大人も子供も、現実を忘れて夢のような空間で楽しい時間を過ごせるテーマパーク。
その代表例は、間違いなく、ディズニーランドだろう。
ディズニーランドは、我々に夢を与えてくれる。
しかし、そんな夢の王国にも、ダークサイドは存在する。
今回は、そんなディズニーの、知られざるダークな面をご紹介……。
〈originally posted on December 12,2014〉
1 リバーカントリー閉鎖の真相
(1976-2001)は、ディズニー初のウォーターパークで、その隣には動物を扱ったディスカバリーアイランド(1974-1999)があった。
これらのパークは、それぞれ開園から25年ほど経ったときに、その役目を終えている。
閉園後、アトラクションなどの多くは解体されることなく、ほとんどそのまま放置されていたそうである。
あるとき、好奇心旺盛な連中が、これらの閉園したパークに不法侵入した。
無人のテーマパーク内で彼らが発見したのは、荒廃したライドや、スタッフたちの写真、果ては瓶詰めされたヘビなどだったとか。
客で賑わっていたときの雰囲気は、微塵も無い。
ところで、これらのパークはなぜ閉園に追い込まれたのか。
この点について、公式の発表では、客足が遠のいたことがその理由であるされていた。
ところが……。
一説によれば、本当の閉鎖理由はもっと恐ろしいものだったとされている。
実は、リバーカントリーを取り囲む湖の中に、フォーラーネグレリアという、人間に対して病原性を示すアメーバが見つかったのである。
このアメーバ、名前だけでも不気味な感じがするが、その挙動も恐ろしい。
感染すると人間の脳細胞を攻撃し、致死率は95%という高さなのである。
この説が真実だとすれば、パークが閉鎖されたのは当然といえるだろう。
【スポンサーリンク】
2 FBIとディズニーの関係
は、ジョン・エドガー・フーバーが初代長官を務めていた頃のFBIとの間に特別な関係を築いていた。
彼は、ハリウッドで活躍する一流の俳優や監督、作家、労働組合などの活動内容を、逐一FBIに報告していたのだ。
さらに1941年、アニメーター達によるストライキが行われている時、下院非米活動委員会において彼は、ストを率いている者の中に共産党員がいると暴露したのである。
ディズニーのこうした貢献に感銘を受けたフーバーは、その後ディズニーに対し、ワシントンにあるFBI本部の中を撮影することを許可したそうだ。
それに対しディズニー側も、テーマパークの設計や映画の脚本などについて情報を提供していたとされている。
そういった脚本の中には、フーバーの意見によって変更されたものもあるというから、両者の関係は、相当に密接だったことが伺える。
3 謎の粉
2007年、パイレーツ・オブ・カリビアンのライドに乗っていた一人の女性が、得体の知れない粉をまき散らしたことが、ちょっとした騒動になった。
何を撒いたのかを周りから尋ねられた彼女は、
「ただのベビーパウダーよ」
と一言。
しかし、同アトラクションがあるマジック・キングダムに精通している客は、それがベビーパウダーではないと見当がついていた。
というのも、1990年代に、ホーンテッド・マンションのライドなどに乗りながら、亡くなった大切な人の遺灰を撒くという行為がよく行われていたためである。
つまり、「ただのベビーパウダー」と答えていた女性も、おそらくは遺灰を撒いていたと思われる。
当時、あまりにこの行為が一般化したことに頭を悩ませたディズニーは、高性能な掃除機を使って手際よく対処する訓練を、場内のスタッフに施していたそうだ。
4 レミングの集団自殺
というネズミをご存じだろうか。
個体数が増えすぎると、海へ向かって「集団自殺行進」をするといわれている。
1958年にディズニーは、レミングの生態にスポットを当てた『ホワイト・ウィルダネス』という映画を制作した。
この映画はドキュメンタリー部門でアカデミー賞も受賞している。
撮影はカナダで行われたが、非常に巧みな編集技術によって、まるで本当にレミングの大群が行進しているかのような映像が含まれていた。
そして、レミングが次々と崖からが飛び降りるシーンも…。
映画の最後では、大量のレミングの死体が湖に積み上がっている場面で終わる。
おそらく、当時この映画を見た観客のほとんどは、レミングは集団自殺をする生き物だと信じたことだろう。
ところが、実際は自殺ではない。
レミングは新たな生息地を求めて移住することはあるが、その過程で崖から川などに落ちても、泳いで渡ることができるのだ。
ただ、川幅が広すぎたりすると、途中で体力が尽きてしまい、溺れてしまうことがある。
つまり、行動原理自体は、他の動物が移住するのと何ら変わりはない。
結果的にディズニーは、レミングの生態について、観客に誤解を招きかねない知識を与えていたのである。
5 洗っていないパンツ
かつては、ディズニー・ワールドで、様々なキャラクターのコスチュームを着るスタッフは、必ず会社から支給される下着にはき替えた上でコスチュームを身につけるよう指示されていた。
これは、コスチュームによっては下着のラインが出てしまうことへ配慮したものらしい。
この規則のため、一日の仕事を終えたスタッフは、下着を脱いで返却し、次の日にはまた洗濯済みの下着を渡されるのである。
しかしあるとき、毎日支給される下着について、一部のスタッフから、
「下着が汚れている」
「臭くてたまらない」
「下の毛にシラミが沸いた」
などといったトンデモナイ苦情が出るようになった。
毎日洗濯しているパンツなのに、何故そのような事態になるのか、と思うかもしれない。
実は……洗濯していなかったのだ。
ディズニー側は、回収した下着を洗濯することなく使い回していたのである。
そうとも知らず、ディズニーのスタッフは、毎日の仕事で汗やら何やらが染みこんだパンツを、洗濯済みだと思い込んではき続けていた。
おまけにそれらの下着は共有であるから、他人のはいたものを使用していた可能性も高い。
この恐るべき事実が発覚して、スタッフからの強い非難を浴びたディズニーは、2001年、下着の支給を止め、スタッフには自分の下着を着用することを認めた。
【スポンサーリンク】