日本が世界に誇るゲームキャラといえば、やっぱりマリオ。
2020年には、スーパーマリオ誕生35周年を記念して、各種のキャンペーンが行われた。
35年もの間、現役バリバリで活躍し続けるキャラクターという意味では、ディズニーのミッキーマウスを超えていると言っていいかもしれない。
しかし、幅広い世代に愛されるこの配管工のおじさんには、意外な側面があるのをご存じだろうか……。
〈originally posted on October 30,2014〉
1 マリオシリーズの原点は(ある意味)『ポパイ』
マリオシリーズの1作目といえば『ドンキーコング』。
しかしこのゲーム、実はもともとは、アメリカの国民的アニメである『ポパイ』をモチーフにした作品になるはずだったとされている。
それが実現不可能となり、『ドンキーコング』が生まれたのだ。
考えてみれば、『ポパイ』に出てくる各キャラクターであるポパイ、オリーブ、ブルートなどは、『ドンキーコング』のマリオ、レディ(ポリーン)、ドンキーコングに見事に対応している。
毎度毎度、敵にさらわれるヒロインは、オリーブそっくりの設定だ。
ただし、これは任天堂が公式に発表している事実ではないので、異説もある。
2 「パワーアップキノコ」は実在する
ウソのようだが、これも「ある意味」本当の話。
学術名を”Fly Agaric Mashroom“というハラタケ科の毒キノコが存在するのだが、このキノコの見た目がまるで「パワーアップキノコ」のようで、赤い傘に白い斑点があるのだ。
さらに驚きなのは、この毒キノコを食べると、物が実際より大きくなったり小さくなったりして見えるというから、まさにパワーアップキノコそのもの。
3 「マリオ」という名前の由来
マリオは、初期の段階では「ジャンプマン」という名前で呼ばれており、職業も、現在の配管工という設定ではなく、「大工」だった。
では、何故「マリオ」とうい名前に変えられたのか。
『ドンキーコング』の開発中だった当時、任天堂はマリオ・セガーリという実業家から倉庫を借りていたのだが、賃料不払いが長引いてセガーリ氏を怒らせてしまい、その謝罪の意味を込めて、自社の看板タイトルとなるべきゲームの主人公に「マリオ」と名付けたのだとか。
ただ、これに関しては任天堂側もセガーリ氏側も明言を避けているので、真相は不明である。
4 初期のマリオは銃を撃っていた
敵を銃で撃つというのは、敵を踏んづけて倒すのを基本とする今のマリオからは想像できない攻撃手段。
しかし、ボツになった企画書では、横スクロールシューティングのステージがあって、マリオは、ジェットパックで空を飛び、銃を撃っていたそうだ。
…実現しなくて良かったかもしれない。
5 マリオが悪役になっているゲームがある
これは、1982年に発売された『ドンキーコングJr.』である。
マリオによって檻に閉じ込められたコングを助けるゲームで、助けるのは息子のコングJr.。
マリオが悪役になっているのは、今のところ、この1作のみである。
この先、悪役のマリオが登場するゲームが作られることは……多分無いだろう。
6 マリオは大量殺人者?
『スーパーマリオ』シリーズの1作目である『スーパーマリオ・ブラザーズ』の説明書には、キノコ王国の住民は魔法でブロックに姿を変えられたと書かれてある。
ということは、マリオがジャンプしてブロックを壊す度に……。
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