仕事熱心すぎて異常な行動に出た人々3選

仕事を始めたばかりの頃は、それなりの情熱を抱いていたのに、次第にそれが失われていき、今となっては、ほとんど機械的に作業を進める日々。

そういう人は少なくないはず。

仕事に対する情熱が無くても、仕事はこなせます。

しかし、情熱があるなら、それに越したことは無いでしょう。

ただ、仕事に対して、あまりに熱意を抱きすぎるのも、少々危険かも知れません。

自分の健康を犠牲にしてまで働いてしまうという危険もありますが、場合によっては、それとは次元の違う危険もあるのです。

(アイキャッチ画像:skeeze / Pixabay)

1 仕事を続けるために放火魔になった消防士

消防士Military_Material / Pixabay

ウェールズのナイトンという町には、地域住民のために尽力したいと願う、ある真面目な男性がいました。

彼の名は、リチャード・ノートン。

炎よりも熱い魂を持つ、消防士です。

しかし、勤務してから7年が過ぎた2013年、彼の生きがいが奪われかねない危機が訪れます。

火事の発生件数が少ないため、ノートンの勤める消防署が、閉鎖される可能性が出てきたのです。

そこで、彼は一計を案じました。

火事が少ないというのなら、火事を起こせばよい

そう考えたノートンは、町の中にある、廃棄物用のコンテナに放火。

すぐにその場を離れ、しばらくしてから舞い戻り、誰かが消防署に通報したことを確認していたのです。

一週間後には、別の場所で、またもやコンテナに放火。

どちらの火災も、すぐに火は消し止められ、被害者は出ていません。

しかし、火を放つノートンの姿は、監視カメラにバッチリ映っていました。

これが動かぬ証拠となり、その後の裁判で、彼は12ヶ月の社会奉仕活動などを命じられることに。

当然ながら、コンテナに与えた損害も賠償せねばなりませんでした。

消防士を続けたいがために放火魔となったノートンは、結局、自ら退職するという道を選択したのです。

2 スタッフからモップを奪って掃除を始める通りすがり

モップstevepb / Pixabay

次にご紹介するのは、自分の仕事ではなく、赤の他人の仕事に対して気合を入れすぎてしまった変な男です。

2014年、米国ブリストルにある「ダブル・ツリー・ホテル」で、モップを持った女性従業員が床の拭き掃除をしているところに、ジョン・ソーントン(30)という男が出くわしました。

従業員が掃除している、というのはごく普通の光景ですが、ソーントンは、その従業員の仕事ぶりに納得がいかなかったのです。

彼は、いきなりモップを取り上げると、それで床を、狂ったように力強く拭き始めました。

床掃除ってのはこうやるんだゼ!と言わんばかりに、荒々しくモップを動かし、その勢いで、従業員の靴まで拭き始めたとか。

さらに、従業員に背を向けると、彼女に向かってズンズンと後退し、隅に追いやるという謎めいた行動も。

こんな気味の悪い男がテンションアゲアゲで掃除していたら、警察がやって来るのは当然でしょう。

警察が到着したとき、従業員は震えながら泣いていたそうです。

3 理想的な仕事をするために患者を殺す看護師

医師tomwieden / Pixabay

米国ニューヨーク州ロングアイランドで生まれたリチャード・アンジェロは、幼い頃から正義感が強く、常に人の役に立ちたいと考えていました。

高校を卒業し、医療の現場で働きたくなった彼は、スクールに通って必要な知識を身につけた後、地元の病院に看護師として就職。

仕事に対して熱心で誠実な彼の態度は、周りの医師たちからも高く評価されることに。

アンジェロにとって看護師は正に天職だったと言えそうですが、そこには一つの罠がありました。

彼の評判が良くなっていく一方、どういうわけか謎の死を遂げる何人もの患者。

患者たちを死に追いやっていたのは、アンジェロです。

彼は、患者に対して真実を隠しつつ、麻痺効果のある薬物を注射していました。

注射ds_30 / Pixabay

注射された患者は、程なくして具合が悪くなり、治療のために医師が病室に駆けつけます。

その際、アンジェロは、患者の命を救うために全力で医師と協働

無事に患者が回復すると、医師だけでなく、アンジェロによって殺されかけた患者本人までもが、そうとは知らずに彼に感謝していたのです。

そして、これこそが、アンジェロの目的でした。

患者の命を救うことで感謝されたいという思いが、いびつな形で肥大化し、患者を救うために患者を危険にさらすという異常な行為を繰り返していたのです。

数ヶ月間で、アンジェロが薬物を注射した患者は、全部で37人

そのうち、命が助かった人は数えるほどでした。

1987年10月11日、例によってアンジェロが患者に注射していたとき、その患者が目を覚まし、すぐにナースコールで助けを要請。

患者が投与された薬物の成分が、医師によって調べられ、それにより、遂にアンジェロの犯行が明らかになりました。

その後、彼は逮捕され、裁判で有罪が確定

57歳のアンジェロは、現在も服役中です。

逮捕されたとき、犯行の動機を尋ねられたアンジェロは、何の能力も自信も無い自分が、人から感謝されるヒーローになるためにやった、という趣旨の発言をしたとか。

人から感謝されたいという思いは間違ってはいないですが、そのために彼がとった行動は、単なる殺人です。

【スポンサーリンク】