未解決のインターネット・ミステリー5選

インターネットを介して発生した不可解な事件の数々をご紹介します。

1 人殺しのジェフ

PC

2008年、ケイティ・ロビンソンという女性が、ある画像掲示板に自撮り写真を投稿したところ、それがきっかけとなり他のユーザーから誹謗中傷などの攻撃を受けました。

その翌日、ケイティの姉だという人物が、掲示板に衝撃的な投稿をします。

ケイティは自殺した、と。

その直後から、ネット上に「人殺しのジェフ(Jeff the Killer)」というハンドル名の人物が不気味な顔写真と共に現れ始めます。

ジェフ

この人物が誰なのかについては様々な憶測が生まれ、連続殺人犯ではないかとも言われていました。

掲示板のユーザーの間では、ジェフの顔写真は、自殺したケイティのそれをフォトショップで加工したものであるという説が定着していますが、それが果たして真実なのか、またジェフの正体が何者なのかについては分かっていません。

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2 A858

レディット

2011年、アメリカの電子掲示板であるReddit(レディット)で、「A858」として知られるユーザーが自分のページに意味不明の長文を投稿し始めました。

それは、コンピューターのプログラムなどでよく使用される「16進数」で構成されており、一見すると単純な数字とアルファベットの羅列です。

プログラム

何かの暗号に違いないと感じた多くのRedditユーザーが解読を試み、その結果いくつかのメッセージは読み取れたものの、全体を完全に把握するまでには至りませんでした。

その後も解読作業は続けられ、2015年の8月に大きな進展があったのですが、その後、A858は活動休止を宣言し、そのページは非公開となりました。

現在も一部のユーザーが、アーカイブを利用してこの謎めいた暗号の解読を続けていますが、未だに誰も成功していません。

3 死者からのメール

ラップトップ

2011年11月、ティム・ハートという男性のもとに、親友だったジャック・フローズからEメールが届きました。

これだけなら何らおかしな点は無いのですが、実はその親友は同じ年の6月に既に亡くなっていたのです。

ちなみにメールの内容は…

「分かってるのか?今お前の家にいるんだよ。屋根裏部屋を掃除しろよ!」

この奇妙な出来事について単なるイタズラだと言う人もいたのですが、メールを受け取ったハート本人には、このメールが本当にフローズからのものだと確信する理由がありました。

ハートの家の屋根裏部屋は実際にいつも散らかっており、フローズはそのことをよく話のネタにしていたのです。

また、亡くなったフローズの遺族には彼のメールアカウントのパスワードを知る者はいませんでした。

これらの事実からすると、このメールが、亡くなった親友から送られたものだと信じたくなるのも無理はないかもしれません。

4 サイバー・ブラックホール

ブラックホール

インターネット上では膨大な量のデータが行き交っているわけですが、それらのデータのなかには突然「消失」してしまうものがあり、この不可解な現象はしばしば「ブラックホール」という言葉で表現されます。

実際は、ネット上のデータが文字通りに「消える」ということは無く、消えたかのように思われるデータは必ずどこかに「転送」されているのです。

この怪しいブラックホールの存在を突き止めるため、政府機関IT関連企業などが2008年から調査を開始したものの、なかなか成果は得られませんでした。

しかし、2013年になってようやくある事実が判明します。

このブラックホールは、アメリカ政府から発信されたデータをアイスランド国内のアドレスに転送していたのでした。

ただし、データ転送を実行していた「黒幕」が何者なのかまでは特定できなかったそうです。

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5 シケイダ3301

セミ

シケイダ3301(Cicada 3301)とは、これまで複数回にわたってネット上に超難解なパズルを公開してきた謎の組織に付いた名前です。

2012年の1月4日、ネット上の掲示板に奇妙な投稿がなされました。

そこには、羽を広げたセミをかたどった画像と、次のようなメッセージが。

我々は高度な知能を持った人物を探している。

そのために考案したのがこのテストだ。

この画像にはあるメッセージが隠されている。

それを発見すれば、自ずと我々の元にたどり着く。

見事に謎を解いた精鋭たちに会うのを楽しみにしている。

文章の最後に「3301」と書かれていたことから、この投稿者が「シケイダ(=セミ)3301」と呼ばれるようになりました。

世界中のハッカーたちがこの謎解きに挑んだものの、そのほとんどは玉砕。

そんな中、最初に投稿されたパズルをほとんど独力で解いた唯一の人物が、スウェーデン出身のジョエル・エリクソンです。

彼がこのパズルを解くのに要した期間は約3週間

その手順を簡単にまとめると次のようになります。


website

最初のセミの画像を分析し、そこからURLを抽出

そのURLに張られてあったアヒルの画像から新たな暗号を発見。

その暗号を解読するとReddit内のURLが出現。

そのURLが示すページにあった投稿から2枚の画像を引き出す。

その画像を解析してテキサス州内の電話番号を割り出す。

スマホ

その番号にかけるとボイスメールが再生され、それによると次の謎を解くには「3つの数字」が必要で、その内の一つが「3301」であるとのこと。

残り2つの数字は「セミの画像」のタテ・ヨコのサイズだと気付く。

3つの数字を掛け合わせたものをGPSの座標に見立てると、ロシア、アメリカ、日本など世界6ヶ国に点在する「電柱」の位置であると判明。

電柱

各国の有志に協力を仰いでそれらの電柱を調べてもらうと、セミの絵QRコードがプリントされたポスターが張られているのを発見。

そのQRコードをスキャンすると2枚の画像が完成。

それらの画像を解析すると、アメリカ人作家ウィリアム・ギブスンの詩集が出現。

その詩集の書籍番号と先のReddit内で得られた情報とを組み合わせてアドレスを割り出す

ディープ・ウェブに侵入してそのアドレスにアクセスし、遂に「シケイダ3301」にたどり着く。


パズル

実際には、電子迷彩技術を使ったり、マヤ文明の数字を使ったりと、実に様々な暗号解読技術が駆使されています。

それにしても、これらの謎解きをたった一人でやってのけたのは凄いという他ないですね…。

最近はポケモンを探して歩きスマホしている人をよく見かけますが、この謎を解いている時は電柱を探して歩きスマホしている怪しい人がいたのかもしれません。

さて、ここまで苦労してゴールにたどり着いたエリクソンを待っていたモノは一体何だったのか。

その衝撃の結末は何と…。

時間切れ」です。

閉店ガラガラ

「シケイダ3301」としては、この恐るべき高難度パズルを「単独で」解ける人物を探していたのですが、エリクソンが全ての謎を解明するより先に、明らかに集団で情報を共有しながら答えを発見した人たちがいたのです。

この事実に失望した「シケイダ3301」は、エリクソンのような「真の正解者」が現れる一歩手前でゴールへの扉を閉ざしてしまいました。

結局、「シケイダ3301」の正体はつかめず、このテストの本当の目的も分からないまま。

一説には、MI6CIAのような情報機関で働くエージェントを見つけるためのテストではないかとも言われていますが、真相は未だに闇に包まれています。

なお、この記事を書いている時点で「シケイダ3301」による最新のパズルは、2016年1月5日に公開されたものとなっています。

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