体感温度が下がりそうな謎の事件3選

道路

我々はどういうわけか、怖い話や怖い体験が好きです。

むし暑い時期は特に。

怖いと分かっていながらついつい見てしまうホラー映画。

絶叫すると分かっていながら入ってしまうお化け屋敷。

そういったものも魅力的ですが、もっとお手軽に恐怖を味わう手段として、ブログの記事を読むというのはどうでしょうか。

映画やお化け屋敷とは違い、以下でご紹介している話はすべて「実話」です。

(サムネイル画像:skeeze/Pixabay)

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1 助けを求める謎の声

川
jwvein/Pixabay

2015年3月、米国ユタ州のソルトレイクシティから約80km離れた場所で、一台の車が川に突っ込む事故が発生しました。

車に乗っていたのは、リン・ジェニファー・グロースベック(25)と、生後18ヶ月の娘リリー。

車は完全に上下逆さまの状態。

事故が起きたのは午後10時半ごろと推測され、住民が車を発見したのが翌日の午後12時半ごろ。

つまり、約14時間も、車体の大部分が、凍えるような水温の川に浸かっていたのです。

発見者からの通報を受けてレスキュー隊が到着したとき、彼らはどこからか助けを求める声を聞きました。

それは、はっきりとした「大人の女性」の声。

女性
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声の発生源と思われる川の方へ隊員たちが向かうと、転覆した車を見つけます。

中にいた母親の命は既に失われていました。

一方、彼女の娘は、かなり危険な状態だったものの、チャイルドシートにがっちりと固定されていたため、体が冷水に晒されることなく、一命を取り留めたのです。

この事故で一番不可解なのは、やはり隊員が聞いた謎の声。

既に死亡していた母親が、助けを求めて叫んだというのは考えられず、かといって、声を聞いたのは隊員の気のせいということでもありません。

救助に当たったジャレッド・ワーナーも、ブライアン・デュウィットも、「ヘルプ ミー!」という声をはっきり聞いたと語っています。

わずか18ヶ月の子供が大人の声色を真似るはずもなく、ましてや衰弱した状態で大声を出せるわけがありません。

となると、レスキュー隊が聞いた声は、一体誰の声だったのか…。

2 600匹以上の犬が飛び降りた橋

犬
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スコットランドのダンバートンには、オーバータウン・ブリッジと呼ばれる橋があります。

この橋では、1950年代から、犬が次々に飛び降りるという不気味な現象が発生しているのです。

橋の高さは約15mあり、下は岩場。

飛び降りた犬の大半は怪我を負い、運が悪ければ死にます。

これまでに落ちた犬の数は、600匹以上。

それにしても、何故こんなことが多発するのか。

宗教学と哲学が専門のポール・オーウェンス氏によると、「ある幽霊」が原因である可能性が高いとか。

その幽霊とは、死に別れた夫への想いを抱えたまま1908年に亡くなった女性の霊で、地元では「オーバータウンのホワイト・レディ」という呼び名で知られ、しばしば目撃されています。

幽霊
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このホワイト・レディが、犬たちを奇行に走らせているというわけ。

一方、この怪奇現象を長い間研究している動物学者のデイヴィッド・サンズ氏は、全く別の見方をしています。

彼の説によれば、犬たちは、他の動物の匂いや音に引き寄せられているのではないかとのこと。

オーバータウン・ブリッジの欄干部分は葉に覆われているので、犬は前方が草原だと勘違いして欄干を飛び越え、落下してしまうのだというのです。

体感温度が下がる記事を書きたい自分としては、幽霊説を全力で推したいところですが、果たして真実はどうなのか。

ちなみに、専門家の話では、犬が人間のように自殺を図ることはまずありえないそうです。

3 交通事故の現場から消えた子供

トラック
macdeedle/Pixabay

1986年6月25日午前、スペインのソモシエラで、峠道を一台のトラックが時速140kmで走行中、カーブを曲がりきれずに横転する事故がありました。

そのトラックには5000ガロンを超える硫酸が積まれており、事故現場一帯には大量の硫酸が氾濫。

その後、何とか現場の収拾がつき、本格的な捜査が開始されます。

トラックに乗っていたのは、アンドレ・マルチネスとその妻カーメン・ゴメスで、彼らは事故直後に死亡していました。

警察は、カーメンの母親に電話し、事故で娘夫婦が亡くなったことを伝えます。

するとその母親が一言。

「孫は大丈夫なんでしょうか…」

警察はこの言葉に当惑しました。

孫と言われても、現場には子供など存在していなかったからです。

しかし、目撃情報などから、トラックには彼らの10歳の息子ファン・ペドロが同乗していたことが判明。

では、彼は一体どこへ消えてしまったのか。

この点につき、いくつかの説があります。

「トラックから放り出された」説

時速140kmで走行中に事故を起こした点を考えると、体重の軽い子供が車の外へ投げ出されたというのは、ありえる話です。

しかし、大規模な捜索が行われたにも関わらず、ファン・ペドロに繋がる手掛かりは何も無し。

死体が地中に埋まっている可能性を考慮して、掘削機も導入されましたが、何の結果も得られませんでした。

「硫酸で溶かされた」説

事故直後、5000ガロンの硫酸が一気に溢れ出した際、その硫酸を浴びて体が完全に溶けて無くなってしまったという説。

これは専門家が否定しています。

その理由は、硫酸で死体が溶けることはあっても、短時間で骨一つ残らないというのは考えにくいから。

また、両親の死体が溶けていなかったこととの辻褄が合いません。

「事故の前に誘拐された」説

親子
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事故発生から1年後にアンドレのトラックが解体されたとき、その中からヘロインの残留物が検出されました。

このことから、アンドレがドラッグの運び屋をしていた可能性が浮上したのです。

ただし、本人の意思に反して。

いくつかの有力情報に基づくと、彼は、マフィアから脅迫を受けて運び屋をやらされ、裏切らないように息子を人質に取られたのかも知れません。

トラックのデータレコーダー(車の速度やブレーキの回数・時間などを記録する装置)を解析したところ、事故が起きる少し前から、アンドレは短時間に12回も一時停止を繰り返していました。

運転

事故が起きたのは早朝で、道路は渋滞していなかったのに、何度も停止していたのは何故か。

一つ考えられるのは、前を走る車に強引に停止させられたのではないかということ。

12回の停止のうち、11回目まではわずか数秒間の停止でしたが、最後の12回目では22秒間も停止しています。

ファン・ペドロが誘拐されたとすれば、おそらくこの時。

そう考えると、この直後からアンドレがどんどん速度を上げていったのも説明が付きます。

彼は、誘拐犯に追い付くためにアクセルを踏み込んだのです。

「事故の後に誘拐された」説

ファン・ペドロの消息がつかめなくなった翌年、スペインのマドリードにある自動車教習所に、高齢のイラン人女性が訪れました。

彼女は10歳くらいの男の子を連れていたのですが、応対した男性によると、その子の姿はファン・ペドロによく似ていたとのこと。

さらに、事故直後、一組のカップルと高齢の女性が乗った白いバンが現場付近で目撃されており、そのカップルの挙動が怪しかったという証言もあります。

となると、横転したトラックからそのカップルがファン・ペドロを誘拐したのか…。

ヨーロッパで最も奇怪な失踪事件

この事件は、「ヨーロッパで最も奇怪な失踪事件」と称されるだけあって、実に多くの仮説があり、謎に満ちています。

「誘拐説」は、事故前のものにしろ、事故後のものにしろ、それなりの説得力がありますが、リスクを犯してまで誘拐を決行する必要があったのか、 犯人は一体いつから誘拐を計画していたのか、 などといった点を考えると、不可解な部分が残ります。

ファン・ペドロが生きていれば、彼は今40代。

家族が85000枚ものポスターを街中に貼って情報提供を呼びかけたものの、彼が果たして生きているのかどうかさえ未だ分かっていません。

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