コロナ禍。
コロナか……。
コロナねぇ……。
一向に終息する気配の無いコロナ。
終息するどころか、ヨーロッパでは、最近ますます事態が深刻になっています。
コロナの影響が長引けば長引くほど、経済が停滞することへの不安も消えません。
しかし、そんな状況でも、もともと潤沢な資産を持っている金持ちであれば、色々な意味で不安要素は少ないはず。
そんな金持ちと凡人との違いは、単純に資産の額だけではないのです。
〈originally posted on October 20,2020〉
1 金持ちに共通する特徴とは
2018年、ドイツのミュンスター大学およびマインツ大学で行われた研究によると、金持ちには、3つの共通した特徴が見られるのだとか。
1つ目は、感情的に安定していること。
些細なことで感情を揺り動かされていては、冷静な経営判断など出来ないということでしょう。
2つ目は、考え方に柔軟性があること。
これも、経営者として臨機応変に対応することの重要性を思えば納得できます。
3つ目は、自分の人生をコントロールしているという感覚を持っていること。
自分の人生は、第三者ではなく、あくまで自分で決める。
当たり前と言えば当たり前のことですが、本当の意味でそれを実践できている人こそが、金持ちへのチケットを手にすることが出来るのでしょう。
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2 金持ちの方が健康体を維持する
2019年に、イギリスのユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで行われた研究によれば、金持ちと貧乏人との間には、一つの越えられない壁があります。
それは、健康な体を維持できる年数。
人間誰しも、年齢を重ねるにつれて、病気にかかったり、体の一部の自由がきかなくなったりと、何らかの「ガタ」が来るものです。
しかし、どれだけ早くガタが来るのかについて、経済力によって差が生じます。
上記の研究では、イギリスとアメリカにおける、計25000人分のデータに基づき、様々な角度から、健康体を維持できる年数を比較しました。
すると、裕福度で比較したところ、顕著な差が見られたのです。
具体的には、最も裕福な階層にいる人々は、最も貧困な階層にいる人々よりも、健康を維持できる年数が8~9年長いという結果になりました。
その原因について、この研究では詳しく触れられていませんが、恐らくは、裕福な人の方が日々のストレスが少なく、高度な医療の恩恵を受けやすいからではないかと考えられます。
3 iPhoneを持っているかどうかで経済力が分かる(かも)
iPhoneを持ってる奴は金持ち。
何となく、小学生が言いそうな台詞ですが、これは、れっきとした専門家の見解なのです。
2018年にアメリカのシカゴ大学が発表したレポートによると、iPhoneを所持しているか否かは、その人の経済力を知る上で、重要な手がかりになるのだとか。
iPhoneにはいくつかの機種がありますが、機種に関わらず、iPhoneを持っていること自体が、ある程度は裕福であることを示唆しているのです。
と言っても、これは2年前のデータなので、今は事情が多少異なっている気もしますが……。
4 「金持ち遺伝子」の存在
金持ちは、金持ちになるべくしてなっているのだとしたら、その原因は、遺伝子にあるのかも知れません。
2015年にアメリカのカンザス州立大学が行った研究によると、「CEO(最高経営責任者)遺伝子」とでも呼ぶべき遺伝子が存在するとのこと。
この遺伝子は、基本的には、ドーパミンなどの神経伝達物質を運ぶことに関係しています。
しかし、それだけでなく、人が報酬を得るために、より多く努力させる働きがあるのだとか。
13000人を対象にして得られたデータを精査したところ、この遺伝子を持つ人は、会社内での成績が高い傾向が見られました。
ただ、この遺伝子は、誰でも「スーパー社員」にしてくれるわけではなく、自分の行動を律するのが苦手になることにもつながるそうです。
この遺伝子を「金持ち遺伝子」と呼べるかどうかは微妙なところですが、仕事への態度に影響する遺伝子であるのは確かでしょう。
5 1月生まれと2月生まれは人生の勝ち組(?)
2019年に、社会科学の学術誌に掲載された論文によると、1月生まれと2月生まれの人は、経済力も知名度も高い人物になる確率が高いのです。
成功したハリウッドスターの中にも、1月生まれと2月生まれの人が多いのだとか。
また、イギリスにおけるリサーチによれば、1月生まれの人は、自分の職業として医師を選ぶ割合が高いそうです。
もちろん、これらは、統計的に見たときの関連性を示しているだけなのですが、しかし、「何か因果関係があるのでは?」と感じずにはいられません。
ちなみに、2018年に、「人類史上最高の金持ち」に選ばれた、Amazon創設者のジェフ・ベゾス氏は、一体何月生まれなのかというと……。
なんと、1月生まれです。
果てしなくどーでもいい情報ですが、筆者は11月生まれで、生まれてこの方、iPhoneを買ったことがありません。
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6 金持ちは、あまり他人を見ない
2016年に、グーグル・グラスを使って、興味深い実験が行われました。
様々な社会的ステータスを持つ人たちにグーグル・グラスをかけてもらい、彼らがニューヨークの街を歩くときの視線の動きを調べたのです。
すると、貧しい人は、周りの人たちに視線を向ける時間が長いのに比べ、裕福な人は、その時間が短いことが分かりました。
つまり、金持ちは、他人をジロジロ見ることが少ないということ。
その理由については、経済力の高い人は、他人に依存せずとも生きていけるので、ある意味、自分にとって他者の重要性が低いからではないかと見られています。
経済的・社会的に、誰もが羨むような地位を手にしている人にとって、最大の関心事は常に自分自身であって、他人のことは二の次、三の次、ということなのかも知れません。