子供が動物に育てられる
、というのは、普通では考えられない。
そういった状況が、まずありえないからである。
しかし、世の中にいるトンデモナイ親であれば、そのような状況を作ってしまう原因になりうる。
その結果、本当に動物に育てられた子供がいるのだ。
今回は、そのような珍しい例をご紹介しよう。
〈originally posted on December 19,2014〉
1 猿に育てられたウガンダの少年
ウガンダに住むJohn Ssebunyaという少年は、4歳のとき、目の前で母親が父親に殺される現場を目撃し、ショックのあまりジャングルの奥へと逃げ込んだ。
そして、1991年に発見されるまではベルベット・モンキーの集団に育てられていたそうである。
発見当時は言葉を話すことができず、ジャングルから出ることに強く抵抗したようだが、現在では言葉も覚え、平穏な生活を送っているという。
2 犬と猫に育てられた女の子
2009年、ロシア東シベリア南部のチタという街でナターシャという5歳の女の子が保護された。
発見当時、彼女は地面を這うように歩き、舌だけで水を飲んでいたらしい。
また、言葉を話すことができず、ドアに向かって飛びかかったり、大声で吠えたりするなど、明らかに動物のような特徴が見られたという。
後の調査で、彼女の両親が、約2年間もナターシャを犬と猫だけの部屋に閉じ込めていたことが判明。
部屋の中には暖房設備や水、風呂などは無く、人間らしい生活はおよそ不可能な状態であった。
3 鳥に育てられた男の子
2008年、ロシア、レニングラードのキロフスキーで7歳の少年が保護された。
彼の母親は、食事などは与えていたようだが、子供に話しかけることは決して無かった。
母親の代わりに少年の話し相手になっていたのは、彼女が飼っていた鳥たちだけ。
保護されたとき、少年は言葉が話せず、何を聞かれても鳥のようにさえずるだけだったらしい。
自分の言っていることが伝わらないと分かると、今度は鳥が羽ばたくように手を振り始めたそうだ。
4 ネコに育てられた赤ん坊
2008年、アルゼンチン、ミシオネス州で、1歳の赤ん坊が捨てられているのを警察が発見した。
その赤ん坊の周りは、8匹のネコが取り囲んでおり、寒い冬の夜などには体を寄せ合って赤ん坊を暖めたり、体に付いた泥を舐めたりしていたと見られている。
父親はホームレスで、赤ん坊が発見される数日前に段ボールを集めに行った際、息子が居なくなったことに気付いたそうだ。
5 オオカミに育てられた少年
2007年、ロシア中央部にあるカルーガ州で、病院の職員が、林の中でオオカミに囲まれた状態の少年を発見した。
年齢はおよそ10歳だったとされているが、病院に連れられて24時間以内に逃げ出してしまったので詳しいことは分かっていない。
驚くべきは、彼の体には、鋭いキバや足の指の長い爪など、オオカミを思わせる特徴が見られたそうである。
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