オンラインゲームに懲りた男の話

オンラインゲームだけは二度とやるまい…。

これはオンラインゲームに懲りた男の悲惨な体験談である。

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地獄への第一歩

天国と地獄

僕はもともとオンラインゲームにはまったく興味が無かった。

理由は単純で、レビューを見ても高評価を得ているゲームがほとんど無いからだ。

ゲーム情報サイトなどで、話題になっているオンラインゲームのレビューを見てみると、

運営がクソすぎ

バグだらけでまともに遊べない

ガキが多すぎてマナーが最悪

廃課金プレイヤー以外はお断り

などなど、どのオンラインゲームのレビューを見ても、大抵こういったことが書かれてある。

オンゲにまともなゲーム無し

というのが僕の捉え方だった。

ところが…。

とあるきっかけで、知人から某MMORPGをやってみないかと誘われたことがあった。

微塵も興味が沸かなかったが、無碍に断るのも悪いので、とりあえずアカウントを作ってログインしてみたのだ。

今から思えばこれが「地獄」への第一歩だった。

ゲームを始めた直後はチュートリアル的なクエストばかりで退屈だったものの、しばらくやってみると、これが意外と面白い

戦闘システムも、適度な駆け引きと緊張感がある。

さらに、自分以外のプレイヤーがリアルタイムで戦っている状況に身を置くという経験が初めてだったので、実に新鮮に感じたのである。

その知人に手伝ってもらいながら高難度のクエストをサクサクとこなしていき、レベルは面白いように上がっていった。

いわゆる「寄生」というやつだ。

これはどちらかと言えば邪道なのだが、しかしそんなことが気にならないほどにハマっていたのである…。

廃課金の罠

電卓

ゲームを始めてしばらくは完全に無課金で遊んでいたので、自キャラの装備はずっと凡庸なものばかりだった。

レベルが30くらいになったころ、もう少しマシな武器が欲しくなってきたのだが、そのためには「ガチャ」というやつをやらねばならないことを知る。

しかし、そのガチャの法外な値段に驚いた。

1回やるのに500円

11回分がセットになって5000円

その知人に聞くと、大抵のプレイヤーはセットの方を購入するという。

正気か?

というのが正直な感想だった。

5000円出せばフルプライスのゲームが買えるではないか。

ほとんどがゴミ同然のアイテムになる可能性もあるガチャに、5000円などとてもじゃないが使う気にはなれなかった。

その時は…。

今から思えば愚かしいが、そのゲームを遊んでいるうちに、自分のキャラに段々と愛着が湧いてきてしまったのだ。

いつまでもショボイ装備では物足りなくなっていた。

そこで、ついにやってしまったのである。

11回セットのガチャを。

結果はすべてハズレ

お目当ての装備どころか、残念賞的な装備すら手に入らない。

あの時の感覚は今でも忘れられない。

5000円がほんの数十秒でゴミのようなアイテムデータへと変化したときの何とも言えない空虚感。

これがオンゲか…と思った。

オンゲにハマっている人たちにとってはこういうのはごく当たり前のことなのだろうな、と。

後で分かったのだが、僕を誘ったその知人は、優に100万はガチャに費やしていたらしい。

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人間関係のしんどさ

グループ

僕がオンラインゲームをやっていて最もウンザリさせられたのがこれだ。

アイテムのトレードでは「誰それはボッタクリだ」とか、「あいつに詐欺られた」とか、常にどこかでトラブルが発生している。

パーティーを組んでクエストに出るにしても、装備が貧弱なプレイヤーはそれだけでネットで「晒し」に遭う。

戦闘時には、敵を倒した際のアイテム横取りなどもしょっちゅうだ。

これではまるで現実世界と同じではないか。

いや、ある意味、現実世界よりも人間の嫌らしさが露骨に現れる。

そういうのに疲れてしまったのだ。

あるとき、僕を誘ったその知人から、超レアなアイテムが1個余っているから100万(←ゲーム内通貨)で買わないかと持ちかけられたことがあった。

100万というのは高レベルプレイヤー以外にはけっこう痛い金額である。

最初は断ったのだが、あまりにしつこく言ってくるので、仕方なくなけなしの金を出して買ったのだ。

ところが…。

気になって後で調べてみると、そのアイテムはレアでも何でもなく、相場はせいぜい数十万程度だと分かった。

リアルな知人からボッタクリに遭うという厳しい現実…。

これがオンゲなのか…。

さらば、オンラインゲーム

出口

何だかんだで6ヶ月もの間ずるずるとそのオンゲをやっていたのだが、ある日あっさりアカウントを削除してしまった。

リアルな人間関係でも疲れるというのに、家に帰ってモニターの中でまで人間関係で神経を使うのにウンザリしていたのだ。

最初の頃は面白いと感じていたそのゲームも、プレイヤーがやることは所詮同じことの繰り返しに過ぎないことに気づき、興味が失せていった。

結局、費やしたリアルマネーは2万くらいだろうか。

普段からオンゲをやっている人にとっては、「たったの2万でガタガタ言うなよ!」と言われそうだが、僕にとっては人生で最も無駄な2万円だ。

それ以来、オンゲはまったくやっていない。

忌まわしいのは、オンゲを少しでも楽しいと感じていたときのことが、決して良い思い出にはなっていないことだ。

もちろん、オンラインゲームを「健全に」楽しめている人はいくらでもいるだろう。

でも、僕の場合は無理だった。

性格に合わないというか、オンラインゲームのすべてに「疲れ」を感じてしまうのだ。

ひょっとすると、最初に出会ったオンラインゲームがマズかったのだろうか。

他のゲームだったらもっと気分よく楽しめたのかもしれないが、今となってはもうどうでもいい。

もうオンラインゲームには懲り懲りなのである。

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