生徒にとって、先生の存在は非常に重要。
良い先生に当たるかどうかで、その生徒の学生生活が、良い経験になるかも決まる、と言っても過言ではない。
しかし、今の世の中、良い先生ばかりではないのが現実。
マトモでない先生も、それほど珍しい存在ではない。
今回は、海外で実在した、ヤバい教師たちをご紹介しよう。
〈originally posted on March 22,2015〉
1 「詰め込み」教師
生徒に知識を詰め込む教師ならそれほど問題は無いが、ケンタッキー州のとある小学校には、とんでもないものを詰め込んだ教師がいた。
サンドラ・ベイカーさんの9歳の息子、クリストファーには、自閉症の傾向が見られたので、学校生活においては特別な配慮が必要だった。
にもかかわらず、この学校のある教師は、彼を「ダッフルバッグ」の中に詰め込んでキッチリとファスナーを閉めて廊下に放置しておいたのだ。
学校を訪れたベイカーさんが、たまたまこのバッグを見つけ、中から助けを求める声がするので開けてみると、自分の息子が出てきたというわけ。
学校側は、教師の指示に従わなかったことに対する「教育」の一環であると主張しているが、この驚愕の事実は市民の怒りをも爆発させ、この教師の解雇を求める署名がこれまでに18000件以上も集まっているそうだ。
2 「暗殺」教師
アラバマ州バーミンガムで幾何学を教えていたグレゴリー・ハリソンは、生徒たちに「角度」について教える際、ある物騒なシチュエーションを設定して説明していた。
そのシチュエーションとは、スナイパーがオバマ大統領暗殺を試みる、というもの。
スナイパーがこの位置で、オバマ大統領がここなら、ライフルの銃口をこの角度にすれば…てな具合に教えていたと思われる。
本人は恐らく軽い冗談のつもりだったのだろう。
ところが、この悪ふざけは冗談では済まなかった。
何と彼は、FBIの捜査を受け、その後、この学校を辞めさせられるハメになったのだ。
3 「殺戮宣言」教師
ニュージャージー州カムデン郡の高校で数学教師をしていたシンシア・ラムジーは、あるとき、他の教員の前でとんでもない宣言をしてしまった。
「あと10日しか生きられないとしたら、黒人を全員殺してやるわ」
この凄まじい人種差別発言は、その場にいた生徒数名の耳にも入ってしまい、大問題となった。
学校側は事実関係を確かめるべく、すぐに調査を開始。
地元警察も介入した本格的な調査ではあったが、結果的にシンシアは数日の自宅謹慎のみですぐに現場復帰となった。
4 「ウサギ恐怖症」教師
ドイツのフェヒタにある高校でドイツ語を教えていた女性教師は、ある特殊な恐怖症を患っていた。
ウサギ恐怖症である。
彼女は、本物のウサギを見るだけでなく、絵に描かれたウサギや、場合によっては「ウサギ」という言葉を聞くだけでも恐怖を感じるというのだ。
ある生徒がふざけて黒板にウサギの絵を描いていたとき、彼女は、教室に入って黒板を見た瞬間、悲鳴を上げて逃げて行ったそうである。
驚くべきは、そういった生徒の悪ふざけに対して、この先生はキッチリと「裁判」で闘ってきているのだ。
これまでに2度、自分の恐怖症についてバカにした生徒を「名誉毀損」で訴えており、そのうちの一つでは和解が成立している。
しかし、保護者の間からは、彼女の恐怖症については周知の事実なのに、それをわざわざ名誉毀損で訴えるのはどうか、という声も上がっているらしい。