自分が新型コロナウイルスに感染しているかどうかを判断するのは、少々難しい面があります。
ご存じの通り、コロナウイルスの初期症状は、風邪と似ています。
よって、ただの風邪だと思っていたら実は……、などということがありうるのです。
新型コロナも厄介ですが、病気の兆候だとは気づきにくいものは、他にもあります。
全く何の問題も無いように思える体の現象が、実は深刻な病気の入り口。
最近の医学研究で明らかになった、驚きの真実の数々をご紹介します。
以下に挙げた、我々の体に起こる様々な現象は、普段の生活で特に「キケン」なものであるという印象は無いのですが、意外なことに場合によっては深刻な病気の兆候でありうるのです。
〈originally posted on November 18,2015〉
1 ハゲ
多くの男性にとって、ハゲというのは加齢とともに確実に忍び寄って来ます。
決して、逃れられません。
さらに、ハゲ始める年齢によっては、その人に絶望をもたらすこともあるでしょう。
こういうことを書くと、
と反論する方もおられるかもしれません。
確かに、ハゲ自体は「病気」ではありません。
しかし、ハゲの恐ろしさを甘く見てはいけません。
米国国立癌研究所で、幅広い年齢層の男性4000人を対象に行われた研究によると、ハゲている人はその程度を問わず、21年以内に前立腺がんで死亡する確率が56%高まるのだそうです。
また、中程度のハゲの人は、全くハゲていないフッサフサのフサ之助に比べ、83%もガンになる可能性が高いのだとか。
さらに、45歳までに額から頭頂部までがゴッソリ無くなっている人は、進行の早い前立腺がんにかかる確率が40%アップするそうです。
以上が、最新の研究による厳しい現実です。
特に、45歳までにハゲてしまって、おまけに恋愛経験も無かったりすると、結婚は絶望的になり、死亡率も上がるという地獄のコンボが待っています。
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2 人差し指が薬指より長い(ただし男性のみ)
男性の方は、出来ればご自分の右手の人差し指と薬指の長さを比較してみてください。
大抵の人は、薬指の方が少し長いのです。ちなみに、僕もそうです。
では、人差し指の方が長いとどうなるのか…。
驚くことに、「統合失調症」にかかるリスクが高いのだそうです。
『クリニック・アナトミー』という医学雑誌に、約100人の統合失調症患者を対象に行われたある調査の結果が掲載されました。
それによれば、統合失調症患者は平均的に見て、人差し指が薬指よりも長いのだとか。
その原因として、母親の胎内にいる時のアンドロゲンとエストロゲンの割合が低かった可能性が指摘されています。
もっとも、統合失調症は、いまだにその原因が完全には解明されておらず、この結論はまだ推測の域を出ていません。
3 会話中に「えーと…」が多過ぎる
我々が会話をしているとき、全く淀みなくスラスラ喋る人というのは滅多にいないでしょう。
誰でも多少は、
「うーん、えーと…」
と考えながら喋るものです。
しかし、この「えーと…」が余りにも多い人は、ある危険なタイプの兆候が現れているのかもしれません。
その危険なタイプとは、
サイコパス
です。
サイコパスを含んだ54人の殺人犯を対象に行われた調査によると、サイコパスは会話中に発言を考える時間が非常に長いそうです。
その原因は、恐らく彼らが自分のことを「サイコではない普通の人間」と思わせるために慎重に言葉を選ぶ傾向があるからだと見られています。
4 身長が低い(ただし男性のみ)
「イギリス心臓支援基金」という組織が、約20万人の男性を対象に行った調査によれば、身長が6.35cm高くなるごとに、心臓病にかかる確率が、13.5%低くなるのだそうです。
これは例えば、職場で隣に座っている男性よりもあなたの方が5cmほど身長が低いのであれば、心臓病にかかる確率は、あなたの方がその男性より10%ほど高いということです。
気になるその「原因」ですが、実は研究者の間でもまだ正解は出ていないようです。
あくまで「仮説」として、身長を低くしている遺伝子が、血中のコレステロールや脂肪の割合を高めているのではないかとも言われています。
ただ、いずれにしても、心臓病のリスクを高める要因としては、喫煙や食生活などの方が大きいということなので、身長だけが決定的な要因になるわけではないようです。
5 会話中に目を合わさない
人と話している時に、じっと相手の目を見続けるのは圧迫感を与えてしまいますが、逆に全く目を合わさないのも失礼な印象を与えるでしょう。
結局、適度に目を合わせながら会話をするのが最も自然なわけですが、先程も出てきた「統合失調症」の傾向があると、目を合わせることが極端に少ないそうです。
そして、これは意図的に目を反らしているのではないのです。
統合失調症患者に対して行われたある実験で、様々な角度を向いている顔写真を複数用意し、それらを順に彼らの目の前に提示して、どの顔写真が自分の方を見ているかを答えさせました。
その結果、彼らの多くは、どの顔写真が自分の方を見ているのかを特定するのが困難だということが判明したのです。
つまりは、これが目を合わせて会話が出来ない原因だと考えられます。
この事実を利用して、目の動きを記録できる機器を使えば、理論的には98%の精度で、ある人が統合失調症患者かどうかを判別できるそうです。
6 酒を飲んで顔が真っ赤(ただしアジア人のみ)
少量のお酒を飲んだだけで、すぐに顔が真っ赤になってしまう人は、どう考えてもお酒が弱いわけですが、問題はそれだけではないのです。
アジア人にのみ当てはまる事実なのですが、アルコールですぐに顔が真っ赤になる人は、食道ガンにかかるリスクが大きいのだそうです。
このタイプの人は、体内でアルコールを適切に分解する「ALDH-2」という酵素が遺伝的に欠如している可能性があり、そのことが結果的に「真っ赤な顔」に繋がるのだとか。
もし、その酵素を持たない人が毎日2杯ほどのビールを飲み続けると、その酵素を持つ人よりも食道ガンになる危険性が10倍も上がると言われています。
7 あくびが伝染しない
他人があくびをしているのを見ると、思わず自分もあくびをしてしまう…。
これはごく自然な現象で、人間以外にもチンパンジーや犬などに見られるのです。
その原因は、我々が他人に「共感」する能力を備えているからだとされています。
ということは、逆に言えば、他人に共感する能力が欠如している人間はあくびが伝染しにくいということになります。
そして、そういうタイプの人間の典型が、
サイコパス
なのです。
135人の被験者が参加したある調査によると、サイコパスの傾向が強い人ほど、他人があくびをしているのを見ても伝染しにくいという結果が出ました。
今後、職場などで皆があくびをしまくっているのに、一人だけ全くあくびをしていない人物がいたら、少し警戒した方が良いかもしれません…。
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