女性の体の中でどのパーツが一番好きか。
この質問は、(筆者のような)モテない男にとって最も聞かれたくないものの一つでしょう。
どう答えようと罠にはまるからです。
「うなじ」とか「長くてキレイな髪」
などと無難な答え方をすれば、
「いやいやいや、他にあるだろ。正直に言えよ!」
と思われるのは必至。かと言って、
「やっぱり胸」とか「むっちりとした太もも」
などと言えば、
「うわっ、露骨に言いやがった!」
と引かれるのがオチ。
この罠からは、モテる男以外は絶対に逃れられません。
今回は、モテない男(=筆者)が女性の魅力について書くとこうなる、という実験的記事をお届けします。
〈originally posted on October 9,2019〉
1 女性は赤い物を身につけるだけで魅力が増す
ニューヨーク市立大学のスティーヴン・G・ヤング教授によれば、女性は赤い服を身に着けていると、男性から魅力的に見られる確率が上がります。
その理由は、女性が性的に興奮したときに頬や首がほんのり赤くなることと関係があると考えられています。
真っ赤なドレスならそれだけで効果抜群ですが、パーティに出席するならまだしも、普段からそんな格好などできる人はそういません。
しかしながら、赤色が与えるこの効果はかなり強力なので、単純に赤い物、例えば赤いバッグや赤いノートパソコンを抱えているだけでも魅力的に見られることが期待できるそうです。
ただし、残念ながら、赤い物さえ身につけていればそれだけでモテまくり、というわけにはいきません。
赤い物を身につけている女性を男性が魅力的だと感じるのは、もともとその女性の顔が好みのタイプである場合に限られるのだとか。
よって、過度の期待は禁物なのですが、それでも「赤い物」効果によるデメリットは特に無いのですから、好きな男性の前ではなるべく赤い物を身につけるといいかも知れません。
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2 貧乏な男ほど大きい胸を好む
男は結局のところ、大きいのが好きなのか、小さいのが好きなのか。
あるいは、大きさ云々ではなく、そこに双丘があるから惹かれるのか。
この疑問に対して科学的な結論を出すため、イギリスにあるアングリア・ラスキン大学のヴィレン・ スワミ教授がリサーチを行いました。
そのリサーチでは、マレーシア在住の266人の男性を対象にして、様々な社会経済的ステータスを持つ彼らが、どういう胸の大きさの女性を好むかを調べたのです。
すると、貧乏な男ほど大きな胸の女性を好む傾向にあることが判明しました。
また、別のリサーチでは、66人の大学生を対象にし、空腹状態と満腹状態とが、それぞれ胸の大きさの好みに影響するかを調査。
その結果、空腹時の方が、大きな胸の女性を魅力的に感じることが分かったのです。
これらを踏まえると、極貧生活を送っている男は、十分な食費が無くてほとんど常に空腹でしょうから、「貧乏」と「空腹」のシナジー効果で、大きな胸への欲求度は臨界点を突破します。
まさに、巨乳に飢えたケダモノと化すでしょう。
ただし、胸の大きさの好みは人種によっても異なると言われていますから、上記のリサーチ結果がそのまま日本人にも当てはまるとは限りません。
3 子供が3人以上いると魅力を保つのが難しい
何人も小さな子供がいる大家族の家庭は、毎日が戦場。
走り回る子供たちの世話をするお母さんの苦労は並々ならぬものがあります。
しかも、子供が多いことによる試練はそれにとどまりません。
ポーランドにあるヤギェウォ大学で行われた研究によると、子供の人数が2人以下の場合と3人以上の場合とでは、後者の方が、母親が魅力を保つのは難しいのだそうです。
その理由は、子育てからくる疲労によって体内の「酸化ストレス」が増加し、それが老化を早めるから。
これは私見ですが、この研究結果が正しいとすれば、たとえ子供の数が少なくても、夫が育児に消極的なら妻の負担は何倍にもなるので、子供が多い場合と同じ影響があるかも知れません。
妻にいつまでも綺麗でいてほしいなら、夫が家事や育児を積極的にやるのは必須と言えそうです。
4 男が女性のお尻を見てしまう本当の理由
「ちょっと!今、あの女の子のお尻見てたでしょ!」
そんな、ラノベのヒロインが言うような台詞、一度でいいから言われてみたい。
戯言はさておき、男という生き物はなぜ女性のお尻が好きなのか。
おかっぱ頭の物知り5才児でも答えられそうにないこの疑問にお答えしましょう。
トルコにあるビルケント大学のデイヴィッド・ルイス教授によれば、男が好きなのは、女性のお尻そのものというよりは、お尻の「角度」です。
具体的には、体を横から見たときの、腰からお尻にかけての角度。
この角度が約45度のとき、その部分に男は最も強く魅了されます。
その理由は、人類がまだ狩猟・採集生活を送っていた時代における女性の妊娠と関係があるのです。
お腹の中に子供がいるとき、この「45度」の角度があると、母親は体の重心が安定します。
それにより、妊娠中でも体に大きな負担をかけることなく採集活動ができるのです。
さらに、多児妊娠の場合でも脊髄損傷などのリスクを低減できます。
こういったメリットは、より多くの子孫を残そうとする男にとって非常に重要。
よって、男は本能的に「45度」の角度に惹きつけられるというわけ。
ルイス教授の話では、大きいお尻の女性が好きという男は、実際にはこの「角度」を重視している場合が多いとのこと。
ただし、このケツ論については、次のような異説もあります。
母親が母乳で赤ん坊を育てるとき、その子の脳の発達には、母乳に含まれる脂質が深く関わっています。
そして、良質な脂質を十分に赤ん坊に与えられるかどうかに影響するのが、母親のお尻や太ももに蓄えられた脂肪。
よって男性は、お尻の大きな女性との間に出来る子供の方が賢い子に育つと感じられ、大きいお尻に惹かれるのです。
ちなみに、女性のお尻や太ももの脂肪がダイエットによってもなかなか落としにくいのは、この部位の脂肪が赤ん坊にとって特に重要だからではないかとも言われています。
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5 結局、世の男どもは( )の大きな女性が好き
さて、このカッコ内にはどんな単語を入れるべきか。
ここまでの内容で、胸やらお尻やら太ももやらの話題をさんざん出しておいてこんなことを言うのも何ですが……。
正解は「脳」です。
ケンブリッジ大学のデイヴィッド・ベインブリッジ教授によると、男性は、結婚相手を探すときに、相手の体型などよりも知性を重視します。
その理由は、賢い女性であれば、母親としても優秀である可能性が高いから。
また、高い知性があるということは、賢い親に理想的な環境で育てられたということを示唆しており、それは本人が健康面でも優れていることを意味します。
では、女性の魅力の一つとしての胸の大きさとは、一体何だったのか。
ベインブリッジ教授の話では、男性が自分のパートナーを探す上で、相手の胸の大きさはほぼ無関係。
男性は本能的に、なるべく左右対称に近い体型の女性を好みます。
体型が左右対称であるということは、若々しさや健康を連想させ、さらには遺伝子的に何の問題も無いと感じさせるからです。
しかし、大きな胸は左右非対称になりがちで、加齢とともにその傾向は強まります。
よって一般的に男性は、女性と付き合う上で、その相手の胸が大きいとしても、そのことは重要視しません。
大きいことは良いこと、というわけではないのです。
女性の立場からすれば、仮に胸が小さくても、そのことは結婚相手を見つける上でメリットになりこそすれ、デメリットにはならないと言えるでしょう。