能だろう。
例えば、毎日欠かさずボルヴィックを飲んでいる人に、イタズラで普通の水道水の入ったボルヴィックのボトルを渡しても、全く気付かずにゴクゴクと飲み干してしまうのは間違いない。
2 水道水の方が安全
ミネラルウォーターを好む人の中には、水道水よりも安全だと思っている人が多い。
しかし、現実はまったく逆である。
水道水は「水道法」という法律で安全基準が厳しく定められているのに対し、ミネラルウォーターはあくまで「嗜好品」という扱いなので、水道水よりも緩い基準しか満たしていないものが多いのである。
過去を遡れば、「桃の天然水」や「いろはすみかん」などにカビが混入していて回収騒ぎになった例もある。
「ミネラルウォーター = 安全」などというのは完全な神話といっていいだろう。
3 環境への影響
意外と盲点になりがちなのが、環境への配慮である。
ミネラルウォーターを買う人が居なくなれば、ゴミとして出されるペットボトルの量は激減するだろう。
それらのボトルを石油から製造するのにも莫大なエネルギーが使われている。
ペットボトルルに入ったソフトドリンクを買うのは仕方が無い。
家でコカコーラをつくれる人間などそうはいないからだ。
しかし、ミネラルウォーターであれば、先述のように家から魔法瓶に入れてくればよいのである。
そう考えると、スーパーでエコバッグに何本もミネラルウォーターのペットボトルを入れている人は、環境のことを考えているのかどうかよく分からないということになる。
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