今年の3月に『あつまれ どうぶつの森』が発売されてから、堅調な売れ行きだったニンテンドースイッチの人気に、さらに拍車がかかりました。
現在でもその人気は衰える気配が無く、Amazon等のネット通販サイトでは、正規の価格で入手するのは極めて困難です。
そんな絶好調のスイッチですが、このゲーム機の最大の特徴である、据え置き機としての「TVモード」と携帯機としての「携帯モード」を容易に切り替えられるハイブリッド性を、無駄であると断言している人がいます。
一体なぜ無駄なのでしょうか……。
「ハイブリッドの意味が分からん」
それが、権威的なゲーム・アナリストであるマイケル・パクターという人物。
スイッチに対する彼の分析は至って明快です。
任天堂は、ハイブリッドのゲーム機を諦めて、携帯機のみで勝負するべきだ、としています。
彼の推測によれば、2つのモードを両方とも活用しているゲーマーは、全体の20%程度に過ぎず、残りの80%は、もっぱら携帯機として使用しているはず、とのこと。
よって、TVモードは実質的には不要であり、彼は、「ハイブリッドにしている意味が分からん」とも言い切っています。
また、「任天堂はそれほど賢い企業ではない」ので、携帯機のみの製造に路線変更する可能性が低いとも。
任天堂にしてみれば、散々な言われようですが、彼の言うように、スイッチのハイブリッド性は、要らないものなのか。
スイッチと積みゲー
変な考え方ですが、スイッチのハイブリッド性と、積みゲー状態は、何となく似ています。
購入したものの、遊ぶ時間が無く、部屋の片隅に積まれたままのパッケージ版、或いは、ライブラリに登録されたままのダウンロード版。
これら積みゲーの多くは、おそらく殆どの場合、半永久的にプレイされることはありません。
いつまでも、積まれたままです。
では、積みゲーは全く無価値なものかと言えば、そうではありません。
今すぐに遊ぶことはなくても、将来的に、何かのきっかけで遊ぼうと思えば、遊ぶことはできる。
このポテンシャルこそが大事なのです。
スイッチのハイブリッド性も同じようなもの。
普段は携帯モードだけしか使わなくても、たまたまあるゲームを遊んでいるとき、「このゲームだけは大画面でプレイしたい」と思えば、それがすぐに実現できる。
逆に、いつもTVモードでしか遊ばない人でも、年に数回の小旅行に本体を持っていくことができる。
こういう潜在能力が、ハイブリッド性の魅力であると捉えることも可能です。
別に、ハイブリッド性があるから、日常的に2つのモードを切り替えながら使わねばならないということも無いでしょう。
イザというときに切り替えられる、という点がイイのです。
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で、「New Switch」はいつ出るの?
とりあえず、スイッチのハイブリッド性は、今のままでいいとして、次世代のスイッチは一体いつ出るのか。
今のニンテンドースイッチの性能を向上させた、「Switch Pro」あるいは「New Switch」なるものが発表される、という噂は、かなり前からありました。
ただ、あくまで噂だけであり、任天堂からは何のアナウンスも無い状態が続いています。
しかしここ最近になって、またもや「Switch Pro」の情報が、ネット上に出回り始めています。
それによると、来年3月、『モンスタハンター ライズ』の発売に合わせる形で、新型スイッチも発売される可能性が高いのだとか。
この予想が当たっているとすれば、今からニンテンドースイッチを買おうと思っている人は、年が明けて何らかの発表があるかどうかを確かめてからにした方がいいかも知れません。